廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★レコード・コレクターズ 2006年11月号 「フリー特集」

2006年10月15日 | BOOK
 
最新号のレコード・コレクターズ11月号は、最近発売されたオフィシャルDVDとBBCライブCDのリリースに合わせた形で『フリー』の巻頭特集が組まれました!!これだけ華々しい音楽キャリアがありながらも、ほとんど音楽雑誌の巻頭特集で取り上げられることがなかったバンドだっただけに、今回のこの“破格の取り扱い”は嬉しい限りです。レコード・コレクターズ編集部の英断に拍手拍手です!!

今回のフリー特集で一番驚いたのは、現存するオリジナルのフリー・メンバー3人の最新インタビューを載せている点でしょうか。フリー解散後、これまでほとんどソロ・アルバム発表以外は活動内容が知られていなかったベース職人、アンディー・フレイザーのインタビューはとくに貴重だと思いますね。三人三様のインタビュー内容でしたが、読み応えもあり、個人的にはとても面白かったですね。これこそ企画・構成の勝利だと思います。全フリー・ファン必見の特集企画です!!

また、フリー解散後の「メンバーの重要ソロ/参加アルバム」のディスク・ガイドもたいへん参考になりました。こうやって一覧の形にして時系列にまとめてくれると、とても判りやすく参考になりますが、全ソロ作品やゲスト参加作品まで網羅していなかった点が唯一、残念といえば残念でした。こういう特集企画は、雑誌『レコード・コレクターズ』か『ストレンジ・デイズ』ぐらいでしか取り上げてくれないと思いますので、できればコンプリートなフリー解散後の一覧特集を組んでもらいたかったです。ね、寺田編集長殿!(苦笑)

それから、巻頭の『フリー特集』とは関係ありませんが、今月国内リマスター紙ジャケ化発売が決定している『カクタス』が見開き2ページで取り上げられていた点が嬉しかったですね!まさかレココレで「カクタス」が記事になるとは予想だにしておりませんでしたので、これは嬉しい誤算でした(笑)。贅沢をいえば、こちらもカクタスだけに留まらずに、ヴァニラ・ファッジからベック・ボガート&アピス、それにカーマイン・アピスのソロ作品やゲスト参加作品まで取り上げてもらえると、もっと嬉しかったんですけどね~(苦笑)。あ、カクタス名義といえば、ベスト盤やライノ・ハンドメイド盤の存在も忘れてしまってはいけませんぜー!!でも、これじゃ2ページではとても足りないので、やっぱり巻頭特集で取り上げてもらわなくっちゃダメですよね!!いつかきっと『カクタス』も巻頭特集で取り上げてくださーい。お願いしますね、寺田編集長殿(チトしつこいか、苦笑)!!


★PINK CLOUD LIVE DVD 11.8 ON SALE!

2006年10月14日 | Johnny, Louis & Char
 
江戸屋からDMハガキが届きました。すでにご存知の方も多いと思いますが、ピンククラウド名義のライブDVDが2種類、11月8日に同時発売されます!!1980年代のライブハウスでの貴重なパフォーマンスを収録したもので、これはもうファンならずとも垂涎のお宝映像アイテムではないでしょうか。税込価格各3800円。

なお、江戸屋では特別先行予約(通販)を週明けの10月16日(月)から受付開始するそうです(※先行予約締切日:10月31日(火)消印有効)。セットで予約注文された方には「PINK CLOUD スペシャル携帯ストラップ」が特典としてもらえるそうですが、ううーむ、結構微妙な特典アイテムですよね(苦笑)。これだったら某通販サイトで割引購入できた方がイイかも、と思えてしまう今日この頃です。

でも、DVDの特典アイテムに、ボーナスDVDを付けるというのもおかしな話ですから、これはしょうがないかもしれませんね。詳細情報は10月16日より Char師匠の公式サイト で発表されるそうですから、そちらをご参照下さい。楽しみですね!!



◎PINK CLOUD 1987.12.11 LIVE INN (EDBJ-2004)



■収録曲:
幕ノ内
宇治茶屋第五幕
SO MANY WAYS
THE LEADING OF THE LEAVING
CLOUDY SKY
CATS N' RATS
ONLY FOR LOVE
SONG IN MY HEART
LAST NIGHT
OPEN YOUR EYES
SEE YOU TOMORROW
HEAD SONG
WHY ARE'NT YOU READY
FALLING STAR
TOKYO NIGHT
UNDER MY SKIN
APPLE JUCE
SMOKY
MISSIN' YOU



◎PINK CLOUD 1989.11.04 INK STICK (EDBJ-2005)



■収録曲:
PINK CLOUD
TODAY IS THE DAY
YOU KEEP SNOWIN'
BABY YOUR MINE
DAY TRIPPER
SEE YOU TOMORROW
FALLING STAR
WOULD YOU LIKE IT
HEAD SONG
WHY ARE'NT YOU READY
DRIVE ME NUTS
APPLE JUICE
からまわり
FINGER
=BONUS TRACK= 1990.09.08 CHICKEN GEORGE
LOW & TOP
MAYBE SOME NIGHT
PARADICE
PASSING TIME

★函館・五島軒 「究極の函館カレー」

2006年10月13日 | GOURMET
 
先日、東京駅・八重洲口にある 『北海道フーディスト』 という北海道産直品ばかりを扱う食品館に行ってきました。東京では、JR有楽町駅前にある『どさんこプラザ』が北海道特産品を取り扱うアンテナショップとして有名でありますが、東京駅近くにもこんな物販店ができていたんですねー、今回初めて知りました。どうやらこの店は北海道電力が大株主となって出資・運営しているショップのようであります。

