Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

西洋館のクリスマス②

2023年12月13日 | 社会

べーリックホールのテーマはオーストリア。
ガラスのつららとカサブランカのみのツリーがシックです。
暖炉の上の巨大な薔薇窓のようなものには、生花がギッシリ詰め込まれていました。





昨日の日記の、ピノキオの絵本からなくなった差別用語の話から、ポリティカル・コレクトネスという言葉を思い出しました。
それは”特定の言葉や所作に差別的な意味や誤解が含まれないように、政治的に適切な用語や政策を推奨する態度”のことで、いっとき随分流行ったような気がします。
これによって例えば、保母が保育士(性差別になるから)、看護婦が看護師となった。
英語でも同じで、FiremanがFirefighter、PolicemanがPolice Officer等々。
Ladies and Gentlemenというお決まりの呼びかけがEverybodyになったのは、性の多様性の為に仕方ないことと思いますが、前者を聞き慣れていたので少々寂しいような気もします。




「外交官の家」のテーマはベトナム共和国。
南国のクリスマスはトロピカルフラワーで溢れ、テーブルの上にはフォーの丼ぶりのセッティングが。
こちらのカフェでお茶をしました。



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西洋館のクリスマス➀

2023年12月12日 | 社会

横浜山手西洋館「世界のクリスマス2023」に行って来ました。
これは”各西洋館がテーマ国を決めてその国の特徴的なクリスマス装飾と文化の紹介を行う”というイベントで、日記を確認したら2013年以来、10年ぶりのようです。

元町・中華街で降りて、港の見える丘公園、そしてイギリス館へ。
イギリス館は今年は地味だったのでさっくりパス、隣の山手111番館はフランスがテーマ。
横浜の姉妹都市というリヨンの旗が飾られ、華やかな食卓です。




次は山手234番館、ここのテーマはペルーで、なんて賑やかなこと!
ツリーにも、帽子だの人形だのラマだのお菓子だのがぶら下がり、食卓はなんともカラフルで賑やか。
赤、白、緑、ショッキングピンク、メキシコの市場の色調と少し似ている気がします。






エリスマン邸のテーマはイタリア、巨大な赤いリボンが斬新。
イタリアの絵本が何冊も置いてあったので、「ピノキオ」を読んでみたら「びっこのキツネ」と「めくらのネコ」の、びっことめくらの部分がなくなっていました。



そういえば「ちびくろサンボ」も差別的だというので一度廃刊になったけれど、また復活したようですね。
一時は「ちび」も「くろ」も「サンボ」もあの内容もすべてが問題、ということでしたが、、、
何がどうなって復活したのかしらん?
私はあの、トラたちが追いかけっこしてグルグル回ってバターになるという部分が大好きでした。
(トップ画像はエリスマン邸)

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「ナポレオン」

2023年12月09日 | 映画

若き軍人ナポレオンが1793年のトゥーロンの戦いで英国軍を破り、皇帝に成り上がった栄光の時代から一転、エルバ島への追放、百日天下、そしてワーテルローでの大敗北、セントヘレナ島で死去するまでの全生涯を2時間半にまとめたのは、「グラディエイター」の巨匠リドリー・スコット監督。



なんと、マリ―・アントワネットの処刑シーンから物語は始まります。
広場の大群衆の歓声の中、ギロチンで斬首されるマリ―・アントワネット、そんな不穏な社会情勢の中、砲兵士官ナポレオン(ホアキン・フェニックス)はその天才的戦術によって、頭角を現していく。
しかしジョゼフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)に惚れ込み、彼女の前では多情な女に振り回される情けない男に過ぎない。年上の子持ちの未亡人である彼女の何処がそんなに魅力的なのか、映画の中ではさっぱり分かりませんでしたが、戦場から数百通のラブレターを送り、不倫の噂を聞くとエジプトの戦場を放り出して帰国する始末。



