Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

シリコン鍋

2010年10月29日 | 家庭料理

「ル・マグレブ」の帰り、高島屋に寄りました。
タジン鍋料理は美味しかったけれど
あんな邪魔くさいものを買うべきかどうか。
重いからやっぱり車で来た時にするか。
そんなことを思いながら紀伊国屋書店に行くと…

なんとお鍋を売っていたのでした。
この写真、ただの本に見えますが
実は3㎝ほどの厚みの箱が裏についていて
折りたたまれたシリコン鍋が入っている。
そういえば最近、シリコン鍋というのも流行っていたのだった。
これなら邪魔にならないし、軽いし、安い!(1680円)
思わず買ってしまったのでした。

早速夕食に使ってみる。
フニャフニャの鍋に不安を感じながらも出汁と塩を入れ、
キャベツ、モヤシ、エノキダケ、シイタケ、ニラをたっぷり入れ、
豚バラ肉を乗せ、塩コショウし、更に野菜を入れ、また豚バラを乗せる。
インゲンを散らして蓋をし、レンジで12分。

野菜をぎゅうぎゅうに押し込んで入れて
蓋もちゃんとできないような状態でしたが
調理後は、なんと半分以下に小さくなってしまった。
これをよくかき混ぜ、もう充分美味しい味になっていましたが
ポン酢少々とカラシをつけて頂くと得も言われぬ味に。
ただ…
これは次男と私とで食べたのですが
次男、殆どをぺロリと平らげ、全然足りねえよと。
いっぱい入ってるんだからね!と言っても
見た目がこれでは説得力がない。
仕方なく冷蔵庫をゴソゴソし、もう一品作る始末。
遅く帰った夫には、もう一度同じ鍋料理を。
この鍋直径24cm容量850mlなのですが、レシピ本を読むと料理はみんな二人分。
我家には小さすぎた…

野菜と肉を陶器のお皿に乗せ、酒と塩コショウをふりかけて
ラップしてチン!というのは
我家ではよく作る手抜き料理なのです。
それと味はどう違うのか?というのが興味あるところだったのですが
お皿よりは確かに味がよい。
鍋の中全体に味がよく廻るようです。
大体お皿だと、野菜+肉の二段重ねは無理ですから。
でもこんなに小さくなっちゃうなんて…

しかも調理する時、私はレンジをしょっちゅう使うのです。
野菜の下ごしらえをしたり、合わせ調味料を溶かしたり。
それなのに12分も占有されるというのはちょっと辛い。
という訳でフニャフニャ・シリコン鍋の第一回の使い勝手、
折りたためて引き出しに入るのはよいが
我家にはちょっと今イチだったのでした。
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タジン鍋料理店「ル・マグレブ」

2010年10月28日 | グルメ

今日の都心の予想最高気温は11度、
寒くて暗い雨の朝です。
昨日も風が冷たかった。
この前まであんなに暑かったのに
いきなりこんな寒くなるなんてずるい…

タジン鍋が流行りだして随分になります。
モロッコから来たというこの土鍋、とんがり帽子の姿も可愛らしいし、
新らしモノ好きの私としては気になっていたのです。
油や水を使わない蒸し料理の調理法は美容や健康にもいいし、
とんがり帽子の形をした蓋が食材から出た水分を効果的循環させ、
油や水を使わず調理出来るから、素材本来の旨みを楽しめるという。

それでも買うのをためらっていたのは
その特異な形のせい。
大喰らいの息子がいる我家では、一番大きなサイズが必要だろうし
そうなるとあのとんがり帽子の蓋が邪魔になることは目に見えている。
土鍋は幾つも持っているし、狭いキッチンになるべくモノを増やしたくない。

でも気になる。
一体どんな味の料理ができるのか?
普通の土鍋と味の仕上がりはどう違うのか?
ということで、昨日、タジン鍋料理の専門店に行ってみました。
二子玉川のモロッコ料理店「ル・マグレブ」。

ハリラスープ
モロッコ春巻き
チキンタジン or 野菜のクスクス
コーヒー、クスクスのプリン

ハリラスープというのは、クスクスを煮込んだトマト味のスープ。
モロッコ春巻きは、牛ひき肉をスパイスと香ばしく炒めた具を包んだもの。
友人は野菜のクスクスを、私はチキンタジン(写真)を選んで食べ比べ。