で、やはりすぐに目が行くのが北海道直送の生鮮品でありますが、僕の興味を惹いたのは、あの函館・五島軒のレトルトカレーでありました。通常仕様のレトルトカレーは、自宅近所のスーパーでも普通に販売されていますので珍しくないのですが、今回僕が見つけたのは金色のパッケージをした函館・五島軒の究極の味シリーズ『究極の函館カレー(中辛)』というものでした。税込価格460円でしたので、通常仕様の函館レトルトカレーより100円高い計算ですね(笑)。

この『究極の函館カレー』というのは、北海道の雄大な自然のもと、衛生管理の徹底した認定農場で、人と自然が丹精込めて創り上げた安全で高品質のSPFポーク(無菌豚)と、厳選した野菜(人参、じゃがいも、玉葱)を使用した、安全と美味しさにこだわった究極のポークカレーだそうです。ベストセラーの函館カレーを大幅グレードアップした、特製バージョンのレトルトカレーであります!!気になるお味の方は、残念ながらまだ食べてみておりませんので試食後に再度、ご報告させていただきます(苦笑)。

なお、五島軒のホームページ をチェックしてみたところ、コチラの究極の味シリーズは“五島軒創業125周年記念”の記念商品で、全部で3種類存在するそうですね。残りのふたつは、その昔、数量限定のため、幻のカレーと言われた特別カレーを現代風に再現した『カレー百年物語』と、素材と味にこだわったフレンチレストランならではのクリーミーな味とコクの『究極のまろやかカレー』だということです。次回は『カレー百年物語(中辛)』を購入してみたいと思います!!こちらも楽しみだなあ♪



◎コチラが、北の文明開化『カレー百年物語(中辛)』です。


★映画 「ワールド・トレード・センター」 オリバー・ストーン作品

2006年10月12日 | MOVIE
 
オリバー・ストーン監督、ニコラス・ケイジ主演の映画 『ワールド・トレード・センター』 を観て来ました。僕はこの映画、観に行くつもりはなかったんですけど、珍しく(というか生まれて初めてかもしれん、苦笑)実弟から「一緒に映画観に行かないか」と誘われたので、ま、とくに用事もなかったことですし有楽町マリオン「日劇」まで出掛けてきました。

ほとんど期待もせず、ケーブル・テレビの映画チャンネルで新作映画を観るような感じで観始めたのですが、ううーむ、途中やや中だるみを感じたもののグイグイと画面に引き込まれ、予想外だったストーリー展開に思わず涙してしまいました(苦笑)。いやー、これはかなり感動作ですね。9.11のテロ再現に対する涙というより、世界貿易センタービルの倒壊に巻き込まれた港湾局警察官の家族愛をテーマにした語り口に、不覚にも思わず涙してしまった次第であります。

戦争物やドキュメンタリー映画が得意なオリバー・ストーン監督作品なだけに、もっと別の角度から詳細にテロ事件の裏側を描くのかと思っておりましたが、今回は「家族愛」一本に焦点を絞った意外性で、どういう展開にもっていくのだろうか?と時間を忘れてスクリーンに没頭してしまいました。うーむ、こういう切り口で勝負に出たか、と思わず「ニヤリ」としてしまいましたが(苦笑)。実話を元にした、よくテレビでやってる再現ドラマのドキュメンタリー映画だと思ってみると、あまり気張らずに感動できるかもしれませんね。そう、ちょうど日本テレビ『世界まる見え!テレビ特捜部』でも取り上げられているテレビ番組 『レスキュー911』 のハリウッド版だと思えば、素直に感動できるかもしれませんね。この手のお涙頂戴ものはちょっと苦手という方にこそ、是非観ていただきたい映画だと思います。僕もそのクチでしたが、これは良かったですね。今秋公開のオススメ映画でした!!

尚、余談ですが、ニコラス・ケイジ演ずる実在の主人公名は「ジョン・マクローリン」というのですが、カタカナ表記は違っておりますが、英語の綴りをみたら、そう、超絶ギタリストの「ジョン・マクラフリン」とまったくの同姓同名なんですね!こんなところでも意外性を感じて驚いてしまいました。まったくバカですねえ~、全然関係ないところにも感心して(苦笑)。

それから、映画本編の中に、なんと実在のこのジョン・マクローリン氏ともう一人の主人公ウィル・ヒメノ氏も出演しておりましたので、スクリーン内で探してみるのも一興かもしれませんね。まず見つからないと思いますけど(笑)。答えは映画パンフレットの中に書かれておりましたので、そちらで正解をお探し下さい!!





★森園勝敏 「ジャスト・ナウ&ゼン」

2006年10月11日 | J ROCK MASTERPIECE
 
1982年にキングレコードからリリースされた森園勝敏名義のソロ・アルバム『ジャスト・ナウ&ゼン』がようやく初CD化されました!!最新リマスタリングが施されており、税込価格1980円というのもリーズナブル・プライスでご機嫌ですね(笑)。

80年代初頭に制作されたアルバムだけに、今聴くと80年代音楽の「デジタル・ピコピコ感(笑)」など、やや時代性を感じてしまう気がしないでもありませんが、森園勝敏氏の歩んできた道を忠実に再現するためには決して避けて通ることはできない道筋でもあると思いますので、これはこれで厳粛に受け止めたいソロ・アルバムだと認識しております、ハイ。なにもそんなに堅苦しく発言しなくてもいいか(苦笑)。

で、本作の一番の特徴でありますが、前四作までのソロ・アルバムと比べても非常にポピュラーな感じがしておりますが、それはきっと1曲目「ギミ・サム・ラヴィン」と5曲目「ペーパーバック・ライター」という60年代のヒット曲がカヴァーされているからではないかと思います。といっても、そのまま単純にカバーするのではなく、80年代風に森園アレンジがしっかりと施されておりますが、これはこれで時代性を感じさせて、なんともいい味を出しております(笑)。

また最大の聴きどころは、四人囃子の名曲「レディ・バイオレッタ」を再び本作でセルフ・カヴァーしている点ではないでしょうか。この曲はやっぱり何度聴いてもいいです。この曲に関してもやはり80年代風の味付けが施されておりますが、それでもオリジナルの完成度が高いせいか、あまり違和感なく聴くことができました。違う年代に演奏された他バージョンとの聴き比べをしてみるのも一興かと思われますので、全国の森園ファンの方々は是非、お試し下さい。

せっかくの初CD化作品にも関わらず、なんとなく早い時期に市場から消えてなくなってしまうような危険な香りがしておりますので、気になられた方はお早めにどうぞ!!拍手パチパチ、オススメの廃盤リイシュー作品でありましたー!!


