注記の無い限り、発言は鈴木氏のオフィシャルブログ「
ムネオ日記」のもの。
2022-02-22 18:23:33
《〔前略〕
ロシアはウクライナの東部2共和国を承認をした。ミンスク合意が守られていない現状を見る時、プーチン大統領は戦争を避けるため承認したと受け止める。
このことを政治家、メディア、官僚はどこまで頭に入っているであろうか。
アメリカはウクライナの首都キエフに侵攻すると挑発しているが、東部2共和国の承認により、ロシアがキエフに侵攻することはないと私は思う。
懸念することはウクライナの軍が、この東部2カ国を攻撃した際、ロシア人の保護のためロシア軍が動く可能性があることだ。
2014年9月5日のミンスク合意を頭に入れず、この合意を破ったのはどちらなのか。冷静に考えるべきだ。
さかのぼれば東西冷戦の終結後、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大はなしと約束したにもかかわらず、約束を破ったのはどこか。
歴史の正しい事実を踏まえて日本は対応しなくてはならない。》
2022-02-24 21:05:24
《アメリカバイデン大統領は、ロシアがウクライナ東部のドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の独立を承認し、ロシアが両国の要請により派兵を決めたことに「侵攻の始まり」と述べている。
1月中旬からアメリカはロシアのウクライナ侵攻が今でも明日にもあると言ってきた。挑発していたのではないか。
2014年の「ミンスク議定書」、2015年の「第二ミンスク合意」をプーチン大統領が破ったと欧米諸国は激しく非難するが、2019年ゼレンスキー大統領になってこのミンスク合意を拒否きょひしてきたのが事実ではないか。
フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相が「第二ミンスク合意」をもとに、ロシアとウクライナの仲介ちゅうかいをしようとし、プーチン大統領はミンスク合意による解決に同意したが、ゼレンスキー大統領は回答をしなかったことが今回の問題の発端である。
メディアが一方的に、一面的にしか見ていないことは公正ではない。
アメリカやイギリスが今後キエフはもとより、全ウクライナにロシアが侵攻すると情報戦を仕掛けているが、プーチン大統領、ラブロフ外相はその意図はないと言っている。
正しくない情報が混乱に拍車をかけることがあってはならないと強く指摘したい。ここは冷静に見て行きたいと思っている。
ウクライナ問題につき、ひでおさん、tokoton山の男さん、チョモ・ラン・マーさん、森田憲治さん、しんいちさん、takaさん、Mitsuさん、コメント有難うございます。参考になります。
皆さんの賢明な声をしっかり受け止めて参ります。》
2022-02-25 18:36:21
《ウクライナ情勢が新たな展開となった。ロシアがピンポイントでウクライナの軍事施設を攻撃したと報道されている。
24日、プーチン大統領は国民向けの演説で「ウクライナ政治を非軍事化及び非ナチス化をめざす」と述べ、ドンバス地域ではジェノサイド(大量殺戮さつりく)が起きているとも指摘している。
更に自国民を守るためであり「ウクライナの占領は考えていない」と明らかにしている。
ロシアが何故行動を起こしたか。昨年10月23日ゼレンスキーが火遊びのごとく自爆ドローンを親ロ派地域に飛ばし緊張関係を作った。
プーチン大統領はNATO(北大西洋条約機構)の不拡大確約を求めたが、アメリカは真剣に受け止めたであろうか。
自制と対話が必要な時、耳を貸さない、話し合いに乗ってこないとするとロシアとしての価値観が働いてしまう。
ロシアの主権侵害を認めるものではないが、ウクライナはじめ米欧の国々がどこまで話し合いの重要性を考えていたのだろうか。ここ2カ月、挑発と脅しの話が中心ではなかったか。今必要なのは対話である。
日本政府は今こそロシアとの対話を絶やさないことが国益の観点から大事であることを考えるべきだ。
16時から2月大地塾。「ウクライナ情勢について」佐藤優さんよりお話を戴く。メディアに報じられない佐藤さんならではのお話しと分析で、極めてタイミングの良い勉強会となった。
民主主義社会でいろいろな考え、受け止めはあっても良いが、外交は積み重ねであり、事実に基づき相手がある限り信用が必要である。
この基本だけはしっかり頭に入れておきたいものだ。》
2022-02-26 17:08:58
《 昨夜の報道番組を見ているとウクライナのゼレンスキー大統領がロシアのプーチン大統領に対して「話し合いの席に着きましょう」と呼びかけている映像が入って来た。
今頃言うのではなく、何故もっと早く言わなかったのか、実行しなかったのかと腹立たしい限りだ。
紛争、戦争でいつも目にするのは、子供や女性、弱い立場にある人の悲しい光景である。
ゼレンスキーが大統領になってからミンスク合意、停戦合意を履行しなかったことが今日の事態を招いている。
3年前から誠意を持って話し合いをすればロシアが動くことはなかった。いわんや10月23日、自爆ドローンを飛ばしたことが緊張関係を増大させた。
一方的にロシアを批判する前に、民主主義、自由主義は約束を守るが基本である。
その約束を守らなかったのはどの国で、誰かを何故メディアは報じないのか。公正、公平を言葉にするなら事実関係を広く知らせることも重要ではないか。
ロシア側も話し合いには応じる姿勢を示している。一日も、いや一刻も早くロシアとウクライナは話し合いをし、事を鎮めることを願ってやまない。
〔後略〕》
2022-03-13 17:10:58
《北海道に来ているとウクライナ問題で「北方領土交渉どうなるのでしょうか」「サケ・マス、貝殻島昆布漁、安全操業等、水産交渉はどうなってしまうのでしょうか」「コロナで2年間止まっているビザなし交流、墓参は今年も出来ないのでしょうか」「北方領土問題、平和条約交渉は国益ではないんでしょうか」と言った切実な話を聞かされる。
力による国家主権の侵害はあってはならないとして、日本政府はG7との連携をもとに経済制裁、おまけに個人制裁をかけた。
ロシアは日本を非友好国のリストに入れた。日本から「お前とは付き合わない」とカードを切ってしまったので、当然相手側からも「それならば結構だ。俺も付き合う気持ちはない」という答えになってしまう。
力による国家主権の侵害、領土変更は認められないが、そこに至るまでの経緯を冷静に見る時、相方に責任があることも合わせて話している。
喧嘩両成敗という言葉があるが、先に手を出した方が悪いのは当然である。同時にその原因を作った側もそれなりに責任を負わされるのが社会の常であることも話す。
ヨーロッパにおいて、国境線がたびたび変わっており、それは歴史が証明している。
報道を見ていると一方の情報だけが強調されている面があり、その方向に誘導されてしまい、私自身もそんな思いに引きずられる。
20年前、私が受けた「ムネオバッシング」を想い出しながら、何を持って公正、公平か冷静に分析して参りたい。
〔後略〕》