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三寒四温って今の時期なのでしょうか?

2011年02月11日 11時05分14秒 | 今日は、何の日

「三寒四温」とは、冬の時期に寒い日が3日くらい続くと、あとは比較的暖かい日が4日程続くとという意味の言葉で寒暖の周期をを表しています。

もともと中国東北部や朝鮮半島北部で、冬の時期に使われていたのですが、日本に伝わって、最近は、本来使われる冬ではなく、春先に使われることが多くなってきました。

        

日本では、早春に低気圧と高気圧が交互にやってきて、低気圧が通過し寒気が流れ込んで寒くなった後、今度は高気圧に覆われて暖かくなり、周期的な気温の変化を繰り返すことが多くなります。

ということで、本来、使われる時期とは異なるのですが、日本では寒暖の変化がはっきり表れる春先の今の時期が良いのではないでしょうか?

本来とは違う意味として使われるようになった言葉には、「五月晴れ」とか「五月雨」があります。
「五月晴れ」も「五月雨」も、本来、梅雨の時期の言葉なのですが、今では5月の時期に使われます。

  
 昨年の梅  伊丹緑が丘公園                   昨年の梅  北野天満宮

太陰暦を使用していた時代に季節をあらわすため工夫として考え出せれたものに二十四節気があり、これについては以前述べましたが、その二十四節気をさらに3つに細分化したものに七十二候というのがあります

一候を5日程度と短いため地域差や年毎の気候の違いにより現実とは少々異なりますが、あくまで目安と考えれば良いと思われます。
本来は、中国から伝わったものですが、日本に伝わってからは、色々と日本的に書き換えられ、時代や作者の違いがあり、正しいというものはないようです。
が、季節の移り変わりの参考にはなると思います。

七十二候は、二十四節気のうち立春から一候が始まっています。
2・3月の時期にあたる七十二候は次の通りです。(4月以降については、その都度に載せます)

立春                        啓蟄
  
 一候  2月4日   東風凍を解く          七候  3月6日   巣籠もりの虫戸を開く 
    二候  2月9日   うぐいす鳴く           八候  3月11日  桃初めて咲く
    三候  2月14日  魚氷にあがる          九候  3月16日  菜虫蝶と化す    

雨水                        春分
  
 四候  2月19日  土が潤い起こる        十候  3月21日  雀始めて巣くう
    五候  2月24日  霞始めてたなびく       十一候  3月26日  桜始めて開く
    六候  3月1日   草木萌え動く          十二候  3月31日  雷声を出す

最近は、温暖化が進んでいると言われ、季節感が失われてきているようです。
いつまでも、四季折々の風情を楽しめるようになって欲しいものです。

  梅一輪  一輪ほどの  暖かさ         暖かさ  梅に誘われ 春近し  



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