◎森園勝敏 『ジャスト・ナウ&ゼン』 (Roving Spirits, RKCJ-6025)

01. Gimme Some Lovin'
02. Lady Violletta
03. Love is Can
04. Some Kind of Love
05. Paper Back Writer
06. Give It Up
07. Untitled Love Song
08. Nothing Could Ever Change Your Mind


★竹田和夫スタジオライブ 「ONE AND ONLY」

2006年10月10日 | J ROCK MASTERPIECE
 
今回は先月9月29日に発売されたばかりである竹田和夫氏の最新DVD『ONE AND ONLY』を取り上げてみたいと思う。LA在住10年目を迎える竹田氏は、ここ何年か毎年恒例のジャパン・ツアーを行っているが、今年の“CALIENTE TOUR 2006”の合間を縫って、静岡の伊豆スタジオで8月2日にスタジオライブ録画された映像が本作品である。プロデュースには、なんとあの「洪栄龍氏」が関わっているというから発売前告知の段階から興味津々、発売日が待ち遠しい日々が続いておりました(笑)。

で、完成したこのスタジオライブDVDを観て、率直な感想を申すと、「現在でも竹田和夫氏はやっぱりスゴイ!」という一言であります。ここ数年、ジャズ・ギタリスト然としてきた竹田氏でありましたが、演奏がはじまるとやっぱり腕が勝手に動いてしまうのでしょうか、だんだんと熱を帯びてきて、スタジオライブ後半に差し掛かり「タバコロード」「スピニング・トーホールド」辺りに来ると完全にロック・ギタリストに戻っておりました。最高です!!しかも、ここで聴かせてくれる「タバコロード」では、プロデュース担当の洪栄龍氏も演奏に加わり、クリエイションばりの激しいギター・バトルを竹田氏と繰り広げてくれますので、これはもう説明の必要がないぐらい必見映像であります。ギター・バトルなどまったく予想もしないでノンビリとテレビ画面を眺めていた僕は、このツートップの激しいギター・バトルが始まった途端、急に背筋を伸ばして画面に釘付けとなってしまいましたから(苦笑)。その後に演奏されたアコースティックの曲もこれまた最高でした!!

全国の竹田和夫ファンの皆様、お待たせ致しました、ついに念願のライブ映像が登場しましたー!と、云っても過言ではないと思います。それもこれもロスと日本で精力的に演奏活動を続けて来てくれた竹田和夫氏の現役テクニックと、彼の演奏に思わず闘魂を注入してしまった洪栄龍氏の卓越したプロデューサー手腕によるものが大きいと思いますネ。これを観ずして竹田和夫氏の演奏は語れません!!オーディエンス抜きのスタジオライブですが、ここ数年の竹田和夫氏のライブ活動の中でもベストな演奏がシューティングされていると思いますよ。最高にオススメのライブDVDであります!!

収録内容は約60分間で全10曲収録、エクストラ・フィーチャーの特典映像では、スタジオ屋外で撮影されたと思われる竹田和夫氏と洪栄龍氏のギター対談と二人だけによるアコースティック即興演奏シーンが約20分間に渡って収録されております。これもかなり貴重な映像だと思いますね。必見です!税込価格4980円でした。


◎DVD / KAZUO TAKEDA STUDIO LIVE 『ONE AND ONLY』 (DreamTime, JPBP-14703)

01. KAZUO's Swing
02. You're Gonna Need Me Someday
03. Lying Cheating
04. Dear John
05. The Land Of The Rising Sun
06. 嘆きの天使
07. Tobacco Road
08. Spinning Toe-Hold
09. Stay With Me Tonight
10. All The Things You Are

EXTRA FEATURE



◎コチラはDVD裏面のジャケット・デザインです。


★J.J. CALE & ERIC CLAPTON 「The Road to Escondido」

2006年10月09日 | ERIC CLAPTON
 
エリック・クラプトンの来日公演『JAPAN TOUR 2006』が、ほぼ1ヵ月後に近づいて来ましたね。インターネット決済のUDOチケットサービスで購入された方は、早い人はすでに自宅にチケットが届きました!という話も聞いておりますので(※我が家にはまだ届いていないのですが)、そろそろ実感が湧いてくる頃合いではないでしょうか(笑)。

来日公演に合わせるような形で、早くもクラプトンの新作が発売されます。国内盤CDは11月8日(水)発売で、税込価格2580円の予定です。今回はソロ名義ではなく、クラプトンが敬愛してやまないJ.J. CALEとのコレボレーション作品となっております。クラプトンの公認サイト「WHERE'S ERIC!」では、新作発売に関連したプロモーション・ムービー(※ショート版:約3分間、ロング版:約12分間)が公開されておりますので、興味をもたれた方はこちらをご参照下さい。発売日が本当に待ち遠しいです!!

