日曜日にホテルで毎日新聞をもらいました。何気なく家に持ち帰り読んでみますと、神宮寺の高橋和尚を大きく取り上げ(ある紙面全部の特集)られていました。葬儀についてお話を聞き、見学もさせてもらっていました。高橋和尚は以前から息子に跡は継がせないといっていました。家業になって寺は、坊主は堕落したというのです。そして、本当に息子は寺から出し弟子を後継ぎにして、神宮寺を去ったのです。そのことは、人からきいていましたが、寺を去るまでの経過が詳しく書かれていました。去る直前まで葬儀を執行していたとあり、いかにも高橋和尚らしく神宮寺の住職を全うしたものです。これからは、タイに住んでエイズ患者の支援にあたりたいとのことでした。なんと清々しい、有言実行の生き方でしょう。
寺のひどさは目に余る、と私は思いますし、寺の命脈はそう長くはないとも思います。高橋和尚は全力で住職を務め、体力の限界を感じて退いたのではないかと私は思います。神宮寺に永代供養をお願いしようかと思っていましたが、もう少し考えねばなりません。