旅行8日目は、この旅行の最終目的地 ノルウエーのベルゲンに入りました。
ベルゲンは、ノルウエー西海岸ヴェストラン地方にあって、人口約23万人で、首都オスロに次ぐ都市です。
ベルゲンは、1020年頃 交易が始まり、1217年~1299年までは、ノルウエーの首都でもあり、13世紀後半からは、ハンザ同盟都市となっています。
ハンザ同盟とは、中世後半 北ドイツを中心にバルト海沿岸地の交易を独占していた、ヨーロッパ北部の経済圏を支配した都市同盟です。
以上の歴史的背景のもと、その当時の面影が至る所にあり、1979年に世界文化遺産に登録されました。
ベルゲンは、北海に面した港町 フロイエン山からベルゲン市内を望む
ケーブルカーで、このベルゲンを一望に見渡せるフロイエン山展望台へ。
土曜日と言うことでもあり、多くの人出で、観光客だけではなく、地元のスポーツ団体などがハイキングのため、このケーブルに乗り込んでいます。
フロイエン山へのケーブルカー
フロイエン山を下山すると、ハンザ博物館を訪れました。
ハンザ博物館は、ベルゲンがハンザ同盟に加入していたころの生活などの説明とその生活ぶりを展示されています。
手前の建物が、ハンザ博物館 外観から内部を想像出来ません。 鱈の重さを計る天秤
1702年に建てられたこの建物は、ベルゲン市内でももっとも古く、内部は16世紀当時のハンザ商人の事務所兼住居が再現されています。
全体的に昼でも暗く、廊下を歩いていると床が抜けるのではないかと思われました。
ベッドは、幅も狭く、長さも短く、到底足を延ばして寝れるような状態ではありません。
これは、なにも当時の人が背が低いと言う訳ではなく、寝る姿勢が、足腰を伸ばすのではなく、足を折って寝るそうです。
事務所の外観 引き戸付きのベッド、逃げないようにカギがかけられます。
天井からつるされた乾燥した鱈は、ベルゲンが北海から獲れた鱈の集散地として、ハンザ貿易で栄えていたことを物語っています。
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