廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★Joe's Bag at Club Chitta, September 19, 2004

2004年12月21日 | THE GOLDEN CUPS
 
2004年9月19日に川崎クラブチッタで行われたジョー山中氏のコンサート 『JOE'S BAG』 からのひとコマです。それにしてもものすごい5ショットですよね(笑)。万が一、誰が誰だか判らない人がいると困るので念のために一応書いておきますが、写真左からジョー山中(以下敬称略)、Char、内田裕也、エディ藩、シーナ&ロケッツの鮎川誠、という信じられないくらい豪華なメンバーが同じ舞台に立ちました!!!これは御大の力が大きいのかな?やっぱり(苦笑)。それにしてもユーヤさん、見る度に「日清カップヌードルのCMに出て来る宇宙人」のように見えてなりません(爆)!!う~ん、たまりませんっ。


★ 2005 AUTHENTIC HENDRIX CATALOG

2004年12月20日 | JIMI HENDRIX
 
本日、国際郵便でアメリカの「AUTHENTIC HENDRIX」社から、毎年恒例の最新版カタログが送られてきました。ネット通販といっても、アマゾンと違って年に1~2回ぐらいしかココは利用しないんですけど、いつも丁寧に対応してくれて非常に良心的な会社だと思いますね。ジミの遺族というか、親戚の方が会社経営されていると考えると思わず余計なものまで注文したくなってしまいますね(笑)。オールカラー全32ページからなる通販カタログで、ジミヘンのファンならば見ているだけでも楽しくなってきてしまうこと請け合いです。たぶん一度でもイイからこのネットショップに注文を出したことある人全員に発送しているんだと思いますので、自分も送って欲しいなあ~と思われた方は是非トライしてみて下さい。海外へのネットオーダーですが、英語がよくわからなくても、案外、簡単ですよ!僕が注文できるぐらいですから、間違いありません(笑)。

http://www.authentichendrix.com


★ JAPANESE ROCK MASTERPIECE

2004年12月19日 | J ROCK MASTERPIECE
 
雑誌ストレンジ・デイズWebサイトとディスクユニオンのみで販売する売り切れ必至の超限定紙ジャケット、スピード、グルー&シンキ2作品、フラワートラヴェリンバンド3作品が完全復刻発売されましたー!!!明日12月20日(月)発売となっておりましたが、すでに昨日(18日)夕方、ディスクユニオン店頭には入荷済みとの連絡が入りましたので、先ほど外出したついでにさっそく購入してきちゃいました(笑)。5アイテム合計で、税込1万8375円でした。ひえ~っ、オフィシャル盤なのにめちゃくちゃ高いやんけ、と文句のひとつも云いたくなるところですが、今回の紙ジャケ完全復刻プロジェクトは、LPオリジナル盤を忠実に縮尺し素材まで似せることでかなり精巧に作り込まれておりますので、この値段設定もやむを得ないのかなと泣く泣く納得しております(笑)。今回、完全復刻されたアルバムは、写真左上より、

・フラワートラヴェリンバンド 『SATORI』 オリジナル・リリース:1971年
(ダブル・ジャケット仕様、税込3150円、特典:ロック・エイジ復刻ミニチュア帯)

・フラワートラヴェリンバンド 『メイド・イン・ジャパン』 オリジナル・リリース:1972年
(特殊ダンボール・ジャケット仕様、税込3675円、特典:ダンボール・ジャケ装着用帯)

・フラワートラヴェリンバンド 『メイク・アップ』 オリジナル・リリース:1973年
(ダブル・ジャケット仕様2枚組CD、税込4200円、特典:鞄型特種アウター・ジャケwith帯)

・スピード、グルー&シンキ 『イヴ~前夜』 オリジナル・リリース:1971年
(シングル・ジャケット仕様、税込3150円、特典:ロック・エイジ復刻ミニチュア帯)

・スピード、グルー&シンキ 『スピード、グルー&シンキ』 オリジナル・リリース:1972年
(シングルジャケット・ジャケット仕様2枚組CD、税込4200円、特典:特種全面被せ帯)

です。うーん、手にとって眺めると、いやあ至福のひとときがやって参ります(爆)!!

全アイテムとも、すでに既発CDを何枚も所有しているのでありますが、今回の紙ジャケ完全復刻盤がやはり一番出来がイイようです。よくぞここまで凝りました!と「日本製(メイド・イン・ジャパン)」の技術力のスゴさを改めて再認識させられました(笑)。なにも紙ジャケ如きで再認識しなくってもいいんですけどね、でもそれだけ超精巧に再現されております。70年代初頭の日本のニューロック・ファンであれば一家に一枚、大切に置いておきたい紙ジャケシリーズです。


★17CD BOX 「John McLaughlin Montreux Concerts」

2004年12月19日 | JAZZ
 
先日、アマゾンの輸入盤ボックスセット15%引きキャンペーンに踊らされて、思わず衝動買いしてしまったアイテムがコレであります(笑)。ジョン・マクラフリン御大のモントルー・ジャズ・フェスティヴァル出演時のライヴ録音を集大成したCD17枚組のボックスセットで、パッケージ仕様は既発のCD20枚組の超豪華ボックス 『The Complete Miles Davis at Montreux 1973-1991』 と同様のブックレット型収納タイプです。