できれば、今回の来日公演に合わせて、例のBLIND FAITH 『LONDON HYDE PARK 1969』 の国内盤ライブDVDも一緒に発売してもらえると嬉しいのですが、まだ告知がないところをみるとクリスマス商戦までは発売開始時期は厳しいのかもしれませんね。UK盤、US盤と順次発売されて来ているところを考えると、最後に日本盤発売が来ることはまず間違いないはずなのですが、ううーむ、なにか国内盤発売の障害となる問題でも発生しているのでしょうか、コレだけじらされると少し不安になって来ましたが・・・・。まあ、気長に待つことにしましょうか。こうなったら根比べです(苦笑)。


◎J.J. CALE & ERIC CLAPTON 『The Road to Escondido』 (REPRISE/WEA)

01. Danger
02. Heads in Georgia
03. Missing Person
04. When This War Is Over
05. Sporting Life Blues
06. Dead End Road
07. It's Easy
08. Hard To Thrill
09. Anyway The Wind Blows
10. Three Little Girls
11. Don't Cry Sister
12. Last Will and Testament
13. Who Am I Telling You
14. Ride The River


=MUSICIAN CREDITS=

※Vocals and Guitars
J.J. Cale
Eric Clapton

※Drums
Jim Karstein
James Cruce
Steve Jordan
Abraham Laboriel Junior

※Bass
Gary Gilmore
Willie Weeks
Nathan East
Pino Palladino

※Hammond Organ, Wurlitzer Piano & Rhodes
Billy Preston

※Acoustic Piano, Wurlitzer Piano & Rhodes
Walt Richmond

※Keyboards
J.J. Cale

※Guitars
Doyle Bramhall II
Derek Trucks
John Mayer
Albert Lee

※Accoustic Guitar & Background Vocals
Christine Lakeland

※Percussion
David Teegarden
James Cruce
Jim Karstein

※Harmonica
Taj Mahal

※Fiddle
Dennis Caplinger

※Horns
Bruce Fowler
Marty Grebb
Steve Madaio
Jerry Peterson




★JOE YAMANAKA 「One Heart」

2006年10月09日 | J ROCK MASTERPIECE
 
今回は2006年9月3日に60歳を迎えたジョー山中氏の還暦記念メモリアルDVDを紹介しましょう。同日、東京・目黒雅叙園で 『JOE YAMANAKA 60th Birthday Dinner Show』 が開催されましいたが、同ディナーショウのためにジョーさん自らがプロデュースして制作された作品だそうです。私家版の配布DVDなので、当然プレス盤ではなくDVD-Rだろうと高を括っておりましたが、いえいえ、れっきとしたプレス盤でしたので、これはお金かかっていますね(苦笑)。さすが還暦記念のメモリアルDVD制作だけのことはあります。お見逸れ致しました、反省・・・・。

で、気になるこちらのDVD収録内容ですが、「ドキュメント」と「ライブフィルム」の二部構成で、どちらもジョー山中氏個人が所有するプライベート・フィルムが素材となっております。これはかなり貴重だと思いますね。

第一部「ドキュメント」では、ジョーさんが毎年世界各国に訪問している国際ボランティアの映像集で、カンボジア、アフガニスタン、フィリピンなどで現地の人々と交流するジョーさんの姿を拝見することができます。BGMには、しっかりとジョーさんの曲が流れています(笑)。ここまでで約25分間。

これに続く形で、いきなり第二部「ライブ・フィルム」が始まります。前半はレゲエ・メドレーと称し、1984年と1998年にコンサートを撮影した個人所蔵のプライベート・フィルムが編集・収録されております。画質も良好ですね。後半は2006年に撮影された最新映像で「戦い続ける男達の唄」、それに1996年にライブハウスで撮影されたと思われる「ララバイ・オブ・ユー」「人間の証明」の2曲が収録されております。第一部と第二部合わせて、これで収録時間ちょうど60分間となります。

かなり手が込んだ編集がなされており、丸々ワンステージが収録されたライブ映像ではないため、多少フラストレーションが残ってしまうかもしれませんが、60歳の節目の年にジョー山中さんが作りたかった映像集がコレだということで、とりあえずは納得の一枚だと思います。映像素材になっているのがプライベート・フィルムなだけに多少、映像ノイズが入る箇所もありましたが、概ね画質・音質ともに良好で個人制作のメモリアルDVDということであれば、上出来でかなり完成度は高いと思いますね。一見の価値ある映像集です。

尚、こちらのメモリアルDVDですが一般発売はされておらず、現在はネット通販でのみ購入可能だそうです。WEB限定での発売は「※限定100セット」と書かれておりましたので、気になられた方はジョー山中さんの公式サイト JOE YAMANAKA Official Website から注文してみて下さい。税込価格2800円です。


◎JOE YAMANAKA 『One Heart』 (OCTET-2001)

【収録内容】
=INTRODUCTION=
Look What You Done To Me

=DOCUMENT=
1993年 カンボジア 「バッタンバン最前線」 アイシャルリターンの誓い / 聖なる力
1991年 アフガニスタン 「ジャララバード」 君の待つ国へ / After The Concert
2002年 アフガニスタン 「カブール」 Forever Love / Happy Days
1995年 フィリピン 「セブ島」 Stand By Me

=LIVE Films From Private Stocked=
●Part-1 ( Reggae Medley )
1984年収録
We Are Fighters
Live Like A Rasta Man
Love Can
1998年収録
Reggae Vibration
Dance To The Reggae
To The New World

●Part-2
2006年収録
戦い続ける男達の詩
1996年収録
ララバイ・オブ・ユー
人間の証明



◎2006.9.3 東京・目黒雅叙園 『60th Birthday Dinner Show』 (※ゲスト参加:エディ藩氏)


※また、最新情報としては、12月6日にジョー山中名義のライブDVD 『Joe's BAG』 が発売されることが決定しているそうです!!これってもしかしたら2004年9月に川崎クラブチッタで行われた 『Joe's BAG』 イベント の時のライブ映像でしょうか?もしそうだとしたら、この日はエディ藩さんやCharさんもスペシャル・ゲストとして参加しているライブですので、こりゃあ、楽しみです。久々に発売日が待ち遠しいアイテムの登場です。もちろん、御大・内田裕也さんも当然参加しておりますので、これは必見の要チェックアイテムですね!!詳細はまた続報にて。


