Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

踏んで踏んで

2023年12月30日 | 家庭

先の日記で、以前のタロウと今のタロウの、玄関での様子があまりに違うことを書きました。
左が5年前、私が帰宅すると狂喜して迎えてくれたタロウ、右は去年の、帰宅してもまるで気づかないで寝込んでいるタロウ。
その時にもう一つ驚いたのは、玄関マットの汚れ具合。
5年前と今と、同じマットとは思えない位汚れてしまっている。
90㎝×60㎝の大きさですが、厚みがあって折り畳めないので洗濯機に入れられず、なので洗ったことがなかったのでした。
しかしこりゃあんまりだ!


裏に品質表示票が貼ってあったと思うのですが何処かに行ってしまい、よく分からず。
化繊が入ったウールじゃなかったかな?
とりあえずブラッシングして毛をよく取り(タロウの毛がいっぱい絡まっていた)、浴槽の残り湯にドボンと。
中性洗剤を入れて暫く放置、そして足で踏みまくりました。
黒くなった残り湯を捨て、綺麗なお湯を入れてまた踏みまくり、これを2回ほど。
脱水できないので古いバスタオルを何度も押し当て、そして日向でよく乾かしました。



以前ほどには綺麗になりませんでしたが、とりあえずスッキリ!
今日は大物のカーテンの洗濯を。
ついでに花と、目を合わせてくれなくなった認知症タロウ。
それでも大好きだよ!


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年末の渋谷

2023年12月28日 | グルメ

「ポトフ・美食家と料理人」
確かに美味しそうなシーンが続出、そしてフランスの田舎の光景はうっとりするほどに綺麗でしたが…ストーリーらしいストーリーがない!
トラン・アン・ユン監督、パリ育ちのベトナム人のこの監督の「ノルウェイの森」を10年位前に観て、私は怒り狂ったことを忘れていました。
そして料理の肉の使い方といい、男女の交接の仕方といい、つくづく彼らは肉食人種なのねえ。



渋谷で映画を観た後、渋谷東急プラザで開催されている「プレバト水彩原画展」へ。
テレビだと大きく見えるけれどA4サイズと結構小さくて、老眼にはつらい。
分かりやすく1~5位を。
1位「一撃」光宗薫 2位「ティラノサウルス」田中道子 3位「漁師になろうよ」田中道子 4位「「緑光と夏飛沫」光宗薫 5位 「採光」辻本舞



そして渋谷西武百貨店へ。
メイン・エントランスに、友人の乗り物絵師・轟友宏氏の元気な世界が広がっていました。



映画を観る前のランチは「時のすぎゆくままに」で。
渋谷駅東口という、普段行かないエリアのビルの地下でしたが、鉄のドアを開けたら小さな独特の世界が。
スパークリングワインで乾杯、カリフラワーのポタージュ、工夫を凝らした前菜、ローストビーフ、どれも美味しく頂きました。



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親指の秘密

2023年12月26日 | 家庭

友人がSNSに出した足の親指の爪の内出血状態の写真を見て、思わず自分の足の親指を見ました。
内出血こそしていませんが、私の親指もある問題を抱えているのです。
それは、巻爪。
ある時爪が食い込んでどうにも痛くて歩けなくなり、ネットで探したら巻爪専門院というのがある。
そんなのが世の中にあることにも驚きましたが、とりあえず駆け込みました。
そこで少々痛い施術をされ、とりあえず歩けるようになったものの、そこで渡されたというか買わされたのが、確かチタンでできているというちっこい矯正器具。
巻爪防止のためにこれを爪に装着してくれということ。
鼻息で吹き飛ぶような小さなものですが、これで7~8千円したような。
これが親指に装着した状態、右がそれを手で持っている状態。
巻爪になりそうになるとこれを数日間装着し、おかげで酷くならずにすんでいます。



それにしても加齢によって、若い頃には考えもしなかったことが色々と。
巻爪なんて言葉すら、昔は知りませんでした。
足の爪にネイルなんかしている場合じゃないとも思いますが、もう意地になって年中しています。
私はジェルネイルの機械、溶液一式持っているので、自分でできるのです。
ネイルサロンに10年毎月通って、ノウハウはかなり身についた気もします。