収録内容の方は、1974年の大編成マハヴィシュヌ・オーケストラからシャクティ(1976&77年)やワン・トゥルース・バンド(78年)、フリー・スピリッツ(93&95年)、ハート・オブ・シングス(98年)、リメンバー・シャクティ(99年)まで、様々な演奏形態でのバラエティに富んだライヴ内容になっております。このほか、チック・コリア(81年)やパコ・デ・ルシア(87年)とのデュオ出演時の音源ももちろん収録されております!!CD17枚目だけはモントルー音源ではなく、ボーナスディスク的な扱いになっており、カルロス・サンタナ(93年)とパコ・デ・ルシア(96年)のストラヴィンスキー・オーディトリアム公演時のライヴ音源が2曲のみ(おいおい2曲だけかよ!収録時間20分弱だし!)特典収録されております。ま、こんなものか。CDによっては何も無理矢理CD2枚に分散して収録する必要もない短い収録時間のものも含まれており、値段の割には水増し感の強いアイテムになってしまっておりますが、これだけの内容を一気にリリースしてくれる企画物ボックスなんて、そうザラにはありませんから、実にお買得なボックスセットだと思いますよー。国内盤仕様のボックスセットは販売されておらず、昨今の円高差益還元にも便乗できたのかどうかは不明でありますが、HMVでは3万5千円前後で販売されていたこのアイテム、僕は前出のアマゾンで税込2万7千円弱で購入することができましたー。ひとつの目安として税込3万円以下になったら買おう!と前々から考えておりましたので、一気に目標金額クリアの上代設定をみて思わずマウスをクリックしてしまった次第なんです。ウチの奥さんには買ったこと内緒ですけど(笑)。


◎ 『John McLaughlin Montreux Concerts』 (WANER MUSIC SWITZLAND)

MAHAVISHNU ORCHESTRA :July 7, 1974
DISC.1:
01. Power Of Love
02. Wings Of Karma
03. Smile Of The Beyond
DISC.2:
01. Vision Is A Naked Sword
02. Hymn To Him
03. Sanctuary

SHAKTI :July 6, 1976
DISC.3:
01. Joy
02. India
DISC.4:
01. Nata
02. Kriti

SHAKTI :July 8, 1977
DISC.5:
01. La Danse Du Bonheur
02. India
03. Get Down And Sruti
04. Joy

JOHN MCLAUGHLIN & THE ONE TRUTH BAND
DISC.6:
01. Meeting Of The Spirits
02. Friendship
03. Two Sisters
04. Mind Ecology & Do You Hear The Voices We Left Behind
05. Phenomenon Compulsion & Hope

CHICK COREA & JOHN MCLAUGHLIN
DISC.7:
01. La Baleine
02. Waltze
03. Romance
04. Sketches
05. Turn Around
06. Thelonius Melodius
07. Beautiful Love (dedicated to Bill Evans)

MAHAVISHNU ORCHESTRA :July 18, 1984
DISC.8:
01. Radio Activity
02. Nostalgia
03. East Side West Side
04. Clarendon Hills
05. Blues for L.W., It's The Pits & Living On The Crest Of A Wave
DISC.9:
01. Jozy
02. Pacific Express
03. Mitch Match
04. Mitch Match (reprise)

JOHN MCLAUGHLIN & PACO DE LUCIA :July 15, 1987
DISC.10:
01. One Melody & My Foolish Heart
02. El Panuelo
03. Spain
04. Chiquito
05. Florianapolis
DISC.11:
01. Frevo
02. David
03. Sichia
04. Guardian Angels

JOHN MCLAUGHLIN & THE FREE SPIRITS :July 4, 1993
DISC.12:
01. Thelonius Melodius
02. Matinale
03. When Love Is Far Away
04. Nostalgia
05. Mother Tongues
06. 1 Nite Stand

JOHN MCLAUGHLIN & THE FREE SPIRITS :July 18, 1995
DISC.13:
01. Tones For Elvin Jones
02. Matinale
03. Sing Me Softly Of The Blues
04. The Man Will Fall
DISC.14:
01. After The Rain
02. Mother Tongues
03. Old Folks

JOHN MCLAUGHLIN & THE HEART OF THINGS :July 11, 1998
DISC.15:
01. Seven Sisters
02. Social Climate
03. Mr. D.C.
04. Tony
05. Acid Jazz
06. Jazz Jungle

JOHN MCLAUGHLIN - REMEMBER SHAKTI :July 8, 1999
DISC.16:
01. 5 In The Morning, 6 In The Afternoon
02. Ma No Pa
03. Anna
04. Finding The Way
05. La Danse Du Bonheur

BONUS DISC:
DISC.17:
01. Canto de Xango - CARLOS SANTANA with JOHN MCLAUGHLIN, Stravinski Auditorium, July 4,1993
02. Frevo - JOHN MCLAUGHLIN & PACO DE LUCIA, Stravinski Auditorium, July 8.1996


★ ERIC CLAPTON 「VANISHING POINT」 BONUS DVD

2004年12月19日 | ERIC CLAPTON
 
で、特典として付いて来たボーナスディスクがこのプレス盤DVDです。収録日はMSG3日間の中日(6月29日分)のオーディエンス映像+スクリーンショットであります。なかなか奇麗な映像で、これならば自信をもってプレス盤に切り替えたのが理解出来ます(苦笑)。最初からそーしておけば良かったのにね。


◎ ERIC CLAPTON 『VANISHING POINT』 MVR BONUS DISC

01. LET IT RAIN
02. HOOCHIE COOCHIE MAN
03. WALK OUT IN THE RAIN
04. I WANT A LITTLE GIRL
05. I SHOT THE SHERIFF
06. ME AND THE DEVIL BLUES
07. THEY'RE RED HOT
08. MILKCOW CALF BLUES
09. (IF I HAD) POSSESSION OVER JUDGEMENT DAY
10. KIND HEARTED WOMAN BLUES
11. GOT TO GET BETTER IN A LITTLE WHILE
12. HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
13. BADGE
14. WONDERFUL TONIGHT
15. LAYLA
16. COCAINE
17. SUNSHINE OF YOUR LOVE
18. GOT MY MOJO WORKING

