唐招提寺は、唐の国から来朝した鑑真和上の招提(仏教では寺院、寺の意で、仏の元で修行する人達の場)という意味で、我が国最初の律寺で今も南都六宗の一つで律宗総本山だそうです。
南大門
隣接する薬師寺は、東西の塔がありますが、この唐招提寺にも創建当時は、東西の五重の塔があったそうです。
金堂の大修理の見学客は、南大門で入場制限を行なっていました。
その南大門をくぐると目の前に、工場かと思わせる大きな覆屋根が見えます。
ここが、金堂の修理されている建物で、このまま工場として使えるほど丈夫に出来ています。
金堂の修理されている3階から下を見れば宝蔵、経蔵が見えます。
これらの2棟も国宝です。
金堂の奥には、講堂があり、この建物は和上の創立に際して、宮廷から平城京の東朝集殿を賜って移築されたものです。
この建物をもって当時の宮殿の片鱗がうかがい知ることが出来ます。
これらの建物が、ギリシャの神殿やインドの古塔を模したとされています。
境内を一回りして、思った以上に古の人の方が世界に目を向けていたようです。
現代の人の狭い料簡が、恥ずかしく思いながら、次の薬師寺に向かいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます