蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

北朝鮮、金王朝“金正恩”の破滅!?(その3)

2013-04-17 23:57:14 | 時事所感
4月17日(水)晴れ。暖。

 北朝鮮、次は、何時、何をやるのか? このところ、朝起きると気になるのはこのことだ。“金正恩”閣下は、一体どうなっているのだろうか…?。
 だが、日本のメディアはさっぱりだ。自ら情報を積極的に取ろうとする姿勢が全く伝わってこない。

 まるで対岸の火事をみているようだ。気がついてみれば、今の日本のメディアは、どの問題でもそうだ。原発でも、円高でも何でも後からの追っかけ報道だ。

 そんな中で、産経だけは、継続的に北朝鮮問題を報じているように思える。
 今日も、『金正男氏を担いで“傀儡政権”樹立 中国「正恩体制」崩壊後のシナリオ
』なる記事が目に止まった。

 この記事によれば、中国政府もついに北朝鮮“金正恩”の暴走に愛想をつかして、以前から、北朝鮮政権のあり方に疑問符を呈し、“金正恩”から刺客を差し向けられているという異母兄、“金正男”を担ぎ出して傀儡政権を樹立しようとの動きがでてきたという。
 遅きに失した感はあるものの、せめてもの救いのように思える。

 それにしても、北朝鮮の“独裁政権権力維持機構”は、見事というか凄いというほかないではないか。

 史上、国民を食うや食わずの状況に置いておいて、三代に渡りゆるぎなき独裁権力を振るうとは、いったいその統治機構はどうなっているのだろうか…。

 世に高名な政治学者は多々あれど、どなたもこの現代の眼前の隣国の政治権力・統治機構の秘密を明らかにしてくださる方のいらっしゃらない不思議さはどうだろうか…。

 密告と、粛清、それだけだろうか…。
 北朝鮮軍の功成り経験豊かな老将軍閣下連中は、30歳そこそこのお坊ちゃま独裁者の何に怯えて、ワンとも吠えられず尻尾もたてられないのだろうか…。

北朝鮮、金王朝“金正恩”の破滅!?(その2)

2013-04-15 18:50:10 | 時事所感
4月15日(月)快晴。初夏のような陽気。あちこちの山桜がきれいだ。

 今日、NHKTVの昼のニュースで北朝鮮の“金正恩”の動静を短く報じた。北朝鮮が金正恩の動静を報じるのは2週間振りとのこと。

 それは、金王朝初代、金日成主席の生誕百年を祝って、金日成と二代目、父親の金正日の遺体が永久保存されている平壌の錦繍山太陽宮殿を、15日未明に、軍幹部と訪れたという。
 アナウンサーがその記事を読み上げている背景に、1枚の静止画が画面に映し出された。

 中央に黒の私服に元帥を示すのかどうか賑やかな色彩の襟章一つを付けた金正恩が立ち、背後には、灰色っぽい空色の軍服に襟章を一杯付けた軍高官が整列していた。

 この写真を見た瞬間、私は、金正恩は、既に軍に軟禁されて、実権を奪われ単に傀儡にされているのではないかと感じた。

 金正恩が父親以上に尊敬する、初代、金日成の生誕百年を祝うのであれば、なぜ白昼堂々、文武百官を賑々しく引き連れて、メディアの放列の中を進まないのか?

 それとも、アメリカ軍の地下30mのコンクリート壕でも打ち抜くというピンポイント爆弾暗殺を危惧しての深夜の隠密行とせざるをえなかったのだろうか…。
 
 しかし、それであったとしても身近に文官らしき者の姿がただの一人も見えないというのは、これはどう見ても異常ではないのか…。

 そして、あれほど吠え立てていた、ミサイル発射音頭は、未だに幸いなことに沈黙したままである…。
 
 果たして、今後、どんな展開となるのだろうか…。

北朝鮮、金王朝“金正恩”の破滅!?

2013-04-12 23:07:48 | 時事所感
4月12日(金)晴れなれど寒気戻り花冷えの一日。

 北朝鮮のミサイル発射準備完了の恫喝。名指しで標的にされている日米両国。今か今かと固唾を呑まされての待ちぼうけの図。

 だが、私には、戦後60年の平和ボケのせいか、今一一向に危機感や緊迫感恐怖感がわいてこない。
 
 どうも、言葉だけの軍服姿のマスゲームとしての戦争ごっこのつもりにしかうけとめられない…。

 そして何よりも、一体、“金正恩”はこのこけおどかしの大芝居の幕をどうやっておろすのだろうか…。

 北朝鮮王、“金正恩”は、一体こんなことがいつまで続けられと思っているのか…。2300万、北朝鮮人民政府の政治指導者として、もはや正気の沙汰とは到底考えられない。

 一方、報道によれば、平壌市内に戒厳令が敷かれたり防空警報が発令されたりという措置はとられたりはしていないという。

 他方、北朝鮮は南北経済交流の象徴かつ窓口とも言うべきケソン工業団地のゲートを閉鎖し約5万3千人の北朝鮮従事者を引き上げてしまったという。これはまるで唯一の文字通り北朝鮮にとっては、ドル箱を自らどぶに捨てるような行為だ。
 
 このような、北朝鮮の計算の無い暴走に対して、後見役の中国は、万一に備えて、中韓国境に大軍を集結中とか…。
 
 北朝鮮は、唯一の頼みの綱ともいうべき中国の助言にも耳を貸さず、国境を閉じた中で何をやろうとするのか…。

 それは、いよいよここにきて、北朝鮮金王朝転覆のクーデター劇ではないか…。
 というのは、今や、北朝鮮軍の実権は、最強硬派の金英哲軍偵察総局長に掌握されといるともいう。

 ここは、いよいよ、金英哲が自分で対外強硬路線を主導演出しておきながら、ここにきて、それを全て“金正恩”の若さの暴走のせいにして、“金正恩”の指導によってこれ以上、北朝鮮を破滅の淵におとすことはできないことを、大義名分にして、一気にクーデターを起こし、“金正恩”を拘束して、自分たち一派がとって代わろうというのではないだろうか…。
 
 今や、若きお坊ちゃま三代目独裁者“金正恩”は、奸臣”金英哲”に好いように操られ、いつ捨てられるか風前の灯のマリオネットの木偶の坊でしかないのではないか…。