廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★ザ・ビートルズの新作 「LOVE」 2006年11月世界同時発売!!

2006年10月03日 | THE BEATLES
 
え?ビートルズの新作が発売されるって!?マジかよ??

この第一報を聞いた時は正直、耳を疑いました(笑)が、新作発売の経緯を調べたところ、どうやら現在、ロサンゼルスで公演中のCirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)によるエンターテインメント・ショー 『Love』 から生まれた作品のようであります。

同アルバムのプロデュースを手掛けたジョージ・マーティン氏は、
「この音楽は当初ラスベガスのLoveの公演用に取り掛かったんだが、結果として新しいビートルズのアルバムを作りあげることになったよ。ビートルズは常に自分達を表現する新たな方法を探していてこれはまさに彼らにとって一歩前進になったと思う」
と語っている。

ううーん、ビートルズ・メンバーが一切関わることなく制作された作品を、果たしてビートルズの新作と謳っていいものかどうか、少々疑問を感じなくもないのでありますが、まあ、それは出来上がった作品を聴いてから判断してみたいと思います。

アルバムの正式な発売日、収録曲などは未定とのことですが、ジョージ・マーティン氏と共同作業を行った息子、ジャイルズ・マーティン氏によると
「オリジナルの4トラック、8トラック、2トラック等のビートルズのすべてのテープからなる音、そして音楽のパレットを使い、新しいサウンドを作り上げた。アルバムではビートルズの濃縮された音楽の歴史を再び体験することができ、まさに皆にとって新しい経験になると思う」
とコメントを寄せている。

ウ~ン、やっぱりよく判らないんですけど(笑)、まあ、肝心の作品概要がまったく不明ですので、コチラは詳細続報を待ってから再度コメントすることにしましょうか(苦笑)。


★追悼:故・丹波哲郎氏、映画 「砂の器デジタルリマスター2005」

2006年10月03日 | MOVIE
 
先日、お亡くなりになった俳優の故・丹波哲郎氏に追悼の意を込めて、氏の代表作である映画『砂の器』をDVDで観た。松竹創立110周年を記念して、昨年デジタルリマスター化された作品です。以前にもデジタルリマスター化される前の映像でこの映画を観たことがありますが、一目で判るぐらい格段にクオリティUPしていたので、いやー改めて驚きました。とくに冒頭に出てくる「国鉄蒲田操車場の殺人現場検証」のシーンなどは暗闇の中での解像度が明らかに違いますので、興味がある方は是非、見比べてみて下さい(苦笑)。

最先端のデジタル・フィルム・スキャナーを使い、画質解像度が大幅にアップしたばかりか、音声もDTSサラウンド5.1chで収録されております。日本初の最大解像度4Kスキャニングにより映画公開時の画像を復元し、最新技術のすべてを注ぎこんだ最高水準の傑作として2005年に甦った作品です。これは一見の価値はあると思いますよ。しかも旧規格盤DVDよりも、リーズナブルなプライスで現在は入手可能ですので、これはオススメです。

故・丹波哲郎氏出演の映画というと、世界的に一番有名な作品はたぶん映画『007は二度死ぬ』だと思いますが、日本映画の中では僕はこの作品が一番好きですね。丹波さんの存在感のあるベテラン刑事役はもちろん必見ですが、蒲田署の若手刑事役・森田健作氏との名コンビも見逃せませんね。森田健作も若いです(笑)。

こういう日本映画の名作を観ていると「ああ、あの時代の日本は良かったんだなあ~」となぜか思えてしまうんですよねえ。※原作:松本清張、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、山田洋次、1974年作品。