その情けない男に指揮される戦場は、しかし熾烈を極める。
最初のトゥーロンの戦いから生首が飛ぶような凄惨な戦闘シーンが続きましたが、ことに息を呑んだのは、アウステルリッツの3帝会戦のシーン。
ナポレオンは、敵軍を雪が積もった広大な氷の湖上に追い詰める。そこに無数の大砲を撃ち放ち、膨大な数の兵士や馬が、飛び散る血と共に割れた氷の下に沈んでいくのです。これは日経の映画評によると、”戦場を隅から隅まで完全に再現し、11台のカメラを同時に回して”撮影されたのだそうです。



2時間半の映画の7割位が凄惨な戦闘シーンで、私は何度目を固く瞑ったことか。
「ナポレオンが生涯、指揮した戦闘は61。その戦闘におけるフランス軍将兵の戦死者300万人」というテロップが最後に出ます。
一人の女に振り回される情けない男が大軍を率いて、これだけの膨大な戦死者を出したという事実、そこから戦争の狂気と愚かさを描きたかったのか。
しかし以前だったら残酷な戦争映画を観る度に、だから戦争はしちゃいけないのだと強く思ったものですが、今、現時点でも戦争は行われているのですね。

ナポレオン公式HP 

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初音ミクとの競演「今昔饗宴千本桜」

2023年12月07日 | 劇、オペラ、コンサート

十二月大歌舞伎『今昔饗宴千本桜』(はなくらべせんぼんざくら)を観て来ました。
「中村獅童・初音ミク宙乗り相勤め申し候」という超歌舞伎、歌舞伎に初音ミクやペンライトってどうよ?と想像もできなかったのですが…
初音ミクに加えて、中村獅童のデジタルツインである「獅童ツイン」も登場。
デジタルツインとは、現実世界のツイン(双子)のような存在をデジタル上に構築する技術のことなのだそうで、短時間ですが舞台上に中村獅童が二人存在するのです。



なんだかよく分からないままに、クライマックスでは中村獅童が初音ミクと宙乗りを披露。
ペンライトの動きは中々活発にならず、最近ユーミンのコンサートでその盛り上がりを見たばかりなので、やはり歌舞伎には無理かと思っていたのですが、花吹雪が飛び散るラストシーンではペンライトも最高潮の勢いに。
もはや何処が伝統芸能なんだか分からない会場でしたが、元々歌舞伎って観客を楽しませてなんぼの娯楽演目だと思えば、これもありなのか。



そして今回、獅童の5歳の長男小川陽喜(はるき)君に続いて、次男の3歳の夏幹(なつき)君が初お目見得。
これはネットから頂いた写真ですが、なんてそっくりな父子!
まだ口もよく回らないような夏幹君の口上が、なんとも可愛い。



紺の大島に、義母が趣味で染めてくれた紅型染めの帯を締めました。
相変わらずグズグズの着付けですが、義母は2年前に亡くなり、見せてあげられないのが残念です。
歌舞伎座のすぐ裏の「銀座すが家」で懐石ランチを頂きました。



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200余頭大集結!

2023年12月04日 | 社会
(公式ポスター)

「秋田犬保存会本部展─ハチ公生誕100年記念─」が日曜日、お台場の東京臨海広域防災公園で開催されました。
200余頭の秋田犬が大集結!
こ、これは犬好きの私は行かない訳には…
本当はタロウも連れて行きたかったのですが、最近寝てばかりだし。



お台場の広い公園の中央広場で、秋田犬の品評会のようなものをやっている。
そしてその周りに秋田犬、いるわいるわ…
定番の揚げパン色、クリーム色、白い色、茶褐色、黒褐色、こんなに様々な種類があるなんて。



秋田犬は国の天然記念物であり、日本犬種のうち唯一の大型犬種なのですってね。
先の大戦中とその後の食糧難の際には、大型犬である秋田犬の保存は大変だったと、新聞や本で読んだことがあります。犬に餌をやるだけでも国賊呼ばわりされたという時代であり、大型犬には風当たりも強かったのですって。戦時下では、軍用の防寒衣料として犬の毛皮を使したため、軍用犬となるジャーマン・シェパード以外の犬には捕獲命令が出されたのだと。
終戦の時点では、血統の正しい秋田犬はわずか十数頭に過ぎなかったのだそうです(Wikiより)



