昨日の阪神は、無抵抗で終始し、今期初の完封負け。 なにやら村上フアンドの話が出てくると調子が狂うようです。 それにしてもまた苦手の投手(中田)を作ってしまったようです。
プロ野球に限らず、社会のどの分野においても格差はあるもので、その格差の実感がどれだけ肌身に感じるかは人それぞれでしょう。
国会でも「格差社会」論争で「ジニ係数」なる聞き慣れない経済用語が焦点になっています。小泉内閣は、格差社会を作ったと野党や公明党が唱えていますが、その根拠となるのが「ジニ係数」と呼ばれる指標だそうです。
「エンゲル係数」なら学校で習いましたが、「ジニ係数」なるものは一体どのようなものなのでしょうか?
「ジニ係数」は国家などある一定の社会における所得分配の不平等さを測る指標のことで、計算方法などはとも角さて置き、世帯間の所得をゼロ~1の数値で表し、1に近いほど格差が大きく、ゼロに近づく程格差が小さいと言うことだそうです。
今日はの絵は、”デッサン”
しかし、この指標は、厚生労働省、総務省、内閣府でそれぞれ調査の値が異なって発表されているから厄介なものになっています。
厚生労働省は、1998年からほぼ0.38で一定ですが、総務省では1999年の0.3から0.32に上がっています。 内閣府の試算では、1998年の0.27から2004年までに一時は0.29まで上がってきましたが、また0.27に戻っているという結果になっています。
では、世界の国々では、どうでしょうか?
2005年の経済協力開発機構が発表した内容によると、
一番所得格差の少ない国は、デンマークの0.247。
二番目は、日本で0.249.以下3位はスウエーデンとベルギーの0.25。 5位はチエコの0.254. 6位はスロバキアとノルウエーの0.258。 となっています。
では、一番所得の差が大きい国は、ナミビアの0.707。レントの0.632。 ボツワナの0.63。 アフリカの諸国で9位までを占めています。
世界平均は0.412であり、0.3~0.35未満の国が最も多く、アメリカは、76位の0.408と格差の大きい国となっています。
ところで日本国民は、この所得格差をどのように感じているのでしょうか?
昨年の毎日新聞の世論調査では、格差が開きつつあると感じている人が64%を占めています。そして自分の生活程度は、中の下と応えた人が48%、中の上が26%となっています。
さて、あなたはどう感じておられるのでしょうか?
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