蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

都知事選圧勝、小池旋風!の快

2016-08-07 00:14:53 | 時事所感
8月6日(土)
 朝からリオ、オリンピック開会式をTVで視聴する。選手村やなにやかや不備を伝えられる中での開会式セレモニー。

アマゾンの急激な森林破壊が問題視される中で、入場する選手一人ひとりが、胸ポケットから取り出した種を角柱に吊るされた小さなポットに一つひとつそっと入れていく。
一体これは何?と見ていると、選手団の入場が終わったところで角柱が会場中央に運ばれ、一瞬のうちにそれぞれのポットから緑の苗木が芽吹きそれは緑の五輪マークとなり森となる。森林再生への強い願いが感じられて嬉しかった。
 聖火が点火されそれが輝く太陽に転化する様も見事だった。

 そして、17日後の閉会式を思った。次期開催都市東京のホストとして、オリンピック旗を小池芯都知事が引き継ぐのだ。

 演出上手の小池知事はその時、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか…。小池カラーの淡いグリーンの和服姿か…。
パンダお目目をくりくりさせての流暢な気のきいた英語でのメッセイジ。万雷の拍手…。世界に冠たる大東京都の女性大統領!

 これは、とても内田ドン傀儡候補の増田氏、よれよれ色惚け耄碌候補の鳥越氏、いわんや直前まで往生際悪く涙声で私をリオだけには旗取りに行かせてくれと懇願し続けた舛添禿げ鼠閣下のおよぶところではないだろう。

 そして昨日、このたびはしなくもいきなり白日の下にひっぱりだされた都議会の魑魅魍魎一味のお頭一党悉く辞任の一幕。
 これだけでも、小池旋風効果は十分あったのでは…。
 勝てば官軍。安倍総理はにこやかに「このたびは一本取られた」と小池女史の手を握った。

 さらには、もう、これからの政治の流れ。政党の時代ではないのではないか…。自民党でもはては共産党でも、党のお偉方の言うことを、はいはいそうですかとおとなしく聴く時代は、すぎつつあるということではないか…。
 これからは、政治家は良くも悪くもその個性のいかんがこれまで以上に勝負どころとなるのではないか…。

初の女性都知事 小池百合子さん 当選おめでとう!

2016-08-01 00:31:24 | 時事所感
2016.7.31(日)
 夜、8時、NHK総合。つけた瞬間小池候補の当確を報じた。カメラは小池選対事務所を映す。ほどなく小池さんが姿をも見せた。はやくもきれいにメークされた顔には、この間の真夏の最中の選挙戦の疲労のかけらも窺えない。
 新都知事のオーラーさえ感じられた。よかった!
 当選祝いの恒例の万歳三唱。終わって早速の共同記者会見。矢継ぎ早の質問によどみなく的確に答えていく。

 山家の隠居に一票はなかったが、この間どうなるか毎日に報道記事を注目していた。
 選挙期間中は、冒頭、都議会を解散すると言っていた勇ましい闘争宣言も、お互いに都民に選ばれた立場。都民のためにどうするのがいいのかと云う点で一致していけるとトーンダウンした。このあたりさすが海千山千の政治家だ。頼もしいではないか。
 とにかく、江戸が東京となってその首都の首長に女性が選挙で選ばれてなったことは、歴史的快挙でないか。

 これで先の参院選のつまらなさがいく分癒された気分になった。
 ところで、今回のこの歴史的快挙は先に週刊文春の舛添前都知事糾弾報道がなければありえなかったのだ。

 しかもその第二弾か、第三弾の野党4党共同候補の鳥越氏の女性スキャンダル報道も大いに効果的だった。一見、これまで格好良いことを言ってきた男の鉄面皮の化けの皮が白日の下にさらされたのだ。

 ここにおいて、大手マスメディアのなんという無力、無責任なことかと、改めて思い知らされた。
 私は、今まで立ち読みですませてきた週刊文春を毎号、乏しい小遣いの中から買うことにした。

 そして明日から固唾をのんで見守りたいのは、今週の週刊文春が、特集で報じた都議会のドン、内田都議に新都知事がどう対応していくかである。
 小池氏が自民党都連の推薦をうけられなかったのも、小池氏が相手ではさすがのドンも手に余る相手だったからではないか。

 もし自民公明両党推薦の増田氏が当選していたら、新知事は、内田ドンの走り使いに堕していたのではないか、と想像してみるのは我が鈍筆の走りすぎだろか…。