廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★秋の大収穫際2006 「第21回 ロリアンワイン祭」(山梨県勝沼)

2006年10月01日 | GOURMET
 
去る9月30日(土)、山梨県勝沼にある白百合醸造株式会社主催の『秋の大収穫際・ロリアンワイン祭(※9月30日・10月1日の2日間開催)』に出かけて参りました。今年の新酒ワイン試飲と採れ立てブドウの試食ができるということで、我々は今年初めての参加でしたが、どうやらこのワイン祭は毎年恒例の会員向け行事で、今回で第21回目を迎える伝統あるイベントだったようですね。

ワイン試飲会ということで今回はレンタカーでの移動は最初から考えずに、JR新宿駅から「特急かいじ」に乗り込み一路、塩山駅へ向かいました。移動時間は意外と近いもんで新宿から1時間半ぐらいですね。こりゃ車で移動するよりよっぽど早いです(苦笑)。塩山駅からはイベント会場までの無料送迎バスがピストン輸送してくれますので安心ですが、ちょうど混雑した時間帯に到着したため、送迎バスが戻ってくるまでに30分近く待たされてしまいましたが、まあ、イベント会場の手配なんて所詮こんなものなので、最初からノンビリと構えておれば腹を立てることもありません(笑)。

で、ようやく送迎バスの乗り込み移動すること約15分程度でイベント会場に到着。すると天気が良かったせいもあるのでしょうか、会場内はものすごい混雑で驚いてしまいました。バスの手配をしていた会場整理係のお姉さんの話を聞いていたら、本日の参加予約人数は「800人(!)」なんだとか。結構有名なワイン祭だったんですかね、これって(苦笑)。

会場受付にて入場料1000円を支払うとひとりにひとつずつワイングラスが手渡されます。要はこのワイングラスで勝手に会場内で試飲してくれ、というシステムらしいです。でも、変なプラスチック製の紙コップなどで試飲させられるよりか、よっぽどマシなのでこれはありがたかったですね、しかも結構量が入りますし(笑)。オマケにこのワイングラスはお土産にお持ち帰りOKでした。

自社農園内に設営されたイベント会場でまず、今年の新酒デラウェア白(甘口)を試飲。お、これは美味しい。いきなり一発目から当たりのワインを引きました。試飲といいつつもなみなみとグラスに注いで、一気に空けてしまいました。続いて赤ワインも飲みましたが、こちらはイマイチ。酸味が強く、口の中でエグミが残りました。これはパス。思わずグラス内の残りのワインを農園内に捨ててしまいました(ゴメンナサイ)。おつまみにはテント売店で販売されていたクリームチーズを購入。食べ方ですが、クリームチーズの上にかつおぶしをかけ、これに醤油をたらして食べるのが勝沼流なんだそうです。最初は「え?」と驚いてしまいましたが、食べてみるとこれが意外と美味しく、ワインにも合いましたね。今度、自宅でもやってみようと思います。オススメです。

この後、工場見学(グラッパの製造工程が面白かった!)と農園見学を追え、さらに屋内の試飲コーナーでワインを飲みまくりました(苦笑)。ここでは5~6種類ぐらいワインを飲み比べたでしょうか。でも、どれを飲んでも「コレだ!」というのがなかったですね。一番最初に飲んだ新酒デラウェアの白ワインが美味しかったぐらいで・・・。

で、諦めかけていたその時、なにやら会場内に見慣れない樽が置かれていたのに気が付きました。壁面には手書きの汚い字で「もろみワイン試飲出来ます」と書かれており、やる気のないお兄さんが樽の前で試飲客が来るのを待っております。ものは試しと飲んでみると、おいおいこれが一番美味しいじゃないですか!「もろみワイン」というのは、まだワインが熟成する前の段階のものでアルコール度数はそんなに高くないのですが甘みが強くて、まるで搾りたて100%ブドウジュース(少しアルコール入り)といった感じで、拍手パチパチ級の大絶賛ワインでありました。会場内ではたぶんこれが一番美味しいし、ここでしか飲めない貴重なワインだったと思います。あ~、これでわざわざ勝沼まで電車で来た甲斐があったってなもんです(笑)。

帰りにお土産コーナーで、試飲して美味しかった新酒デラウェア(白)と以前、この工場見学に来た時にも買った記憶がある山梨ワイン(白)を購入。また前々から買いたかった「馬肉の燻製」も自分用のお土産に買いました。これも美味でしたねえ、ちょっと高かったですけど(苦笑)。

白百合醸造株式会社 (山梨県甲州市勝沼町等々力878-2)
 ⇒交通/中央自動車道勝沼インターより車で10分