廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★映画 「ワールド・トレード・センター」 オリバー・ストーン作品

2006年10月12日 | MOVIE
 
オリバー・ストーン監督、ニコラス・ケイジ主演の映画 『ワールド・トレード・センター』 を観て来ました。僕はこの映画、観に行くつもりはなかったんですけど、珍しく(というか生まれて初めてかもしれん、苦笑)実弟から「一緒に映画観に行かないか」と誘われたので、ま、とくに用事もなかったことですし有楽町マリオン「日劇」まで出掛けてきました。

ほとんど期待もせず、ケーブル・テレビの映画チャンネルで新作映画を観るような感じで観始めたのですが、ううーむ、途中やや中だるみを感じたもののグイグイと画面に引き込まれ、予想外だったストーリー展開に思わず涙してしまいました(苦笑)。いやー、これはかなり感動作ですね。9.11のテロ再現に対する涙というより、世界貿易センタービルの倒壊に巻き込まれた港湾局警察官の家族愛をテーマにした語り口に、不覚にも思わず涙してしまった次第であります。

戦争物やドキュメンタリー映画が得意なオリバー・ストーン監督作品なだけに、もっと別の角度から詳細にテロ事件の裏側を描くのかと思っておりましたが、今回は「家族愛」一本に焦点を絞った意外性で、どういう展開にもっていくのだろうか?と時間を忘れてスクリーンに没頭してしまいました。うーむ、こういう切り口で勝負に出たか、と思わず「ニヤリ」としてしまいましたが(苦笑)。実話を元にした、よくテレビでやってる再現ドラマのドキュメンタリー映画だと思ってみると、あまり気張らずに感動できるかもしれませんね。そう、ちょうど日本テレビ『世界まる見え!テレビ特捜部』でも取り上げられているテレビ番組 『レスキュー911』 のハリウッド版だと思えば、素直に感動できるかもしれませんね。この手のお涙頂戴ものはちょっと苦手という方にこそ、是非観ていただきたい映画だと思います。僕もそのクチでしたが、これは良かったですね。今秋公開のオススメ映画でした!!

尚、余談ですが、ニコラス・ケイジ演ずる実在の主人公名は「ジョン・マクローリン」というのですが、カタカナ表記は違っておりますが、英語の綴りをみたら、そう、超絶ギタリストの「ジョン・マクラフリン」とまったくの同姓同名なんですね!こんなところでも意外性を感じて驚いてしまいました。まったくバカですねえ~、全然関係ないところにも感心して(苦笑)。

それから、映画本編の中に、なんと実在のこのジョン・マクローリン氏ともう一人の主人公ウィル・ヒメノ氏も出演しておりましたので、スクリーン内で探してみるのも一興かもしれませんね。まず見つからないと思いますけど(笑)。答えは映画パンフレットの中に書かれておりましたので、そちらで正解をお探し下さい!!