★ERIC CLAPTON 「IN THE COURT OF KING ERIC」

2006年10月08日 | ERIC CLAPTON
 
本日(10月7日)久し振りに西新宿へ行って来ました。そろそろ予告されていたクリームの1967年初登場音源が出ているはずだと思っての訪問でしたが、予想どおりクリームの新作 『Steppin' Razor』 が発売されておりました。こちらプレスCD1枚もので税込価格3600円でした。

で、何気なく隣の棚をみると見慣れぬアイテムが置かれているのを発見、おお、なんとクラプトンの今年のツアー物がまた発売されているじゃありませんか!!なになに4枚組で価格3800円(!)マ、マジかよ?え、でもよくみるとこれ、プレス盤じゃなくってどうやらCDRみたいですね、しかも200枚限定のサンプラー盤と書かれているし・・・。音質はどうなんだろうと思って、耳に飛び込んできた演奏を聴くと、ちょうど本作が店内で再生いるところでした。オーディエンス録音ですが、一聴した限りでは音質はかなりイイですね。これならば買っても損はなさそうですし、この値段でしたので躊躇なく購入することにしました。あ、もちろん上記クリームのアイテムも忘れずに同時購入(苦笑)。

自宅に帰って早速、開封してみると、ううーん、なんだか今までのサンプラー盤とも違う感じがします。ケースを開けてみると今まで嗅いだことのないような独特のニオイがしましたし(笑)、プラケースもなんとなく安っぽい気がします。発注先の工場でも変わったのでしょうか。

外観上はそんな感じで、あまり良い印象を受けなかったのですが、収録内容に関しては最高で文句なかったです。なぜプレス盤で出さなかったのか不思議なぐらいですが、まあ単純にコスト面での問題だったのかもしれませんね。いくら高音質のライブ音源とはいえ、今年のツアーに関しては、ありとあらゆる競合レーベルから既に多数のブートレッグが市場に出回っておりますので、万が一、売れ残ってしまった場合のことを考えるとプレス盤で発注するにはリスクが大きいですからね。かといって、これだけの高音質のものを埋もれたままにしてしまうのはあまりに勿体ないと判断して、泣く泣くCDRのサンプラー盤という形で世に出した、というのが実際のところではないでしょうか。あくまでも推測の域は出ませんが(苦笑)。プレス盤じゃないのは残念でしたが、こうやってリリースを英断してくれただけでも、個人的には拍手を贈りたいと思いますね。

2006年6月8日と10日の英ハンプトン公演を完全収録した4枚組で税込価格3800円ということは、ディスク1枚辺り@950円という計算になります。これはCDRとはいえ、やっぱりお買い得ですよね。ディスプレイ用に置いてあった見本ケースには「只今、激売れ中!」と書かれておりましたので(笑)、気になられた方は是非お早めにお買い求め下さい。僕的には大満足のサンプラー盤でありました!!オススメです。


◎ERIC CLAPTON 『IN THE COURT OF KING ERIC』 (MVR LIMITED SAMPLER)

DISC.1 & 3:
01. Pretending
02. So Tired
03. Got To Get Better In A Little While
04. Old Love
05. Every Oughta Make A Change
06. Motherless Children
07. Back Home
08. I Am Yours
09. Nobodys Knows You When You're Down And Out
10. Running On Faith

DISC.2 & 4:
01. After Midnight
02. Little Queen Of Spades
03. Let It Rain
04. Wonderful Tonight
05. Layla
06. Cocaine
07. Crossroads

※Recorded live at Hampton Court Place, Surrag, England, 8 & 10 June 2006



◎ジャケット裏面デザインはこんな感じです。



◎CREAM新作 『Steppin' Razor』(MID VALLEY 383) です。コチラもオススメ!!

01. INTRODUCTION
02. TALES OF BRAVE ULYSSES
03. SUNSHINE OF YOUR LOVE
04. SLEEPY TIME TIME
05. STEPPING OUT
06. TRAIN TIME
07. TOAD
08. I'M SO GLAD

※Recorded live at Konserthuset, Stockholm, Sweden, Nov. 14th 1967


★映画 「狼よさらば (※原題:DEATH WISH )」 シリーズ

2006年10月07日 | MOVIE
 
チャールズ・ブロンソン主演の映画といえば、僕が思い出すのがこの映画『狼よさらば(※原題:DEATH WISH)』シリーズである。洋楽ファンであれば、レッド・ツェッペリン解散後に、ジミー・ペイジが初めて手掛けたソロ・アルバムが、このシリーズ第二弾映画『ロサンゼルス』のサウンドトラックだった、といえば話が早いでしょうか。しっかり映画タイトルロールの中に「MUSIC BY JIMMY PAGE」の名前がクレジットされておりました(笑)。ちなみに第一弾作品『狼よさらば』の映画音楽は、あのハービー・ハンコックが担当しております。こちらも有名ですよね。

ちなみに今回、写真に掲載したのは先月、ソニー・ピクチャーズから『シネマ・ザ・チョイス』の映画作品として、期間限定プライス(各税込1480円)で再発された廉価版DVDです。音声は両作品ともドルビーデジタルのモノラル収録ながら、画質は飛躍的に向上(⇒※とくに映画『ロサンゼルス』の画質向上は驚異的!デジタル・リマスター処理されているのでしょうか?)していましたので、過去にこの作品を観たことがある人は、あまりの画質の綺麗さに舌を巻くことでしょう。

また、嬉しいことにどちらの作品も日本語吹き替えの音声が収録されており、チャールズ・ブロンソンの声は、おなじみの大塚周夫さんが出演しております。やっぱりチャールズ・ブロンソンの声はコレですよね!!今もまだやってるかもしれませんが、昔よくテレビ東京で平日の昼間の時間帯に放送されていた「吹き替え映画」番組を思い出しました(苦笑)。懐かしいなあ~。たぶん日本人の脳にはオリジナル英語版よりも、きっとこちらの日本語吹き替えバージョンの方がしっくり来るはずですね(笑)。

この『狼よさらば』シリーズですが、晩年のチャールズ・ブロンソン映画の中では別格の扱いだったようで、たしか亡くなるまでシリーズ最新作が撮り続けられていたはずと思います。最近のアクション映画とは一味違う、「本当の男の中の男」が登場するバイオレンス映画の決定版シリーズだと思います!!

