民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

2017-09-03 19:53:07 | その他

大根や菜っ葉を収穫し、畑を片付けることをアキジマイといいます。この辺では、11月中旬から下旬でしょうか。そのころのあいさつは、アキは終わったかね といわれたはずです。アキとは1年最後の収穫をして畑を片付けることをいいました。してみると、秋野菜の種をまく8月下旬から9月初は、アキ始めといってもよさそうですが、そんな言い回しはありません。ともかくも、先週から週末にかけて、自分の実家と妻の実家の畑を耕し、大根をまき白菜の苗を植えました。これが結構大変な作業で、もちろん機械を使って耕して畝を立てて植えるのですが。妻の実家には、新しい管理機を買いましたので、畝立てまで機械でできましたが、そうはいっても大変な作業で、体はギシギシいってます。おまけに、ここ数日の冷え込みといってもいいほどの気温の変化です。昨夜は妻の実家に泊まったのですが、木造住宅と冷え込みです、肌寒くて夢をたくさん見ていてよく眠れませんでした。その夢なのですが、よくできたものを久しぶりにみました。

小さい子が何人もいる部屋で、わいわいと遊んでいました。食事をすることになって、それぞれ何を食べたいか聞いてみました。ところが、私のそばにいる快活な子に呼びかけようとして、どうしても名前が思い出せません。「おまえは何を食べたいの」と聞いて、周囲からひんしゅくをかいます。名前を呼ばないのは失礼だと。そういわれても、どうしても名前がうかびません。顔を見ると長男に似ていたので、長男の名前で呼びかけますが返事をしません。ではと、次男の名前で呼んでみても返事をしません。そうするうちに、その子は「ぼくはお稲荷さんを食べたい」といいました。

目が覚めて考えたらすぐわかりました。名前のない子は、あと2か月したら生まれてくる娘の子です。孫が早くも夢に現れて、稲荷ずしが好きだといったのです。何度も思い出しましたが、名前を思い出せないわけです。だってまだ名前がない子ですから。