ERIC CLAPTON:NORTH AMERICAN TOUR
RECORDED LIVE AT MADISON SQUARE GARDEN 2nd NIGHT, 29 JUNE 2004


★ERIC CLAPTON 「VANISHING POINT」 6CD+BONUS DVD

2004年12月19日 | ERIC CLAPTON
 
昨日(12月18日)発売になったMID VALLEY新作 『VANISHING POINT』 をさっそく購入して参りました。開店1時間前ぐらいに西新宿BFの前に到着しましたが、まだ20人弱ぐらいしか行列が出来ていなかったので、少し安堵しました(笑)。土曜日に数量限定の新作が発売される度に、正午の開店前に行列ができるのは「西新宿の風物詩」と半ば化しておりますが、こうやって行列に参加するのは今年、GW前に 『NTBT-BLUE』 限定プロモーション盤を買うのに並んだ以来でしたから、久々といったら久々だったんですけどね。7月の 『RAINBOW CONCERT』 限定盤の時は、前日から大阪へ出張に行っておりましたので行列には参加できなかったんですよねえ~。この季節に店外で並んで待つというのはたしかに少々寒かったですけど、天気が良かったので本当なによりでした。

今回は予想していたよりも長蛇の列も出来ず、これといったトラブルもなくスムーズに購入が出来たと思います。電話回線も改善されたのか、今日は現金のみでの清算ではなくクレジットカードで購入している人も多く見受けられました。僕はどーも西新宿界隈の店でカードで買うっていうのには少し抵抗があるんですけどね、なんとなく(苦笑)。行列も順調に消化されて行き、開店から十数分後には無事購入することができました。

自宅に帰ってさっそく中身を確認してみたら、別ケースに入っていたボーナスディスクのDVD、韓国製のプレス盤じゃないですかー、先月の「beatleg」掲載広告だとたしか付録はDVDーRのような書かれ方をしていたと思ったのですが、プレス盤に変更されていたのでちょっと嬉しかったですね(笑)。で、本体の方を開けてみると、あららなんとコチラにも中にDVDーRが収納されておりました。え、一体どうなっているの?と一瞬、目が点になりましたが、きっと先の広告を打った際にすでにDVDーRでの製造発注を終えていた訳で、後からプレスDVDを追加発注したため、不要になったDVDーRはそのまま梱包して配布してしまえ、ということになったのではないでしょうか?プレスDVDにしたのは、もちろん映像の内容に自信もあったのでしょうが、もしかしたらこれだけ単独で後から販売する気じゃないんですかねえ、まさかなー。でも過去に似たような前科があるんで、最近のBF商法をみていると全面的には信用できないというのも事実なんですよねー。あ、これは批判しているというより、優良レーベルであるはずのBFへの期待感の裏返しなんですけどね(笑)。

今期から給料の支給方法が年棒制へと移行したおかげで、冬のボーナス支給がなくなってしまった私には正直この時期の出費はたいへん痛いのでありますが、CD6枚組+ボーナスDVDで税込価格21000円というのは、まあ従来のMVレーベルの上代設定から考えると妥当な線だったのかもしれません。高いというのには変わりませんが(苦笑)。それよりも前回発売されたブラインドフェイスの1CD+オマケ付きの 『NOBLESSE OBLIGE』 LIMITED EDITION、6800円+消費税という方が今考えても法外な値段だったような気がします(笑)。たしかに超貴重な当時のプログラムのレプリカやポスター、それからどーでもいいメモパッド(笑)などが付いておりましたが、それにしてもやはりこの値段は高過ぎたと思います。そうそう、僕以外にも気が付かれた方いらっしゃるかもしれませんが、オマケなしの通常盤 『NOBLESSE OBLIGE』 もさり気なく売られておりました。LIMITED EDITIONをすでに買ってしまった私には、もうどーでもいいのでありますが(笑)。


◎ERIC CLAPTON 『VANISHING POINT』 (MID VALLEY 282/287) 6CD+DVD

DISC.1&3&5:
01. LET IT RAIN
02. HOOCHIE COOCHIE MAN
03. WALK OUT IN THE RAIN
04. I WANT A LITTLE GIRL
05. I SHOT THE SHERIFF
06. ME AND THE DEVIL BLUES
07. THEY'RE RED HOT
08. MILKCOW CALF BLUES
09. (IF I HAD) POSSESSION OVER JUDGEMENT DAY
10. KIND HEARTED WOMAN BLUES

DISC.2&4&6:
01. GOT TO GET BETTER IN A LITTLE WHILE
02. HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
03. BADGE
04. WONDERFUL TONIGHT
05. LAYLA
06. COCAINE
07. SUNSHINE OF YOUR LOVE
08. GOT MY MOJO WORKING

ERIC CLAPTON:NORTH AMERICAN TOUR
RECORDED LIVE AT MADISON SQUARE GARDEN, NEW YORK CITY, NEW YORK, USA
28/29/30 JUNE 2004, MID VALLEY RECORDS 2004

limited edition/300


★JRA電話投票会員限定DVD 「有馬記念メモリアル」

2004年12月18日 | JRA
 
本日、日本中央競馬会(JRA)からDVD在中と書かれた冊子小包が届きました。年末に一体、なんだろう?「平素はハズレ馬券購入でたいへんお世話になっております」とでも御礼(笑)の手紙でも来たかな?と思い、開封してみたら、JRA創立50周年の記念品として、電話投票会員限定の8cmDVD(非売品)とポストカードセットが封入されておりました。ま、いまどきタダでDVDをしかも郵送で配布できるぐらいですから、JRAはやっぱり儲かっているのでしょう(笑)。そういえば、今年は一年間でJRA銀行(爆!)に幾ら投資したんだろう??またマイナス残高かー!!