あの両肩を左右に揺すりながら、ヒョコヒョコとアンバランスに歩く後ろ姿をみると、なぜかチャールズ・ブロンソンを思い出してしまうんですよねえ。幾つになっても年齢の割には、実にいいカラダしておりました(苦笑)!!



◎映画 『スーパー・マグナム』( '85) シリーズ第3弾!



◎映画 『バトルガンM-16』( '87) シリーズ第4弾!!



◎映画 『狼よさらば 地獄のリベンジャー デス・ウィッシュ』( '93) シリーズ第5弾!!!
 こちらは映画未公開で、ビデオ化発売されたシリーズ最終作です。さらば、ポール・カージー・・・



◎サントラ盤 『DEATH WISH』 MUSIC BY HARBIE HANCOCK、輸入盤伊CD



◎サントラ盤 『ロサンゼルス』 MUSIC BY JIMMY PAGE、国内盤CD




◎JIMMY PAGE 『EMERALD EYES』(SILVER GLITTERS)

01. WHO'S TO BLAME
02. PRELUDE
03. OVER THE HILLS AND FAR AWAY
04. WRITES OF WINTER
05. TEAR DOWN THE WALL
06. EMERALD EYES
07. MIDNIGHT MOONLIGHT LADY
08. IN MY TIME OF DYING
09. PRISON BLUES
10. WASTING MY TIME
11. CUSTARD PIE / BLACK DOG
12. TRAIN KEPT A-ROLLIN'
13. STAIRWAY TO HEAVEN

※1990年にファーイースト通販で購入したジミー・ペイジ、1988年USAツアーのブートレッグです。
超高音質のステレオ・サウンドボード音源収録で、入手した当時はかなりビックリしましたね。
この時期のソロ・ツアーでは、映画『ロサンゼルス』のサントラ曲もまだ演奏しておりました(苦笑)!!


★JEREMY SPENCER 「PRECIOUS LITTLE」

2006年10月06日 | PETER GREEN
 
元フリートウッド・マックのジェレミー・スペンサーの新譜を入手しました。ニューアルバムが発売されるといった事前情報は一切聞いていなかったので、いきなりの発売告知を知って少々驚いたクチでしたが、さて届いた新作を聴いて「ほっ」と一安心したのが正直な感想であります。

10年ほど前に同じくピーター・グリーンが復活した時も、一部のグリーニー・ファンの間では相当に盛り上がった気がしておりますが、その復活した際の音楽を聴いて「愕然」とした方も多かったはずだと思います。復活後の演奏を聴いて「これはピーター・グリーンであって、ピーター・グリーンの音楽でない」と瞬間的に思いました。あの神々しくなにやら神憑り的だったブルース・ギターは完全に精彩を欠き、僕が探し求めて来たギターの音色とは、まったくかけ離れたものに変わってしまっていたからです。この時ほどショックを受けた時はなかったですね。もう長い間、探し求め、追い続けてきた「ピーター・グリーン伝説」に僕は自らの手で彼に引導を渡しました。僕の中では1970年代でピーター・グリーンの時代には完全に終止符を打っております。さらば、ピーター・グリーン・・・・。

で、今回のジェレミー・スペンサーの新作ですが、僕が想像していたよりもずっと現役感があって本当に安心しました。これならば、まだまだ大丈夫です。一方、復活劇の際に「ジャパン・ブルース・カーニバル」参加で来日し、僕が日比谷野音で初めて生で観たピーター・グリーンは、完全に死んだ魚のような眼をしておりましたからね(苦笑)。本来ならば、元気に生きていてくれたピーター・グリーンの雄姿を見られただけでも「良し」としなければいけないのでしょうが、あれじゃ廃人同様であんまりです。現役復帰すりゃあ、いいってもんじゃないでしょって思いましたもん。アレだったら、永遠に謎のまま幻の存在でいてくれた方が何倍もよかったです。結局、数年後には再び元の隠遁生活に逆戻りしてしまいましたから、ピーター自身もかなり無理していたんでしょうね、実際相当に辛かったんだろうなあ~。

それに引き換え、周囲のサポートにも恵まれていたのでしょうか、新作でのジェレミー・スペンサーは実に元気に演奏しております。お得意のエルモア・ジェームズのカバーから、エルビス・プレスリー調の陽気なロックンロールまで、実に幅広くジェレミー・スペンサー風のホワイト・ブルースを披露しております。ジャケットの近影をみると、風貌はまったく変わってしまいましたが(苦笑)、演奏を聴いた限りでは、まだまだイケますね!!是非、日本の小さなライブハウスでジェレミーの生演奏を聴いてみたいと思ったのは、きっと僕だけではないはずだと思います。知人から聞いた話では、阪神淡路大震災後の神戸地区で行われた復興チャリティーライブの参加者として、数年前にジェレミー・スペンサーが来日していたこともあったそうですので、日本でのライブハウスの演奏というのも絶対に不可能な話ではなさそうですね。是非、近いうちに実現してもらいたい大好きなミュージシャンの一人であります。


◎JEREMY SPENCER 『PRECIOUS LITTLE』(BLIND PIG RECORDS)

01. BITTER LEMON
02. PSYCHIC WASTE
03. IT HURT ME TOO
04. PLEASE DON'T STOP
05. SERENE SERENE
06. DR.J
07. BLEEDING HEART
08. MANY SPARROWS
09. TROUBLE AND WOE
10. MARIA DE SANTIAGO
11. TAKE AND GIVE
12. PRECIOUS LITTLE


==JEREMY SPENCER'S SOLO DISCOGRAPHY==


◎1970年発表の初ソロ・アルバム 『JEREMY SPENCER』



◎1972年発表の 『Jeremy Spencer and The Children』 (※未CD化)



◎1979年発表の 『Flee』 、コチラはつい最近初CD化されました!!拍手パチパチ!!