トップ写真は、お口直しの、最近食べて美味しかったものの一つ。
「Fat Witch Bakery」代官山店のチョコブラウニー・セット。
おデブ魔女のパン屋ってどんなんよ?と思いましたが、NYで大人気のブラウニー専門店なのですって。
ストロベリーケーキ、オレンジピール、メープルピスタチオなど色々な味があって楽しいです。

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日比谷から丸の内のクリスマス

2023年12月24日 | お出かけ

銀座で食事をしてから、日比谷ミッドタウンのイルミネーションを観に行きました。
やはり昼間より、圧倒的に綺麗。
パープル・イエロー・ピンク・ブルーなどのカラフルなライトが、音楽に合わせて次々と変わっていきます。
そして私は、やっぱり犬に目が行ってしまう。
可愛いトイプーのコンビがポーズを取っていました。
タロウも元気な頃は、こうして連れ出して写真を撮ったなあと。



かつてよく撮った、こちらを見て笑っているタロウの写真。
カメラ目線でお利巧ねえなどと言われましたが、あれはなんのことはない、カメラ(スマホ)のこちら側でオヤツを振りかざした私が、タロウこっちこっち!と叫んでいたからなのです。
見えない、聴こえない、感情がなくなった今となっては、もう望むべくもない…



日比谷ミッドタウンからペニンシュラのツリーを観て、丸の内のイルミネーションを堪能しました。



寒空の下に、花嫁さんの姿も柴犬兄妹も。

 

かつては味気ないオフィス街だった丸の内、今では道が石畳となり、ハンギングフラワーが飾られ、お洒落な店があちこちにでき、そして今はイルミネーションとクリスマス・マーケット風の屋台が。
変われば変わるものです。



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白馬の騎士、ロシア料理

2023年12月23日 | グルメ

銀座メゾンエルビス・フォーラムの今のテーマは「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」で、崔在銀(チェジェウン)の「新たな生」と名付けられた作品群があります。
こちらの現代アートは私には難解で、いつも口数が少なくなるのですが。
今回もこの積み上げられた白いサンゴや石やガラスの山を見ても、「賽の河原」という言葉しか思い浮かばない。



エルメスビルの天辺に普段は飾ってある、白馬に跨った騎士の像が、一階に下ろしてありました。
長年はるか高みにあって小さくしか見えなかった像を、こんな間近で見るのは初めて。
こんなに大きかったんだ…
なんで?とスタッフにお聞きしたら、クリスマスイベントの為なのだそうです。
その時はまだ、そのイベントは始まっていませんでした。



ロゴスキーというロシア料理店が、かつて東急プラザ渋谷の中にありました。
昔行きましたが、東急プラザの閉館と共になくなったと思い込んでいたら、銀座に移転していたのですね。
この店のHPの「ロゴスキー物語」によると、戦争から帰った軍人長屋緑氏が、ハルビンで食べたロシア料理を見よう見まねで作り、昭和26年間口一間半奥行き一間、カウンターだけという小さな店を開いたのだそうです。
ハルピンで訪れた店「ロゴジンスキー」を短くした 「ロゴスキー」という名をつけて。
たった8席のお店で苦節数年の末、昭和30年に30坪の店へ移転し、そして昭和40年に東急プラザに出店。
その開店一週間前に、病床にあった緑氏は亡くなられたそうですが。



そして49年後に東急プラザは閉館、2015年に銀座イグジットメルサ7階に移ったのだそうです。
お料理は、これにピロシキがつきます。
「エビとキングサーモンのパイ包み焼き」や「ラムチョップのステーキ」についている小さな粒々の付け合わせは、蕎麦の実だそうです。



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「Till」口笛を吹いただけで殺された少年

2023年12月22日 | 映画

1955年、ミシシッピ州で14歳の黒人少年が白人女性に口笛を吹いたことで殺された「エメット・ティル殺害事件」を映画化。
50年代、夫を戦争で亡くしたメイミー・ティルは、シカゴの空軍で働きながら一人息子エメットと平穏に暮らしていた。ある日、エメットはメイミーの出身地であるミシシッピ州の大叔父宅を訪れ、食料品店の白人女性キャロリンに軽い気持ちで口笛を吹く。そのことで白人の怒りを買い、凄惨なリンチの上、殺されてしまう。
最愛の息子の変わり果てた姿と対面したエイミーは、この事件を世間に知らしめるべく、大胆な行動を取る。