◎『有馬記念メモリアル』と題された8cmDVDには、

1. 昭和40年 シンザン
2. 昭和52年 テンポイント
3. 昭和59年 シンボリルドルフ
4. 平成2年  オグリキャップ
5. 平成5年  トウカイテイオー
6. 平成11年 グラスワンダー
7. 平成12年 テイエムオペラオー

の名馬7頭の有馬記念のレースフィルムと当時その馬に騎乗した騎手の現在のインタビューコメントが収録されておりました。こういうのはお金を出してまで買いたいとは思いませんが、タダでもらえるとちょっぴり嬉しいアイテムだったりします(笑)。さあて、過去の激闘レースを観ていたら、なんだか今年の有馬記念予想にも燃えて来たぞ~!!正月の餅代少しは稼がないと!!(笑)


★DVD/PINK CLOUD 「BRAIN MASSAGE」

2004年12月18日 | Johnny, Louis & Char
 
1990年10月31日に代々木オリンピックプール会場で行われたピンククラウドの最高傑作ライヴ映像(とマーチャンこと加部正義氏の評価!)がこの作品です。限定生産といいながら、江戸屋レコード時代のビデオ、LD発売から、BMGへ商品供給してのビデオ再発、さらにDVD化、そして2003年暮れの廉価版DVD発売と、なんだかんだと段階を経て、徐々にリーズナブル化してきたアイテムでもあります。ちなみに江戸屋時代に買ったVHSビデオ版『BRAIN MASSAGE』はボーナス映像なしで税込6800円だったのに対して、最近購入した廉価版DVDは「WITHOUT LOVE」のプロモーション映像入りで税込5040円でした。時間が経つにつれて販売戦略上、値下がり傾向が続くのは常套手段だとは思いますが、内容もアップしてさらに価格まで下がってしまうという図式は、仕方ないとはいえ初回限定版を買った人からしてみれば、やや複雑な心境に陥るというのは正直な感想でしょう。勿論、僕も例外ではありませんが(笑)。

本作には、ライヴ当日に演奏されたオープニングからアンコールまで全24曲(※但し1曲目の「STORIES」はBGM扱いです)が継ぎ目なく完全収録されておりますので、永久保存版アイテムといっても構わないと思います。会場の音響上の弱点のせいかもしれませんが、発売当時から低音部分が弱く臨場感にやや欠けるという指摘がされてきましたが、DVDで再生する場合、疑似サラウンド再生を選択して音量を上げて聴くと、ライヴ会場さながらの音質が再現できますので、僕は満足しております。当時の録音状況を考えると新たにマルチサラウンド化して公式発売してもらった方が本当はイイんですけどね(笑)。できればDTS対応で。映像も演奏自体も非常にイイので、その点だけ僕は勿体なかったかな~と少し残念に思った次第であります。でも、合格点は軽くクリアしておりますので、まだ未見の方は完売する前に是非購入して観て下さい。とくに17曲目「DRIVE ME NUTS」以降の演奏は超盛上がりますので必見映像です。このほか、僕の大好きな名曲「からまわり」でのチャーvsルイズルイス加部のダブルネック対決には涙すること必至です(笑)!!


◎DVD/PINK CLOUD 『BRAIN MASSAGE』 (BMG, BVBK-31025)

01. STORIES
02. INTRODUCTION~君が世
03. WASTED
04. FINGER
05. YOU KEEP SNOWIN’
06. SONG IN MY HEART
07. WELCOME FOR MY BABY
08. CLOSE YOUR EYES
09. ONLY FOR LOVE
10. HUG LETTER
11. EVERYDAY, EVERYNIGHT
12. SO MANY WAYS
13. STREET INFORMATION
14. LOVE TO "M"
15. ALL MY LOVE
16. B.Y
17. DRIVE ME NUTS
18. UNCLE JACK
19. OIRA
20. DAY TRIPPER
21. からまわり
22. WITHOUT LOVE
23. B.B.JOKE
24. 風にふかれてみませんか

Bonus Track
25. WITHOUT LOVE (PV)


★ The Complete Miles Davis at Montreux 1973-1991

2004年12月17日 | MILES DAVIS
 
まさにマイルス作品の中でダントツ一位の座に君臨するボックスセットが、このCD20枚組の超豪華ボックス『The Complete Miles Davis at Montreux 1973-1991』であります。2002年の夏にまず輸入盤でリリースされたこの作品でありますが、その発売のニュースを聞いた時は、正直「マジかよ!!」と思ったのは事実であります。モントルー公演に関しては、全ライヴ音源が公式に撮影録音されていたことは知っておりましたが、こんなにも早く世に出回ってくるとは思ってもおりませんでしたので、まさに晴天の霹靂といっていいぐらい衝撃的なリリースであったと思います。とくにマイルスのブートレッグに飢えていた重症のマイルス者になればなるほど、この時の衝撃の度合いは大きかったんだと思いますが(笑)。

とにかく、CD20枚組という量で圧倒される部分もたしかに大きいのでありますが、それよりも公式音源だけに、ブートレッグで流出していた既発音源よりも音質が段違いに良い(!)というのが最大の特徴だと思います。このほか、貴重な音源(とくに73年!)が初収録されたということもありますが、とにかくこれだけの超高音質なマイルスのライヴ音源がまとめて聴けるということだけでも即買いのお宝アイテムではないでしょうか。これだけ聞いても、まだ食指が動かなくて買う気が起こらない人は、もうマイルスを聴くのはやめた方がイイかもしれません(苦笑)。それはまあ冗談ですが、でもそれぐらいの超重量級のブツでありますよ、コレは。

マイルスがモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに初出演したのは1973年(夜)で、その後84年(昼・夜)、85年(昼・夜)、86年(夜)、88年(夜)、89年(夜)、90年(夜)、91年(夜)と84年以降はほぼ毎年のように出演して、全部で10回のコンサートを行ないました。このボックスセットには上記の全ライヴ音源が収録されているほか、ボーナスディスク的な扱いで20枚目には、モントルーの直後に出演した91年夏のニース・ジャズ祭における演奏がオマケとして追加収録されています。本当にもうファン垂涎の豪華20枚組未発表ライヴ集であります!!!