◎長い沈黙を破り、1998年に発表されたソロ名義のライブ盤 『In Concert:India '98』 です。
僕もまだ未入手なので是非、手に入れたい一枚です。



◎翌1999年にタイランド限定でリイシューされた上記同内容のライブ盤です。
美女をはべらしたジャケット・センスがなんとも云えません(笑)。
コチラは以前ヤフオクに出品されていたのを見かけたことがありますが、
法外な価格設定でしたがので当然パスしてしまいました・・・。





★吉野家 5日連続「牛丼祭」 10月1日(日)~5日(木)

2006年10月05日 | GOURMET
 
遅ればせながら、吉野家の5日間連続『牛丼祭』最終日にようやく試食して参りました(笑)。吉野家が10月頭に5日間連続で、再び『牛丼祭』を開催することは知っておりましたが、思い出したのが昨日の晩でしたので、本日ようやく足を運んできたという次第です。ネタ的には遅いよな、本当に(苦笑)。

小雨が降っていたせいか、予想していたよりも店内は空いておりましたね(笑)。そろそろ「吉野家の牛丼復活」ぐらいでは誰も騒がなくなってきたよい証拠ですかね。一時期は馬鹿みたいな大騒ぎでしたから、これはいいことだと思います。だって、たかが吉野家の牛丼でしょ(苦笑)?されど吉野家の牛丼だって反論の声も聞こえてきそうな気がしておりますが、そもそも吉野家の牛丼のコンセプトは「牛丼のブランド化を目指す」といったものではなく「うまい・安い・早い」が信条だったはず。そう考えると「行列に並んでまで、本当にみんな牛丼を食べたいんだろうか?」というのが率直な感想で、どうも嘘くさく思えて仕方がなかったんですよねえ。

これはちょっと違うんじゃないの?というのが僕の考えで、今しか食べられないから、話題づくりにみんながみんな吉野家に足を運んだようにしか思えない。ま、中には「本当に吉野家命(!)」みたいな信奉者もいないわけではないんだ(苦笑)とは思いますが、どう考えてもマスコミまで一緒になってこんなに大袈裟に騒ぎ出すというのはやっぱり異常だと思う。

ということで店内に入って、すうっと牛丼が食べられたというのは、ようやく正常な状態に戻りつつあるということで歓迎すべき現象だと安心しましたね(笑)。ところがアメリカ産牛肉を使用した、この復活牛丼の感想ですが、「え?吉野家の牛丼ってこんな味してたっけ?」というものでした。

随分と大振りな肉の切り方もだいぶ違いましたし、ツユの味や色もどことなく違う。これって吉野家の牛丼休止前のものとは似て非なるものだと感じたのは僕だけでしょうか?たぶん味覚に敏感な方だとその違いの大いなる変貌に気がつかれていると思いますが、これはまったく別物の牛丼だと思いましたね。ううーん、困ったな、こんなコメントを出す予定じゃなかったんですけど(苦笑)。

でも味は明らかに変わっていると思いますね。赤ワインがどうのこうのとか云うレベルじゃなくって、「本当にこの味でみんな満足しているの?」と問いかけてみたいぐらい違っていたと思うのですが、いかがでしょうか。うーん、参ったな。これじゃ、吉野家の牛丼復活を称えるというより、ケチをつけただけにしか受け取られ兼ねないよな(苦笑)。ちなみに僕は決して吉野家の牛丼を非難しているわけでもなんでもなく、むしろ歓迎して拍手喝采を贈りたかったぐらいなのですが、今回の牛丼祭の復活牛丼を食べて、正直この牛丼に違和感を覚えたからなんですね。果たしてこんな味だったんだろうか、という感じで。ま、僕の味覚が衰えただけならそれでいいんですが、やっぱり根本的に何か違ってるような気がするんですよね、残念ながら・・・。

吉野家の牛丼完全復活までには、まだ時間がありますので、もう少し長い目で見守ってみたいと考えております。次回の『牛丼祭』は11月1日~5日までの5日間連続で再び開催するそうです。食べ逃した方は是非、次の機会に試食してみて下さい。


★FREE 「LIVE AT THE BBC」

2006年10月04日 | PAUL RODGERS
 
ブログに取り上げるのが遅くなってしまいましたが、フリーの2枚組CD『LIVE AT THE BBC』を聴きましたー!!いやー、これイイですよ。

先日発売されたDVD『Free Forever』も素晴らしい作品でしたが、コチラの作品も負けず劣らずに拍手パチパチの内容であります。HMV通販で「輸入盤CD3枚買うと25%OFFキャンペーン」+先行予約のWスタンプ対象で税込価格2197円でした。上記新作DVDとセットにして鑑賞してもらえれば、感動も倍増すること間違いなしです!

