蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

我が家の庭にりんごの花が咲いた!

2006-05-09 00:11:40 | 田舎暮らし賛歌
 5月8日(月)晴れ。暖、日中は24度か。

 数年前、この土地を譲ってもらって直ぐに、りんごの苗木を6本、桃の苗木を2本ほど買ってきて植えた。

 俗に桃栗三年柿8年というが、全くそのとおりで桃は三年なるかならないかで花を沢山つけ、小さくはあるけれど結構美味しい実を付けた。

 それに反してりんごは思いのほか成長が遅い。そして病虫害に意外と弱いらしく一本枯れ、また一本枯れして、ついにこの冬を越したのはたった二本だけになってしまった。

 もう、これはだめかと諦めかけていたところ、今年珍しく花芽をつけ、先日、実に可憐な花を咲かせてくれた。リンゴの花を間近くに見るのはこれが始めてのような気がする。

 そして、リンゴは何故か、人をロマンチックな夢に誘うのか、りんごを歌った歌は多い。私の心のうちにも「リンゴの花ほころび、川面に霞み立つ。…」とロシア民謡の一節がすぐに浮かんでくる。
 
 今から、40年ほど前、新宿や渋谷の歌声喫茶で皆で知らない同士ながらアコーディオンの伴奏で歌ったのが懐かしい。

 そういえば、最近また、私たちの同世代の人々が、昔を懐かしみ歌声喫茶店が復活しているとか…。

 今度、上京したらちょっと覗いてみようかなと思うのである。






 下の写真は、庭続きの雑木林を少し入ったところに咲いていたミツバツツジ。薄いピンクに淡い紫が混じった花弁は爽やかで美しい。東京の店頭に並ぶと一株一万円以上もするとか。先日、遊びに来た植木や花の好きな娘が言っていた。この辺の雑木林の中にはいっぱい咲いているというのに。それにしても花の盛りは過ぎたようだ。



 下の写真、中ほどに見える杭状のものは、赤松の丸太である。あと5ヶ月もすれば、またストーヴの出番である。そのための薪材を今から確保しておくのである。