国内盤仕様のボックスセット(税込価格37800円)はすでに廃盤扱いとなっている模様ですが、輸入盤仕様(※ワーナー系欧州盤とソニー系米国盤の2種類でどちらも同内容です)はまだ市場に出回っておりますので、製造中止にならないうちに買っておくのが利口だと思います。輸入盤価格でも実勢価格3万円前後ではないでしょうか。CD1枚あたり約1500円ですから、高額なマイルスブートを買って騙されるより、僕はコチラの方を買った方が長い目で見ると得策だと思います。初期投資額はかなり大きいので、買うまでにしばらく悩んでしまうというのはよぉ~く理解できますが(爆)。

でも10年前のマイルスブート市場の状況をよく知っている人には判ってもらえると思いますが、4~5年前ぐらいから急激にマイルスブートが増えて、現在のような状況になったのにはいくつかの理由が考えられると思います。まずひとつは、今でもマイルスブートの金字塔と云われている名盤『The Making of“Kind Of Blue”』がリリースされたこと。このブートレッグの存在があったればこそ、現在のようなマイルスのブート市場が形成されたんだと思います。内容が良ければマイルスのブートでも売れる!ということがこの作品で証明されたからです。

次にプレスCD以外にCDRブートの台頭がこの状況に拍車をかけたんだと思います。CDR製のブートが作れるようになったおかげで、多品種少量生産のマイルスブートでも商売が可能となりました。これも理由としては大きいと思います。在庫リスクは最小限で済みますし、売り切れればまた簡単に焼き増しすることができますので、注文枚数が少なくてもクイックデリバリーが可能です。これならば、あまり資本力をもたない零細ブートレーベルでも次から次へと作品を出し続けることが可能となりました。このような状況の中で二大勢力として猛威を奮ったのが、名古屋のシーカーズと渋谷の元祖マザーズレコードの2店であります(笑)。僕はどちらのお店にもだいぶお世話になりました。

そして、もしかしたらこれが一番の大きな要因かもしれませんが、世界一のマイルス者を標榜する元スゥイングジャーナル誌編集長の中山康樹先生の名著『マイルスを聴け!』の度重なるバージョンアップの成果ではないでしょうか。この本を読むとどうしてもマイルスブートが買いたくなってしまうという重度の中毒症状が出ること間違いなしです(笑)。僕も何枚この名著を参考にしてブートレッグの名盤(迷盤?)の数々を購入したことでしょう。新品だけでなく、めったに出ない中古盤で偶然にも発掘した際の参考にも大いになりました。明らかにババを引かされる確率が減りましたので、これはマイルス者にとっては必携必読の書といっても過言ではないと思います。

これらの理由からそれまで空洞化していたマイルスのブート市場に火がつき、一気に拡大して今では何が何だかよく判らないぐらい大量の新作ブートレッグが、それこそ雨後の筍のように毎月発売されるような状況になってしまいました。昔じゃ考えられませんぜ、本当、夢のような環境です。しかも、これからマイルス道に入って行く人はオフィシャル盤から王道を進んで行くことが出来るのですから、いやあもう恵まれていることこの上ないですよ(笑)。だから、ボーナスを貰った人は何をさておいても、まずはマイルスの『The Complete Miles Davis at Montreux 1973-1991』を買いましょう!!ちなみに僕は発売当時にレコファンで欧州輸入盤を税込3万円以下で買ったような記憶があります(間違っていたらゴメンサイ、なにせ2年以上前の話なもんで!)。もうここまで来たら、これ以外のフレーズは考えられませんっ、マイルスを聴けっ!!


◎The Complete Miles Davis at Montreux 1973-1991 (WEA International)

ディスク: 1
1.Miles in Montreux '73, Part One
2.Miles in Montreux '73, Part Two

ディスク: 2
1.Ife
2.Calypso Frelimo
3.Miles in Montreux '73, Part Three

ディスク: 3
1.Speak; That's What Happened
2.Star People
3.What It Is
4.It Gets Better
5.Something's On Your Mind

ディスク: 4
1.Time After Time
2.Hopscotch; Star On Cicely
3.Bass Solo
4.Jean-Pierre
5.Lake Geneva
6.Something's On Your Mind (reprise)

ディスク: 5
1.Speak; That's What Happened
2.Star People
3.What It Is
4.It Gets Better
5.Something's On Your Mind

ディスク: 6
1.Time After Time
2.Hopscotch; Star On Cicely
3.Bass Solo
4.Jean-Pierre
5.Lake Geneva
6.Something's On Your Mind (reprise)
7.Code M.D.