こんなマイナーな映画を観る人は少ないでしょうから書きますが、エイミーはエメットの顔が見えるように棺の蓋を開いて葬儀を行ったのです。
エメットの顔というのが、画面にハッキリとは現れませんでしたが、言葉を失くすものでした。
片方の眼球を抉り取られ、ボコボコに殴られ、頭を撃ち抜かれ、性器を切り取られ、河に捨てられたので数倍に膨らんでいた(観賞後Wikiで調べたら、映画はまだソフトに描かれていた)のです。
これは、「母が息子を送り出した時と出迎えた時」という2012年のリサ・ウィッティントンによる絵です。



圧倒的な白人優位社会のミシシッピでは、裁判でも犯人もキャロリンもろくに罪に問われないのですが、その後、黒人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなったそうです。
14歳といえば、まだ中学生の子ども。
その子どもが口笛を吹いたというだけで、こんな目に遭ったとは。
それだけのことをしても罪に問われない地域があったとは。
そしてそれが、まだほんの67年前のことだったとは。
「BLM」(Black Lives Matter)運動の、今年の集大成のような映画でした。

「Till」公式HP 

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序列一位

2023年12月20日 | 社会

昨日から、長男が来ています。
シンガポールから、仕事でほんの数日間の単身帰国。
いつも忙しくしている子で今回も我家には泊まるだけ、殆ど出かけるようですが、一日目だけは特に予定を入れていないと言う。
成田から午前中、我家に来てお昼を食べ、近くで買い物。

昔よく行ったラーメン屋「きむら初代」、長男は特製味噌ラーメン1100円、私はシンプルな塩ラーメン900円。
安いなあ、シンガポールならこの倍はする、いや22ドル(シンガポールドル、約2400円)以上するなあと。
おまけに美味しいし、サービスはよいし、冷たい水も無料。

その次に行ったスーパーでも、食品や日用雑貨があまりに安いと感激している。
長男に言わせると、日本の物価が安いということは向うでも知れ渡っていて、だからみんな日本に旅行に来るのだそうです。
シンガポールのみならず、東南アジアの他の国からも。
確認してみたら、確かに今年のシンガポールの一人当たりのGDPは世界5位、日本はなんと31位に転落、今にも韓国や台湾に抜かれそうな勢い。



情けないなあ、日本人はこんなに勤勉なのに、いつからこんな貧しい国になっちゃったのかしらねえと言うと、勤勉だからいけないんだよ、と長男。
夜は久しぶりに次男も来て、みんなで夕食。
タロウにとっては、我家の序列一位であった次男。
一番懐いていた次男に、認知症のタロウがどんな反応をするか楽しみにしていたのですが、やはり尻尾を振ったり飛びつくということはありませんでした。
ただ次男がタロウを膝の上に抱いて撫でまくると、昔ほど喜ばないにしろ、撫でられるままにそこにいる。
私や夫がそれをしようとすると、今ではすぐに逃げてしまうので、やはり少し違うようです。


2018年、熱烈歓迎を受ける次男。この頃は10分くらい舐め続けていました。

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日比谷から銀座、そして青山

2023年12月19日 | 劇、オペラ、コンサート
日比谷ミッドタウンには、花に囲まれたポップなツリーが幾つも出現していました。
ツリーとツリーの間が離れていて昼間は少々間延びして見えますが、夜になるとライトアップされてとても綺麗なようです。
ミッドタウンの隣のシャンテで映画を観て、銀座ギャラリーの友人の絵の個展に。



車の絵を多く描いている小川和己氏の個展ですが、私はつい犬の絵に引き寄せられてしまう。
下の真ん中の子なんて、タロウにそっくり!
そして夜空を走るサンタの絵の躍動感。
昨日は久しぶりに寒い日だったので少々迷いましたが、紬の着物を着ました。



その後、夫と待ち合わせて青山のブルーノートに行くことになっていたから。
パティ・オースティンのクリスマス・ライブ。
ニューヨーク、ハーレム出身のR&B、ジャズ・シンガー。



クィンシー・ジョーンズなどと組んだ彼女の曲、80年代によく聴いたものです。
アド街ック天国のガールズコレクション(女の子が次々に映されるシーン)のBGMが、この人の「Kiss」だったとは知りませんでした。

 

しかし、夜空の下の着物。
この上に道行、そしてカシミヤのショールを重ねましたが、足元、そして手首がスース―して寒い。
冬は寒いし、夏は暑いし、なんて不便なの!? 