苦難の歴史を乗り越えてきたのねえ。
2023年のお台場では、200余頭の秋田犬が、飼い主の愛情に包まれてノビノビと初冬の日差しを楽しんでいました。
撮ってもいいですか?触ってもいいですか?と聞くと、どうぞどうぞと。
モフモフしまくって来ました。


(本日のいいお顔)

秋田犬211匹、立ち姿堂々

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89歳の大御所、ナベサダのコンサート

2023年12月03日 | 劇、オペラ、コンサート

相変わらずジャズを分からないままに、夫に付き合ってライブなど行っています。
昨夜は関内ホールで、渡辺貞夫のコンサート。
先月、ブルーノートでもライブがあったのですが、それは秒で売り切れたのですって。
小さなこじんまりしたブルーノートの方がジャズの熱気を楽しむにはふさわしいと思うのですが、取れなかったのだから仕方ない。

89歳の大御所、ナベサダ!
舞台に出て来たのは、白髪の背中が少し丸まった小柄な老人。
外国人のピアニストやベーシストに比べて、ひと際お小さく、足元もちょっと覚束ないような。
一曲毎に彼が曲名など紹介してくれるのですが、時に言葉に詰まったり、何だっけ?と忘れたり。
だ、大丈夫?と思ってしまいましたが、それがサックスを演奏するとなると凄いのです。
これだけの肺活量があの小柄な老人の何処に!?と思ってしまいます。
底抜けに明るい「カリフォルニア・シャワー」なんて、日本人で知らない人はいないのじゃないかしら?

昨夜の演奏曲の中には、亡くなった友人の〇〇を悼んで作った、というものが幾つもありました。
92歳で亡くなった母が、長生きすると沢山の訃報を受け取るばかりだと嘆いていたことを思い出しました。
ナベサダ御自身、10月のライブは体調不良で中止になったものもあったようで心配していましたが、なんとか無事に聴かせてくれて、感謝するばかりです。
これからもどうぞご活躍下さい。



夕食は隣の中華街の重慶飯店で。
甕から注いでいるのは、甕出し紹興酒(私は舐めただけ)。
久しぶりに行った中華街、コロナで一時は死に絶えた街とまで言われたのに、人で溢れていました。



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バカラツリー、ふわふわオムレツ

2023年12月01日 | グルメ

映画を観た恵比寿ガーデンプレイスには、バカラツリーが燦然と輝いていました。
高さ約5m、クリスタルパーツ総数8,500ピース、ライト総数250灯の世界最大級のバカラシャンデリア。
これは今年で24回目の披露なのだそうです。
恵比寿ガーデンプレイス自体は1994年開業、だから30年近くになるのか。
30年の間には、ガーデンシネマが閉館したり再開したり、イタリア料理のブーコ・ディ・ムーロがバーチョ・ディ・ジュリエッタになり、三越がリニューアルしたと思ったらなくなったり、まあ色々な変遷がありました。
そういえば写真があった筈と昔のアルバムを見てみたら、出て来ました。



1994年9月、幼稚園生の次男と、ガーデンプレイスのロブションの前で。
この頃の息子たちはママべったりで、うるさいほどにまとわりついてきて可愛かったなあ。
息子たちもタロウも、今ではまったく寄って来なくなってしまった。
寂しいなあ…



渋谷パルコのカフェ・マルリーでランチを。
こちらで以前お茶をしたとき、分厚いオムライスを食べている人を見て、気になっていたのです。
上から撮るとよく分かりませんが厚みがたっぷりあるオムレツに、別添えのデミグラスソースをかけて。
ボリュームがあるけれど、フワフワで軽くて美味しい。
オムレツ繋がりで思い出しましたが、モン・サン・ミシェルの有名なオムレツは美味しくなかった。
歴史ある有名店で長いこと行列して、しかもいいお値段だったのに、あまりにも淡白で夫も私も残してしまいました。
あれはきっと、苦難の道を乗り越えて命からがら辿り着いた昔の巡礼者たちにとっては、夢のようなご馳走だったのでしょう。


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