ディスク: 7
1.Theme From Jack Johnson; One Phone Call/Street Scenes; That's What Happened
2.Star People
3.Maze
4.Human Nature
5.MD 1; Something's On Your Mind; MD 2
6.Time After Time
7.Ms. Morrisine

ディスク: 8
1.Code M.D.
2.Pacific Express
3.Katia
4.Hopscotch
5.You're Under Arrest
6.Jean-Pierre; You're Under Arrest; Then There Were None
7.Decoy

ディスク: 9
1.Theme From Jack Johnson; One Phone Call/Street Scenes; That's What Happened
2.Star People
3.Maze
4.Human Nature
5.MD 1; Something's On Your Mind; MD 2
6.Time After Time

ディスク: 10
1.Ms. Morrisine
2.Code M.D.
3.Pacific Express
4.Katia
5.Hopscotch
6.You're Under Arrest
7.Jean-Pierre; You're Under Arrest; Then There Were None
8.Decoy

ディスク: 11
1.Theme From Jack Johnson; One Phone Call/Street Scenes; That's What Happened
2.New Blues
3.Maze
4.Human Nature
5.Wrinkle
6.Tutu
7.Splatch

ディスク: 12
1.Time After Time
2.Al Jarreau
3.Carnival Time
4.Burn
5.Portia
6.Jean-Pierre

ディスク: 13
1.In A Silent Way
2.Intruder
3.New Blues
4.Perfect Way
5.The Senate; Me & U
6.Human Nature
7.Wrinkle
8.Tutu
9.Time After Time

ディスク: 14
1.Movie Star
2.Splatch
3.Heavy Metal Prelude
4.Heavy Metal
5.Don't Stop Me Now
6.Carnival Time
7.Jean-Pierre
8.Tomaas

ディスク: 15
1.Intruder
2.New Blues
3.Perfect Way
4.Hannibal
5.Human Nature
6.Mr. Pastorius
7.Tutu

ディスク: 16
1.Jilli
2.Time After Time
3.Jo Jo
4.Amandla
5.The Senate; Me & U
6.Wrinkle
7.Portia

ディスク: 17
1.Perfect Way
2.New Blues
3.Hannibal
4.The Senate; Me & U
5.In The Night
6.Human Nature
7.Time After Time

ディスク: 18
1.Wrinkle
2.Tutu
3.Don't Stop Me Now
4.Carnival Time

ディスク: 19
1.Introduction by Claude Nobs & Quincy Jones
2.Boplicity
3.Introduction to "Miles Ahead" Medley
4.Springsville
5.Maids Of Cadiz
6.The Duke
7.My Ship
8.Miles Ahead
9.Blues For Pablo
10.Introduction to "Porgy and Bess" Medley
11.Orgone
12.Gone, Gone, Gone
13.Summertime
14.Here Come De Honey Man
15.Introduction to "Sketches of Spain"
16.The Pan Piper
17.Solea

ディスク: 20
1.Perfect Way
2.New Blues
3.Hannibal
4.Human Nature
5.Time After Time
6.Wrinkle


★テレビ東京 「元祖!でぶや大みそかスペシャル」

2004年12月16日 | DAY BY DAY
 
今年の民放各局の大晦日テレビ対決が楽しみだ(笑)。
NHKの 『紅白歌合戦』 は問題外なので置いておいて、今年も民放は格闘技対決となるらしい。フジテレビは 『PRIDE 男祭り2004-SADAME-』 でメインカードはエメリヤーエンコ・ヒョードルvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのヘビー級GP決勝の再決着戦(コレは観てみたい)、TBSは 『K-1 PREMIUM2004』 で曙vsホイス・グレイシー(!)というのだから思わず笑ってしまった。去年のボブ・サップ戦よりかはナンボかマシだと思うが、それにしても面白い対戦相手を連れてくるよなあ~、TBSはいつも(笑)。

日本テレビは昨年の 『イノキボンバイエ2003馬鹿になれ夢を持て』 の低視聴率大失敗によっぽど懲りたのだろうか、今年は路線を変更して 『六星占術・細木数子』 を投入して来た(笑)。でも猪木よりも視聴率は稼げるかもしれないね、このオバサン(失礼!)。最近テレビに少し出過ぎているような気もしないではありませんが。僕はこの細木数子という人、あまり好きではありませんので、たぶん日テレは観ませんね。まだテレビ朝日の 『ドラえもん3時間スペシャル』 の方がイイかも(笑)。

で、激戦が繰り広げられる中、僕が密かに期待しているのは、非戦闘地域であるテレビ東京の 『元祖!でぶや大みそかスペシャル』 です!!おいおい、石チャンとパパイヤ鈴木、いつの間にテレビ東京の看板番組に成長していたんだー!?と、ちょっと意外なぐらいの大抜擢にビックリ(笑)。特番対決にこの手の番組が有効なのかどうか怪しいものですが、こういう番組の方が大晦日の晩にはいいかもね(笑)。僕はたぶんリアルタイムではココ観ますよ。格闘技の両番組はCMの合間にザッピングというのが妥当な線かもしれません。それでも瞬間視聴率で紅白歌合戦を破るのは、やっぱり曙戦かなあ~(笑)なんだかなあ~(by 阿藤海風)!!

http://www.tv-tokyo.co.jp/debuya/index.html


★NEW YEAR ROCK FESTIVAL 32年ME!

2004年12月16日 | J ROCK MASTERPIECE
 
今年の年末に行われる東京(浅草ロック座)&中国(上海アークホール)同時開催の 『NEW YEAR ROCK FESTIVAL 32年ME!』 の概要がほぼ明らかになりました。上海公演には日本からジョー山中氏の参戦が決定しており、ロックを介した日中友好の架け橋を演じてくれます。年明けにはフジテレビでのオンエアもすでに決定しており(※2005年1月6日の深夜1時55分~4時25分予定)、上海からの衛生中継も放映されるそうです!!ニューイヤーロックフェス史上初の海外公演ですので、とても楽しみです。

出演予定は、力也 with COOLS COOLS結成30周年、桑名正博、シーナ&ロケッツ、白竜、石橋勲BAND、THE NEWS、李世福コネクション(From Yokohama)、SEPIA、Baked TOMATO(From Kawasaki)、真黒毛ぼっくす、氏神一番、内田裕也&トルーマン・カポーティ R&R BAND 他となっております。