チキンタジン、美味しい。
チキンもジャガイモもほっこりと柔らかく煮え、そのスープに肉の旨味が溶け出して
三角のナンのようなパンによく合います。
黄色いのはサフランか。
作り方を訊いてみたかったのですが、アフリカ人らしきシェフはキッチンで忙しそうだし
給仕人は料理に詳しそうではないので(他のことで訊いてみたが全く駄目だった)
あきらめました。
チキンタジンのレシピをネットで見てみたのですが
オリーブオイルで炒めてから蒸し煮するというのが多いようです。
その方がコクが出るし、焦げ付いてしまうからと。
考えてみれば、土鍋だったらそりゃ焦げ付くでしょう。

タジン鍋でも結局炒めなければいけないのか?
やはり自分でお鍋を買ってみて試すしかないのか…

「ル・マグレブ」 http://www.lemaghreb.jp/
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悲しい絵

2010年10月26日 | 社会

昨日の朝日の夕刊。
「命のメッセージ、教科書にーナチス収容所の子らが描いた絵」と題した記事。
野村路子氏の「フリードルとテレジンの小さな画家たち」というエピソードが
小学校の教科書に載ることになったのだそうです。
テレジンというのは、チェコにあったナチスドイツの収容所。
ここに10~15歳の子ども達が1万5千人いたが、生き残ったのは150人であったと。

子どもたちは、親から離され、子どもの家と呼ばれる建物のなかで生活していた。
劣悪な環境、希望のない日々。
食事は、朝、コーヒーと呼ばれる茶色い水。
昼、ピンポン球くらいの小麦粉の団子が一つ入った薄い塩味のスープ。
夜は、塩味のスープと小さな腐りかけのジャガイモか、固いパンが一切れ。

飢えや寒さ、親に会えない淋しさ、なれない労働の疲れや死の恐怖に怯えていた
子どもたちが笑顔を取り戻したのは、
ウィーン生まれのユダヤ人画家フリードル・ディッカーが、
そこで絵の教室を開いたからだといいます。

”フリードルは子どもたちに、絵に必ず名前を書くように指導していた。”
新聞記事にはそれだけしか説明がなかったのですが
野村氏の「テレジン命のメッセージ」というHPにその訳が書いてありました。
「絵を描いたら、ちゃんと名前を書きましょうね。
あなたたちにはみんな名前があるのよ。
ドイツ兵から番号で呼ばれ、“おまえらは人間以下のブタやウジムシだから、
名前はないのだ”って言われているけれど、それは違うわ。
お父さんやお母さんが、あなたたちを愛してつけてくれた名前があるのよ」
そうフリードルは子どもたちに言っていたのです。

新聞記事には、子どもたちが描いたという二つの絵が載っていました。
ひとつは、青い空に蝶が羽ばたく絵(上)。
もうひとつは、なんとも悲しい絵。
白い絵の真ん中に小さく、今まさに首を吊られようとしている人。
胸にはユダヤの象徴ダビデの星…
ネット上では見つからなくて、その絵を紹介できないのが残念です。

初めて「夜と霧」を読んだ時。
「シンドラーのリスト」「ライフ・イズ・ビューティフル」「ベント堕ちた饗宴」
「縞模様のパジャマの少年」などの映画を観た時にも衝撃を受けましたが
この一枚の絵のインパクトも凄いものがあります。
こんな悲しい絵を子どもが描くような世の中にだけは
なってほしくないなあ…

「テレジン命のメッセージ」http://homepage3.nifty.com/teresien/index.html#Index
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自分の居場所探し「新しい人生の始め方」

2010年10月23日 | 映画


NYで暮らす62歳のCM作曲家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は
娘の結婚式に出るためロンドンにやってくるが
主導権を元妻の再婚相手に取られて非常に居心地が悪い。
婚期を逃して人生をほぼあきらめかけている40代の女性ケイト(エマ・トンプソン)と
偶然に知り合いお互いに惹かれ合ってゆくが…

「人生の曲がり角の先には、きっと― 素晴らしい冒険が待っている。」
この映画のキャッチコピーです。
ヒネリのない熟年の恋物語と言ってしまえばそれまでですが
自分の居場所を見つけられず、何処にいても疎外感を感じてしまう孤独な熟年男女の
心のヒダをよく描いていると思います。
一人娘の結婚式に張り切ってやってきたが、随分昔に離婚して家を出たハーヴェイは
ヴァージンロードを娘と歩く権利さえ奪われてしまう。
式の前日の身内の食事会でも、自分だけ蚊帳の外である。
そしてそれはケイトの方も。
友人に男性を紹介してもらうも、彼の若い友人たちに囲まれて
端の席に追いやられ、次第に言葉少なくなっていくシーンなど
気の毒で正視できないほど。

