蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

STAP細胞、小保方さん記者会見―平成のジャンヌ・ダルク!?―

2014-04-10 00:43:41 | 時事所感
4月9日(水)晴れ。暖。

 標高640mの我が家の庭先。やっと春めいている。辛夷の花、三つ葉つつじ、桃の花と実に嬉しい。
 そんな庭先の畑にジャガイモの植え付け…。今日、一日で40株余りを終えるつもりが、午後1時からの、STAP細胞、小保方さん記者会見。
 畑作業着のまま居間にあがってTVに釘つけになってしまった。

 渦中の人、小保方さん。この前の輝かしい世紀の発見報道の際のふくよかな頬は、心なしかそげおちてみえた。

 だが、対応自体は正々堂々、実に立派だと思った。この間の一連の経過を視聴していて、ふとこれって、平成のジャンヌ・ダルク!?ではと連想した。
 理研という研究者の世界での巨大組織。そこに蟠踞するノーベル賞受賞者をトップに海千山千の頭脳明晰な研究者エリート。

 自分たちにとって、これは使えそうだと思った時は、さんざんお飾りして祭り上げておいて、ひとたび旗色が悪くなると、たちまちまさに君子豹変。
 今の今まで担ぎに担いできたお姫様をかくも無残にポイ捨てだ。

 特に目に余る無責任身勝手男は直属上司とかのS氏だ。
 可愛い、可愛いと「僕のシンデレラ…」とかいっておきながら、今や自分だけは大親分の裾に潜り込んでか、知らん顔だ。

 ノーベル賞受賞者の大親分も、先輩科学者なら、若い将来ある後輩を本来なら未熟ながらもと庇うのがその功成り名を遂げたお方の役割ではないのか…。
 それがばっさり一刀両断だ。

 ところで小保方さんは問題のSTAP細胞の作成に200回も成功しているという。第三者も一人、成功していると明言した。
 よもやこの言葉に嘘はあるまいと信じたい。
 でなければ、この騒ぎは一体なんだったのかなろう…。

 ところで、その問題のSTAP細胞がでできたら、今回、未熟だとか何とか一刀両断したエリート学者方々は今度はどんなお言葉を口にされることだろうか…。
 そうなったらそうなったで、たちまち得意中の得意芸、君子豹変の再演をみせていただくこととなるのだろうか…。

 こんなことを書いていたら、明日発売の週刊文春の予告。
「小保方晴子さんと理研上司の「失楽園」▼理研職員は知っている直属上司 笹井芳樹氏と高級ホテル密会 とあった。

 もし、それが事実としたところで、所詮、男と女、同じ道の研究者、師弟の関係であれば、よくある話ではないか…。
 学者とて人間。大人同士。いいではないか…。
 だが、男として、一度愛した女を都合がわるくなったら捨てて逃げるような男は最低の屑男とではないか…。

 こんな場合、どんなことがあっても地位も名誉も捨てても女を庇うのが、男ではないのか…と、山家の隠居は思うのだが…

 はてさて、明日もまた日中は、好い天気とか…。今日の残りのジャガイモを先ずは植えるとするか…。春の嵐はまだまだ続きそうではあるが…。