上海会場ではジョー山中バンドに加え、中国のロックバンドも参加。かなり熱いカウントダウンライブになりそうです。一体、どういう演奏が披露されるのか、上海でも「人間の証明」が演奏されるのか否か(たぶん演奏するんじゃないかな!?)、フラワートラベリンバンド時代の曲も演るのかどうか、いやはや興味は尽きませんね(笑)。

ちなみに日本でのチケット料金(全席自由)は前売り5250円、当日5880円ですが、上海では250元(前売り200元)と書かれていたのが、個人的にちょっとウケてしまいました(笑)。

http://www.shwalker.com/shanghai/contents/spinterview/200412/index.html


★ LESLIE WEST 「GUITARDED」

2004年12月15日 | LESLIE WEST
 
昨日、仕事の合間の昼休み後にお茶の水ディスクユニオンのロック館を散策してきました。改装後にはじめて立ち寄りましたが、また微妙にフロア構成並びに棚割りの配置が変わっておりましたね(笑)。以前と比べると見やすくなったのか否かは‥‥?皆さん、実際に店に足を運んでご自分で判断してみて下さい(苦笑)。ちなみに昨日の昼食は某アパレルメーカーの部長さんに永田町のお寿司屋さんでランチ寿司をご馳走になりましたんで、その浮いたお金でなにか獲物がないかな?と思い、急遽「ブラリ途中下車の旅」を敢行したのでありました(笑)。

で、中古盤コーナーを眺めてはみたものの一見して欲しそうなブツは見つかりませんでしたので、仕方なく新譜コーナーに目を走らせると、僕の大好きな「マウンテン」コーナーに、早くもレズリー・ウエストの新譜 『GUITARDED』 なる輸入盤CDが並んでいるではないですかー。税込価格2089円でしたので、これは即買い(笑)。なんの予備知識も持たないで店頭で偶然にこういう新作CDを目にすると本当、嬉しいもんなんですよね。なんだか一日中、少し得をした気分になれるから不思議です。

帰宅後、さっそくこのCDを聴いてみましたが、おいおい、これは結構面白い作品かもしれませんねー。もしかしたら、様々な場所で録音して来た音源の寄せ集めコンピレーション盤なのかもしれませんが、詳しい録音日や場所などの背景は明らかにされておりませんのでその辺りの情報は不明であります。しかしながら、既発のレズリー・ウエストのソロ作品と比べても豪華ゲスト陣が一番充実している作品になったのではないでしょうか。クレジットされているミュージシャン名をざっと見ただけでも、グレッグ・オールマンをはじめ、イアン・ギラン、ジョー・リン・ターナー、パパ・チャビー、エインズレイ・ダンバーのほか、朋友コーキー・レイングやマーク・クラークの名前も入っております。しかも演っている曲が「STORMY MONDAY」「HONKY TONK WOMEN」「THIRD DEGREE」「BORN TO BE WILD」「OLD BROWN SHOE」「GOIN' DOWN」という往年の名曲ばかりをカヴァーしているのがたまりませんねー。当然、本作でもまた「THEME FROM AN IMAGINARY WESTERN」はしっかりと演っておりますし(苦笑)。もちろん新曲も演っているみたいですが、僕のような温故知新追求型のリスナーには、どうしてもそちらの方に目が行ってしまいます(笑)。収録曲はスタジオ録音とライヴ録音の曲が混在しているようですが、相変わらずレズリー・ウエストの特徴的なウーマントーン・ギターは健在ですので、古くからのマウンテン・ファンにも大満足の一枚であります!!


◎LESLIE WEST 『GUITARDED』 (VOICEPRINT, VP343CD)

01. ALLERGIC
02. CROSS CUT SAW BLUES
03. STORMY MONDAY
04. HONKY TONK WOMEN
05. HANG ME OUT TO DRY
06. IF HEARTACHES WERE NICKELS
07. THE CELL
08. DRAGON LADY
09. THEME FROM AN IMAGINARY WESTERN
10. THIRD DEGREE
11. BORN TO BE WILD
12. OLD BROWN SHOE
13. GOIN' DOWN


★単行本 「菊地君の本屋~ヴィレッジヴァンガード物語」 永江朗著

2004年12月14日 | BOOK
 
先日の日曜日に、今年1月2日に亡くなったうちの父親の一周忌を広尾のお寺で行ってきましたが、その帰り道にうちの奥さんと二人で久しぶりに六本木ヒルズを散策して参りました。友達の誕生日プレゼントを何か買いたいということでしたので、それならば確か六本木ヒルズに遊べる本屋こと「ヴィレッジヴァンガード」の旗艦店が出店していたはずだよな、と思い出して、マップを片手に探してみましたが全然見つからないので、あれえ~どこに出店していたんだろうと思って、帰宅してから調べてみたら、なんと今年の8月31日で六本木ヒルズから撤退・閉店していることが判明しました。どうりで見つからないわけだよ(笑)。六本木ヒルズがオープンしたのはたしか昨年4月25日でしたから、1年と4か月という非常に短い期間での旗艦店撤退という残念な結果になった訳です。1度も行く前に閉店されたんじゃ、ちょっとコメントのしようがないんですけど、でもやっぱり高い家賃を払って商売して行くには六本木ヒルズという立地はあまり適してしなかったのかもしれませんね。六本木に来る客層ともあまり合っていたとは思えませんし、六本木ヒルズの中に出店したといっても、森ビルタワー棟から離れたハリウッドプラザの地下2階という奥まった場所に出店したのでは、フリー客の導線を考えても明らかに不利だったと思いますし。薄利多売の書店経営だと赤字店舗じゃ撤退閉店するのもやむを得ない結論だったのかもしれませんね。