ダスティ・ホフマンはこの時72歳。
エマ・トンプソン50歳。
ダスティの顔に深く刻まれた皺、エマの肉厚な背中や太い二の腕などが
スレンダーで美しい若い男女の恋愛映画に見慣れた目には、なんとも痛々しい。
でも、歳を重ねたからこそ得られる人間的な温かみや、心の機微を表わす演技力は
若者の敵うところではありません。

それと、この二人は一目惚れで恋に落ちた訳では決してない。
初対面はお互いに悪印象を持ったくらいです。
しかし、最初からなんとなく話はできた(憎まれ口であったとしても)。
いいことも悪いことも、洗いざらいぶちまけることができた。
会話ができる。
話題を探さなくても、お互いに楽に話すことができる。
これも重要なポイントだと思うのです。
私の限られた経験から言えば、この相性も最初の出会いから
ほぼ決まるように思うのです。
逆の言い方をすればケイトとハーヴェィ、この歳になってようやく
そうした相手に出逢うことができたのかもしれません。


「新しい人生の始め方」 http://hajimekata.jp/
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ほっこり胸キュン物語「阪急電車」

2010年10月19日 | 

この本、友人が絶賛していたのです。
まるで捻りのない「阪急電車」というタイトル、
関西圏に住んだことのない私にはおよそ馴染みのない「阪急今津線」。
私はこの本の評判を聞いたこともなかったので
友人から聞かなければ、多分手に取ることもなかったでしょうが…
面白かったです。
それほど感動するということはない代わり、
ほっこりと胸が温かくなるような感じ。

全部で8駅、片道15分というローカルな今津線を舞台にした短編連作集。
初めて声をかけ合って恋が始まる男女。
裏切られた元婚約者の結婚式に「討ち入り」する女。
恋人のDVに悩んでいる女子大生。
金持ちではあるけれど下品な主婦グループに身を置いて
疎外感を感じている中年主婦。
その主婦に「信じられへん。おばさんってサイテー」と言い捨てる女子大生。
偶然電車に乗り合わせた彼らが、ほんのいっとき人生を交わらせる。
「ほっこり胸キュン」物語、でもそのほのぼのとした物語の背景には
人間の道義みたいな太いパイプがくっきりと通っている。
それがなんとも柔らかな関西弁の会話を通して、語られていくのです。

面白いのでほんの一部をご紹介します。
OLの翔子が、5年もつきあった婚約者に裏切りを告白されたシーン。
”「…あんた、結婚準備中に浮気した挙句、生でやったの?」
言葉を選ぶ余裕もなくいいだけ下世話になった台詞に、
彼女が泣きながら割って入った。
「ごめんなさい、私が悪いの。避妊しなくってもいいって、私が言ったの。
もし妊娠したら降ろすから迷惑はかけないって」
それを真に受けたのかこのバカは。
まずここで一挙に冷めた。
自分の付き合っていた男が、結婚まで考えていた男がこんな浅はかなバカだったことに。”

そして翔子が、花嫁よりも豪華な白いドレスで
その結婚式に乗り込んで行くシーン。
”新郎と翔子には当然のことながら共通の友人がいるが、新郎は今後の体裁を優先して、
翔子が会ったことのない二級線の知り合いしか呼ばなかったらしい。
そして新婦の友人もあまり新婦と親しくないようだった。
会社では翔子のコバンザメをやって群れの仲に入り込んでいた。
恐らく学生時代も同じように過ごしたのだろう。
「すごいドレスですね」
好奇心丸出しで訊かれて、翔子はにっこりと笑った。
「新郎を寝取られて子どもまで作られた元婚約者としては、
これくらいの嫌がらせ許されるでしょう?」
きゃあっと盛り上がったテーブルの女性達は、多分新婦を友達とは思っていない。”

その翔子が、短い今津線の中で
どのように泣き、どのように自分を取り戻していったか。
恋人のDVに悩む女子大生や、元高校教師の老婦人と
電車の中でどのように接点を持っていったか。
有川浩、ライトノベル出身ということですが
たいしたストーリー・テラーです。

「阪急電車」http://tinyurl.com/264czd2
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歓喜のベッド

2010年10月17日 | 家庭
昨夜のベッドの顛末。
早朝からゴルフに出かけた夫は
疲れて早くに就寝。
夜遅く私がベッドに行くと
夫の横でタロウが布団から顔だけ出し
幸せそうに寝ている。

