1月21日(水)曇り後、夜半雪。
昨日、深夜、1時~3時、NHK総合で第44代オバマ大統領の就任式実況中継を視た。
中継のためかアナウンサーや同時通訳の音声ばかりが耳について、200万も集まっているとう大群衆の歓声やドヨメキが直に伝わって来ずもどかしさを感じた。
そのせいか、昨年11月、大統領に選出が決まった瞬間のような興奮が伝わってこなかった。
とは言え、やはり、世界一の大国アメリカで黒人の大統領が初めて実現したという歴史的事実は凄いことだ。
就任演説聴いていても、選挙戦での聴くものを興奮させ、夢に誘うようなものとは、がらりと変えて、アメリカ建国以来の苦難にいかに先人たちが勇気と犠牲をもって打ち勝ってきたかに思いをいたさせ、今直面している様々な困難な局面に、一致団結して、世界中の敵対関係にある人々とも粘り強く話し合って打開し、未来の子孫にこのように今の私たちはやりぬいたのだと伝えていこうではないかという、国民を、現実に直面させ立ち向かう勇気を喚起しようとするものだった。
それは、前任者ブッシュ大統領との何と際立った世界観の違う全人類的な視野に立ったものだった。まさに夜郎自大アメリカとの決別宣言だった。
最近の世界の動きを見ていると、人類は本当に歴史的に進化していくのかと懐疑的にならざるを得なかった。
しかし、今回の世界一の大国に黒人大統領が選出された事実を前にすると、やはり、人類の歴史に明るい未来と理想の実現が期待できるのかなと思えてきた。
新大統領の演説からは、絶望的に思ってきた核廃絶にも、地球温暖化にも、世界各地での紛争の解決にも時間は掛かるにしろ何か前向きな期待が持てそうである。
そしてさらに、オバマ新大統領がこれまでの政治家との違いを際立たせて、人々に期待をいだかせるのは、権力者として雲のうえで君臨するのではなく、自らを今回大統領の座に押し上げた草の根の声を引き続き大切にして、インターネットを通じて、(※ ハウスミーティング、地域の支持者が近所の住民を自宅に集めて、身近な問題を話し合って、その結果をオバマ大統領のホームページに伝えるというものらしい)直の大衆の声や思いを常に自らの身近に聴けるような仕組みづくりをしていることである。
物事は、それが起きるまではそんなことが起こりえるものではないと思いがちである。だが、一たびそのことが現実のものとなってみれば、今度は、それが当然のことのように思えてくる。
今回の、黒人大統領の出現もも同じである。
冒頭、昨年の、選出の際に感じたほどの感動を、私が、今回は、さほど感じなかったのは、早くもそれが既成事実になってしまったからであろうか。
何はともあれ、現下の大不況下にあって、オバマ大統領旋風が確かな春風になってほしいものである。
昨日、深夜、1時~3時、NHK総合で第44代オバマ大統領の就任式実況中継を視た。
中継のためかアナウンサーや同時通訳の音声ばかりが耳について、200万も集まっているとう大群衆の歓声やドヨメキが直に伝わって来ずもどかしさを感じた。
そのせいか、昨年11月、大統領に選出が決まった瞬間のような興奮が伝わってこなかった。
とは言え、やはり、世界一の大国アメリカで黒人の大統領が初めて実現したという歴史的事実は凄いことだ。
就任演説聴いていても、選挙戦での聴くものを興奮させ、夢に誘うようなものとは、がらりと変えて、アメリカ建国以来の苦難にいかに先人たちが勇気と犠牲をもって打ち勝ってきたかに思いをいたさせ、今直面している様々な困難な局面に、一致団結して、世界中の敵対関係にある人々とも粘り強く話し合って打開し、未来の子孫にこのように今の私たちはやりぬいたのだと伝えていこうではないかという、国民を、現実に直面させ立ち向かう勇気を喚起しようとするものだった。
それは、前任者ブッシュ大統領との何と際立った世界観の違う全人類的な視野に立ったものだった。まさに夜郎自大アメリカとの決別宣言だった。
最近の世界の動きを見ていると、人類は本当に歴史的に進化していくのかと懐疑的にならざるを得なかった。
しかし、今回の世界一の大国に黒人大統領が選出された事実を前にすると、やはり、人類の歴史に明るい未来と理想の実現が期待できるのかなと思えてきた。
新大統領の演説からは、絶望的に思ってきた核廃絶にも、地球温暖化にも、世界各地での紛争の解決にも時間は掛かるにしろ何か前向きな期待が持てそうである。
そしてさらに、オバマ新大統領がこれまでの政治家との違いを際立たせて、人々に期待をいだかせるのは、権力者として雲のうえで君臨するのではなく、自らを今回大統領の座に押し上げた草の根の声を引き続き大切にして、インターネットを通じて、(※ ハウスミーティング、地域の支持者が近所の住民を自宅に集めて、身近な問題を話し合って、その結果をオバマ大統領のホームページに伝えるというものらしい)直の大衆の声や思いを常に自らの身近に聴けるような仕組みづくりをしていることである。
物事は、それが起きるまではそんなことが起こりえるものではないと思いがちである。だが、一たびそのことが現実のものとなってみれば、今度は、それが当然のことのように思えてくる。
今回の、黒人大統領の出現もも同じである。
冒頭、昨年の、選出の際に感じたほどの感動を、私が、今回は、さほど感じなかったのは、早くもそれが既成事実になってしまったからであろうか。
何はともあれ、現下の大不況下にあって、オバマ大統領旋風が確かな春風になってほしいものである。