で、今回紹介する単行本 『菊地君の本屋~ヴィレッジヴァンガード物語』 永江朗著(アルメディア刊)は、出版関係者なら一度は目にしたことがあるぐらい超有名な隠れたベストセラー本であります。ヴィレッジヴァンガード社長である菊地敬一さんが、いかにして現在のヴィレッジヴァンガード・スタイルのユニークな書店を立ち上げて、多店舗展開するまでに至ったかが書かれている本で、全国の書店主からも熱い眼差しで注目されたベストセラー本であると記憶しております。但し、発行元の出版社がアルメディアというこれまた零細出版社からの発売でしたので、あまり普通の書店には並ばなかった可能性が高いため、一般の方でこの本の存在を知っている人は、よほどの本好きか、ヴィレッジヴァンガードの熱烈な信者ではないかと想像します(笑)。書店経営までは考えていなくても「本屋さんが大好き!」という人には是非一度読んでみてもらいたい名著だと僕は思います。本体価格2200円+消費税です。オススメですよ!!

http://www.vvvnet.com/


★DVD/MILES DAVIS 「マイルス・エレクトリック」

2004年12月13日 | MILES DAVIS
 
遂にマイルスのワイト島ライヴ完全版が映像とともに明らかになりました!!!
1970年8月29日、60万人と云われる観衆を集めた 『ワイト島ミュージック・フェスティヴァル』 でのマイルス・デイヴィス率いる豪華メンバーによるパフォーマンス、通称「CALL IT ANYTHING(=和訳:何とでも呼んでくれ!)」を完全収録したDVDがリリースされました。
タイトルは 『マイルス・エレクトリック:a different kind of blue』 で、日本語字幕スーパー付きの国内盤仕様は税込価格4935円でした。画面サイズは「4:3」の通常仕様でありますが、音声はドルビーデジタル/DTS 5.1chサラウンド対応になっており、ライヴシーンでのド迫力はやっぱり違います!!

演奏部分は完全収録といっても約38分のみの映像ですので、それだけでは短か過ぎると判断したのか、このほかにマイルス・デイヴィスがエレクトリック時代へと移行して行った過程を当時のバンドメンバーなど関係者に取材したインタビュー取材を交えてドキュメンタリー作品に仕上げました。インタビュー出演には、キース・ジャレット、チック・コリア、ジャック・ディジョネット、デイヴ・ホランド、ゲイリー・バーツ、アイアート・モレイラのバンドメンバーが全員登場し、当時と現在の姿を両方映しております。音楽的な変遷を追い続けるのも面白いのですが、バンドメンバーの各人の老け方を比較するのも別の意味で面白いと思いました。外見が一番変わったのは、バンダナを頭に巻いていた若かりし頃のチック・コリアかなあ~(爆)。ダン池田にもちょい似ているキース・ジャレットもなかなかイイ線行っておりますが(笑)。

このほか、ハービー・ハンコックやカルロス・サンタナ、ジョニ・ミッチェル、デイヴ・リーヴマン、ピート・コージーなど豪華面々も出演しております。尚、ボーナス特典映像には本編で採用されなかったインタビュー映像のアウトテイクを収録したほか、本編では登場しなかったマーカス・ミラーのインタビューも追加収録されております。そのため収録時間は合計で約120分になりました。決して収録時間を延ばしただけの内容水増し作品ではありませんので、念のため(笑)。

本作の柱になっているメドレーパフォーマンスの「CALL IT ANYTHING」完全収録のほか、生前のマイルスのインタビューや1964年のスティーヴ・アレン・ショーでの「SO WHAT」(モノクロ映像)など貴重な映像素材も断片収録されております。今回、僕が一番注目していたのは1973年の日本公演でのライヴ映像も収録されるらしいというウワサを聞いておりましたので非常に楽しみにしておりましたが、どうやら元ネタのNHKには当時の放送用フィルムは現存していないらしく、ココに収録された映像はその当時放送されたものを録画したフィルムがどうやら使われているそうです。たしかに今回、公式収録された映像の中では、この日本公演でのライヴ映像が一番画質が悪かったかもしれません。なるほど、これが原因でしたか。それでも貴重な映像であることには間違いないので、画質がやや劣化しているとはいえ、よくぞ公式に収録してくれました!と関係各位には拍手を贈りたい今日この頃であります。パチパチ。


★朝日杯フューチュリティステークス(G1)

2004年12月12日 | JRA
 
本日は過去2年連続で的中している相性の良い「朝日杯フューチュリティステークス(G1)」開催なので、朝からはりきって予想しまくっておりましたが、いざ蓋を開けてみると本命の一番人気馬ペールギュントはなんと3着(!)というからさあ大変。僕は完璧にこの一番人気馬に賭けておりましたので、軸がはずれたため全滅。ちなみにペールギュントから僕は7番マイネルレコルト、8番ストーミーカフェ、10番エイシンヴァイデン、12番マイネルハーディーの4頭に流しておりました。なんだよ、1着から4着までは読みが当たっていたのでこれなら3連単を狙えば良かったのかなあ? 後の祭りですけどね(笑)。
しかも1着になったこのマイネルレコルト、レコード勝ちでしょ。後藤浩輝ちゃんにまんまとやられましたー、という気分ですね。お見それ致しました(涙)。

あ、それからJRAニュースによると、昨日(12月11日)午後3時20分、大種牡馬ノーザンテースト(牡33、父ノーザンダンサー)が老衰のため北海道早来町の社台SSで亡くなったそうですね。馬年齢で33歳というと、人年齢で計算すると一体何歳まで生きたことになるんでしょう??まさにサラブレッド界の「泉重千代」と云っても過言ではないと思います(笑)。天寿を全うしたこの名種牡馬にご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。