蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

衆院選終わる。自民党の圧勝!これでいよいよ憲法改正だ!

2014-12-16 00:13:26 | 時事所感
12月15日(月)晴れ。寒気強し。

 第47回衆院選が終わった。自民党の圧勝!これで安倍首相は、早速、祖父、岸信介元首相の墓前に額づき、いよいよ念願の憲法改正の達成に向けて日の丸鉢巻を締めなおすことだろう。

 ただ、そのためには、平成28年7月25日に満了する参院選に自民・公明で合わせて現有改選議席58を85以上に伸ばす必要がある。

 これは、今回の獲得比率から計算する81を4以上うわまらなければならない。改憲の可否はここにかかってくるのではないか。

 そして、もう一つのハードルは、公明党がどこまで自民党の改憲案についていくかである。

 さらには、次回参院選までの1年半の間に、アベノミクスの成果いかんだ。
 それまでに国民一般の生活実感が一向に上向かなければ、今回のような圧勝は夢のまた夢と化すのではないだろうか…。

 一方、野党は、民主と維新がどこまで歩み寄れるかにかかっているようだ。
今は、水と油のような両党がどこまでお互いに妥協していけるかだ。

 幸い、民主党の海江田代表は落選して代表を辞任した。
 海江田代表では、中古のラジオのようなイメージしかなかった。
これを機会に、馬渕議員のような清新な感じのする代表が選出されればと願いたい。

 ところで我が山梨1区は民主党候補が僅か1000票余りの僅差で自民党候補を破った。
 夫婦で2票を投じた結果がせめてもの今回の選挙の救いだった。

 民主党よ、頑張れ!安倍首相の6年間の臥薪嘗胆に少しは学んでもらいたいものと切に願う。
 そのためには何としても、労組を説得して、維新との連携に本気になってもらいたいものだ。


衆院選、自民一人勝ちでいいのか!?―民主党を叩き起こそう!

2014-12-12 18:41:36 | 時事所感
 12月12日(金)曇、寒気強し。気温3℃

 衆院選、投票決戦、明後日14日(日)だ。我が八ヶ岳山麓は今夜半から大雪の予想。投票率が気になる。

 そして気がかりは、開票結果だ。
 メディアの予想どおり、自民単独三分の二獲得なるかどうか?

 もし、そうなったら、これから先の日本、とんでもないことになりはしないか?

 特別秘密保護法も昨日から施行された。
 個人情報保護法とあいまって今後ますます、政府、行政は自分たちに都合の悪い情報は全てこれらの法律を楯にガードを固くしてくるだろう。
 「民は依らしむべし、知らしむべからず!」が天下の王道となるのだ。
 予党、政府、官僚のやりたい放題国家になるのだ。

 そして無垢でおとなしい仔羊のような日本国民は、彼らの都合の好い鉄砲玉となってお国のために、自民党、大企業、官僚のための捨て駒となって散華するのだ。

 こんなことを云うと、それなら民主党の三年三ヵ月は何の様だったというのだろう。

 だが、では、戦後半世紀以上の自民党は、この国をどうしたか。年金問題をでたらめにして、国民に年金不信をもたらしたのは一体誰だ?

 アメリカのいうがままになってグローバル経済の蔓延のなか、企業はこの国から出ていいって国民の働く場は半分になったではないか?

 農業は、爺さんばあさんまかせ。若い営農者が参入できる仕組みづくりは皆無。
 漁業も同様だ。
 高齢者の特別養護老人ホーム入りの待機者が溢れかえる現状の中で、介護従事者の待遇は一向によくならない。

 そこへ持ってきての日銀の円札ばら撒き。株価の吊り上げ。見てくれだけのアベノミクス。
 これでもまだ自民党にすがりつこうというのか?

  安倍総理の究極の念願は唯一、憲法改正、大日本帝国憲法の再生だ。そしてこの国をアジアに冠たる大日本帝国として中国、韓国を再び睥睨することにあるのではないか。
 そして何よりも尊敬敬愛してやまない祖父、岸信介元首相のA級戦犯の汚名を一日も早く雪ぎ名誉回復させることにあるのではないか?
 
 こんな懸念、悪夢を少しでも払拭するためには、今一度、民主党に1票でも多く投じてみることではないか?

 民主党の議員だって、心あれば、今度こそはとその失政を深く反省し期するところもあるのではないか?
 私は、そこに明日の望みをたくしたい。

嗚呼、虚しい衆議院議員選挙!―予党自公圧勝の悪夢―

2014-12-10 23:24:18 | 時事所感
12月10日(水)晴天なれど、寒気強き一日。
  
 このところ、近年にない寒気が続く12月初旬が終わり、14日(日)の衆院選投票日が迫る。
 メディアは、有権者は、与野党伯仲の構成を望むとしながらも、結果は予党自公で三分の二を越す勢いと報じる。

この矛盾、一体、どう理解したらいいのだろうか…。

 安倍総理の高笑いが聞こえる。これで、後4年間、心置きなくやりたいことがやれる。いよいよデフレ脱却の一枚看板の布を剥ぎ取って、念願の自主憲法制定へと大きくふみだすのではないか。
 そしてその先の夢は、尊敬・敬愛してやまない祖父岸信介元首相の戦犯の汚名を雪ぎさることではないのか。

 それにしても、野党の乱立。一つに纏まれない情けなさ。俺が俺がの天上天下唯我独尊お坊ちゃま集団。
 こんなことでは、いつまでたってもこの国は劣化国家への道をひた走りと云うことではないか。

 こんな私は、それでも先日期日前投票にでかけて、民主党候補と民主党に1票を投じてきた。
 民主党が、先の失政からどう立ち直ろうとするのか一向に見えてはこない。ではだからと言ってこれはと云う党はなお見つからない。 
 そこでせめても民主党にもう少し勢いをつけて、元気に立ち直るきっかけを見せて欲しいからだ。

 年金原資を、8%から24%も株式運用に投じて、株価を吊り上げ、アベノミクスの旗振りに狂じる
ような無責任与党にどうしてこれから先の政権をまかせられようか。

 国民は大企業のおこぼれをおとなしく待てというような、国民を愚弄した経済政策を一層進めようとする、大企業お雇い政党自民党にどうして、私たちの子や孫の生活を任せられようか。

 時代遅れの国民国家至上主義の自主憲法制定を目指す予党、自民党。
 もう一度、軍備増強、アジアの盟主にでもなろうというのだろうか。
 皆様の可愛い子や孫は、またぞろ愛国心の旗の下に、駆集められ、鉄砲玉の消耗品として供されることを心配なさらないのだろうか…。