薄氷を踏むトラの戦いですが、何といってもまだ首位を譲ったことがありません。
並ばれても、抜かれることがなく、最後の最後まで油断は出来ませんが、最後に笑うのはトラであって欲しいものです。 いや、絶対トラでなくてはならないのです。
13ゲームを離しながら、追い越されると、後あとまでの物笑いの種になりかねません。
何としても、この屈辱を避けなくては、後世に遺恨を残すことになります。
2勝目をあげた石川 ダメ押し3号3ランのバルディリス
(写真はいずれもサンケイスポーツより)
今年の初めの下馬評では、セ・リーグはダントツにジャイアンの優勝でした。
それに絡むのがドラゴンとトラという絵を描いていた評論家が多かったように思います。
ジャイアンの大金主義、ドラゴンの実績重視、これに対してトラの今期の売りは何だったんでしょう。
投手陣の充実と新井の加入による3番定着による打線のつながりだったのですが、これも8月以降は少し崩れてきたのと、ジャイアンが異常な進撃でトラが追い詰められました。
でも、残り5試合となって、首位争いをしている段階で、投手がどうのとか、打線がどうのとか言っておられません。
相変わらずホームランという大砲でしか点が取れないジャイアンに対して、トラは、機関銃と頑固な守備を駆使して、残り5試合「有終の美」を飾って欲しいものです