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幸福な日々

2023年12月15日 | 家庭

老犬タロウの日々はのんびりと過ぎています。
見えない、聴こえないせいか、もう散歩も喜ばない。
天気がよければ抱きかかえてバギーに乗せ、大きな公園まで連れ出す。
筋肉を衰えさせたくないので、公園の中、そして帰り道は歩かせるようにしていますが、もう本当にノロノロトボトボ。
以前の、ブンブン尻尾を振り、ウキウキワクワク、私を引っ張るように歩いていたタロウは何処にもいない。

私が帰宅しても、以前のように狂喜乱舞して出迎えてくれることもない。
半日会わなかっただけでも飛びついてきて、ウレションまでしてくれたのにねえ?
これは4年前のタロウ。



そして去年頃から、私が帰ると、玄関マットの上で寝ているようになりました。
もう聴こえなくなっていたので、タロウただ今!の声に気が付くこともない。
それでも頭を撫でれば、少しは尻尾を振ってくれたような。



そして認知症と言われた今のタロウは、リビングの一番暖かい所でただ寝ている。
半日ほど留守にすると、リビングや廊下の床の上のあちこちに排泄物がある。
幸いリビングも廊下もフローリングなので、トイレシートに少しでもできるうちは(確率はかなり低いが)、紙オムツの装着はしたくない。
もう頭を撫でても尻尾も振らないし、まるで寄って来ないし、抱こうとしても嫌がられる。
そのくせゴミ箱荒らしはするので油断できないのですが…


せめて紙の上に、元気だった頃のタロウを(トップ画像)。
水彩画の先生にまた同じような絵ですかと呆れられていますが、幸福な日々を思い出させてくれます。

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西洋館のクリスマス③

2023年12月14日 | 社会

最後のブラフ18番館のテーマはスウェーデンでした。
郷土玩具のダーラナホース、本来は真っ赤なのですが、スウェーデン国旗色の青いダーラナホースがいっぱい!
ツリーにも壁飾りにも階段にも、家中の至る所に青いダーラナホースが。
暖炉に潜ろうとするサンタが可愛い。



先に述べたポリティカル・コレクトネスの考え方には基本的に賛成ですが、平和な日本に住んでいると、そこまでしなくちゃいけないの?と思うこともしばしばです。
私は年に100本程映画を観ていますが(映画館で50本ほど、あとはDVDやテレビで)、近年その精神が浸透しているようで、不自然な構成がよく見受けられます。



以前は白人の登場人物ばかりだった設定に、有色人種を入れるのがお約束のようになって来ました。
例えば2022年の「ナイル川殺人事件」には、主要な乗客の中に黒人を二人入れている。
1930年代に欧州からナイル川クルーズに出かけるなんて、かなりの富裕層でなければ無理な筈だと思うのですが。
ちなみに1978年版の乗客はやはり、白人ばかりでした。
そもそもアガサ・クリスティが富裕層の出身で、彼女の小説はイギリスの古き良き時代(彼らにとっては)のそうした背景での話が中心となるのに。



白人キャラクターを黒人俳優が演じる作品はアニメの実写化でも増えてきているようで、今年公開の「リトルマーメイド」のアリエルは、ハリー・ベイリーでした。
しかし、黒い肌と茶髪のドレッドヘアーのアリエルは、「原作と違いすぎる」「これは私の知ってるアリエルではない!」といった声が一部の原作ファンから上がり、ついには「#NotMyAriel」というSNSのタグまで生まれたそうです。
「原作アニメの白人キャラクターを黒人にした理由が分からない」といった、ディズニーのポリコレ意識についても批判の声があがったと。
この先どうなるのか、怖いような楽しみなような…

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