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阪急電車あれこれ⑫ -沿線の由来③ 宝塚ー

2016年09月20日 10時36分41秒 | 鉄道のよもやま話

「宝塚」という地名の語源はどこから出ているのでしょうか?
阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道が開業したのは、1910年(明治43年)梅田駅~宝塚駅間と石橋駅~箕面駅間でした。

  
   阪急電車 宝塚駅                      明治時代の宝塚駅  


この宝塚という駅名は、当然そこの地名からきています。
では、宝塚の地名の由来は・・・

「塚」は、古墳を表します。
この地は、縄文・弥生時代から人々の営みがあり、200基を超す古墳群があります。
1701年(元禄14年)発刊の「摂陽群談」には、「宝塚は川辺郡米谷村(現・宝塚市)にあり、この塚の周辺で物を拾った者には必ず幸運が舞い込む、そのため、宝塚と名づけられた」とあります。

しかし、それ以外の地、宝塚市御殿山3丁目にも宝の塚」と刻まれた碑が残っており、かっては、ここら辺りにも宝が眠っていると伝えられた様子がうかがえます。

  
  御殿山にある「宝の塚」碑             中山寺境内にある白鳥塚古墳

つまり、江戸時代ごろには、この辺り(現宝塚市)のどこかに財宝が眠っているという伝説・・うわさ・・が語られていたようです。

今や、その宝の行方は分かりませんが、阪急電車が開業し、宝塚歌劇団(当時は、宝塚唱歌隊と言われていました)が出来てからは、温泉地としても有名となり、まさに「宝」とは、このことだったのかも知れませんね。

  
   阪急宝塚駅から宝塚歌劇場に通じる道・・・花の道は春には桜が・・・   


  
     阪急宝塚駅周辺     阪急 宝塚駅の北、国道176号を挟んでJR宝塚駅があります。