ディスク1枚目はスタジオ・セッション時の音源、ディスク2枚目はコンサートでのライブ録音が収録されております。スタジオ録音の方は、単なる放送音源だけでなく、演奏やり直しシーンまで含めたドキュメンタリータッチの音源で、これはかなりリアルでした。音質も完璧です!!続く2枚目のライブ録音の方は、1枚目に比べると若干音質が落ちておりますが、1970年収録の『ジョン・ピール・サンデー・コンサート』2公演分のライブ音源はどちらも貴重なので、やはり重要なお宝音源であることには変わりありません。たぶん、これでも現存するマスターでの最高音質状態なんだろうと思いますし。既発のブート音源に比べたら、明らかに音質は上でありますので、まあ、欲を云えばキリがないということですね(苦笑)、あらあらかしこ。


◎FREE 『LIVE AT THE BBC』(Island)

DISC.1: IN SESSION
01. Waiting On You (Top Gear 15/07/1968)
02. Sugar For Mr Morrison (World Service Rhythm and Blues 15/11/1968)
03. I'm A Mover (Top Gear 17/03/1969)
04. Over The Green Hills (Top Gear 17/03/1969)
05. Song Of Yesterday (Top Gear 17/03/1969)
06. Broad Daylight (Top Gear 17/03/1969)
07. Woman (Stuart Henry show 02/12/1969)
08. I'll Be Creepin' (Top Gear 08/12/1969)
09. Trouble On Double Time (Top Gear 08/12/1969)
10. Mouthful Of Grass (Top Gear 08/12/1969)
11. Alright Now (Harding session 04/06/1970)
12. Fire And Water (Harding session 04/06/1970)
13-14. Be My Friend (Harding session 19/4/1971)
15-19. Ride On Pony (Harding session 19/4/1971)
20. Get Where I Belong (Harding session 19/4/1971)


DISC.2: IN CONCERT
01. Hunter (live in concert 15/01/1970)
02. Woman (live in concert 15/01/1970)
03. Free Me (live in concert 15/01/1970)
04. Remember (live in concert 15/01/1970)
05. Fire And Water (live in concert 02/07/1970)
06. Be My Friend (live in concert 02/07/1970)
07. Riding On A Pony (live in concert 02/07/1970)
08. Mr Big (live in concert 02/07/1970)
09. Don't Say You Love Me (live in concert 02/07/1970)
10. Woman (live in concert 02/07/1970)
11. All Right Now (live in concert 02/07/1970)


★ザ・ビートルズの新作 「LOVE」 2006年11月世界同時発売!!

2006年10月03日 | THE BEATLES
 
え?ビートルズの新作が発売されるって!?マジかよ??

この第一報を聞いた時は正直、耳を疑いました(笑)が、新作発売の経緯を調べたところ、どうやら現在、ロサンゼルスで公演中のCirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)によるエンターテインメント・ショー 『Love』 から生まれた作品のようであります。

同アルバムのプロデュースを手掛けたジョージ・マーティン氏は、
「この音楽は当初ラスベガスのLoveの公演用に取り掛かったんだが、結果として新しいビートルズのアルバムを作りあげることになったよ。ビートルズは常に自分達を表現する新たな方法を探していてこれはまさに彼らにとって一歩前進になったと思う」
と語っている。

ううーん、ビートルズ・メンバーが一切関わることなく制作された作品を、果たしてビートルズの新作と謳っていいものかどうか、少々疑問を感じなくもないのでありますが、まあ、それは出来上がった作品を聴いてから判断してみたいと思います。

アルバムの正式な発売日、収録曲などは未定とのことですが、ジョージ・マーティン氏と共同作業を行った息子、ジャイルズ・マーティン氏によると
「オリジナルの4トラック、8トラック、2トラック等のビートルズのすべてのテープからなる音、そして音楽のパレットを使い、新しいサウンドを作り上げた。アルバムではビートルズの濃縮された音楽の歴史を再び体験することができ、まさに皆にとって新しい経験になると思う」
とコメントを寄せている。

ウ~ン、やっぱりよく判らないんですけど(笑)、まあ、肝心の作品概要がまったく不明ですので、コチラは詳細続報を待ってから再度コメントすることにしましょうか(苦笑)。


★追悼:故・丹波哲郎氏、映画 「砂の器デジタルリマスター2005」

2006年10月03日 | MOVIE
 
先日、お亡くなりになった俳優の故・丹波哲郎氏に追悼の意を込めて、氏の代表作である映画『砂の器』をDVDで観た。松竹創立110周年を記念して、昨年デジタルリマスター化された作品です。以前にもデジタルリマスター化される前の映像でこの映画を観たことがありますが、一目で判るぐらい格段にクオリティUPしていたので、いやー改めて驚きました。とくに冒頭に出てくる「国鉄蒲田操車場の殺人現場検証」のシーンなどは暗闇の中での解像度が明らかに違いますので、興味がある方は是非、見比べてみて下さい(苦笑)。

最先端のデジタル・フィルム・スキャナーを使い、画質解像度が大幅にアップしたばかりか、音声もDTSサラウンド5.1chで収録されております。日本初の最大解像度4Kスキャニングにより映画公開時の画像を復元し、最新技術のすべてを注ぎこんだ最高水準の傑作として2005年に甦った作品です。これは一見の価値はあると思いますよ。しかも旧規格盤DVDよりも、リーズナブルなプライスで現在は入手可能ですので、これはオススメです。

故・丹波哲郎氏出演の映画というと、世界的に一番有名な作品はたぶん映画『007は二度死ぬ』だと思いますが、日本映画の中では僕はこの作品が一番好きですね。丹波さんの存在感のあるベテラン刑事役はもちろん必見ですが、蒲田署の若手刑事役・森田健作氏との名コンビも見逃せませんね。森田健作も若いです(笑)。

こういう日本映画の名作を観ていると「ああ、あの時代の日本は良かったんだなあ~」となぜか思えてしまうんですよねえ。※原作:松本清張、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、山田洋次、1974年作品。