「ハウス!」と声をかけると
タロウ、ブフッと返事をし、
え!?ボク?やっぱり?行かなくちゃ駄目?と
恨めしそうに私を眺め、ノロノロと身体を起こし、
頭をうなだれ、尻尾をだらんと下げ、
嫌だなあ嫌だなあ、行かなくていいって言ってよーと言いたげに
何度も何度も振り返りながらトボトボとリビングに置いてある
自分の小屋に歩いていく。



毎度のことながら、その姿があまりにも哀れで
そういえば今日は私出かけていてあんまり遊んでやれなかったなあなどと思い
たまにはいいかと
「タロウ!おいで!今夜はいいよ!」と
リビングに向かって叫んだのです。


そうしたらタロウ、先ほどの十倍くらいの速度で
一目散にすっ飛んできてベッドに駆け上がり、
狂ったように跳ね回り跳ね回り跳ね回り、
そして盛大にウレションを。
ベッドカバーにも枕カバーにも、そしてお風呂上りの私にも
大量に撒き散らしてくれたのでした。


「バカタロウ!ハウス!」の号令一下、
タロウはまたトボトボと帰って行きましたとさ。




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昔憧れた…

2010年10月16日 | 社会

婦人画報11月号。
「安井かずみがいた時代」という新連載が始まりました。
しかも第一回の今月分は、林真理子氏の目を通しての安井かずみ像。
”(林が)実家の本屋の店番をしながら「明星」や「平凡」という雑誌を繰ると
そこにはきらきらしい都会の生活が広がっていた。
六本木にはキャンティというイタリアンレストランがあり、
毎夜、三島由紀夫や川端康成といった有名人が集い、シャンパンを飲み交わしている。
そんな記事にいつも名前が載っているのが安井で、
彼女は林がひたすら憧れた東京カルチャーそのもののような存在だった。”
「セレブなんて言葉ができるずっと前の選民。
自分たちが選ばれ、見られているということが自然にできた人。」(林氏談)

夢中で読んでしまいました。
だってその昔十代の頃、私も憧れていたから。
”海外旅行が珍しかった当時、世界中を旅をして、貴族や有名人と優雅な生活を送った。
1967年、ローマにて青年実業家と結婚するも、翌年ニューヨークにて離婚。
1977年には、安井より8歳年下でミュージシャンの加藤和彦と再婚。
優雅なライフスタイルで公私ともに行動を共にし、憧れの夫婦として支持された。”
(Wiki「安井かずみ」より)
こんな人生を過ごした女性に、多感だった中学生の頃の私が憧れない筈がなく、
彼女が書いたエッセイなど色々と読んだのでした。

更に言うなら、その頃の私は、同じくキャンティに出入りしていたユーミンにも
激しく憧れていました。
「ベルベットイースター」「ひこうき雲」「翳りゆく部屋」などの曲を
カセットレコーダーで繰り返し聴きながら、
なんて透明な、都会的なサウンドなのだろう、と。
ユーミンのサウンドが今でも新鮮で都会的なのは誰もが認めるところでしょうが
後で彼女が八王子の呉服屋の娘で、そこから飯倉まで通っていたと知った時には
驚いたものです。

話を安井かずみに戻して。
「わたしの城下町」「危険なふたり」「よろしく哀愁」など
彼女は4千曲もの歌詞を書いたのですね。
94年、肺癌のため55歳で逝去。
”あの頃、安井かずみは何故あんなにも私たちを魅了したのか。(中略)
彼女を知る人たちの証言を辿りながら、安井かずみとその時代を検証しようというのが
この連載の試みである。”
楽しみにしています。


それにしても、あんなにおしどり夫婦で知られた加藤和彦が
彼女亡き後すぐに再婚して、しかも離婚して
そして自死するとは思わなかったなあ…
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損害は64円?

2010年10月13日 | 社会

連休は、夫の実家の法事で帰省していました。
9日肌寒い雨の中、鮎料理の「すぎ山」で身内と食事。
鮎の刺身、松茸の土瓶蒸し、鮎の塩焼き、一夜干し、白子、甘露煮、鮎尽くし!
10日は晴れ渡り、まるで夏日のなか実家で法要、
その後松坂牛の「潜龍」で食事。

岐阜は名古屋からJRの快速電車で、ほんの18分の距離なのですが
車内アナウンスで『車内のトイレを詰まらせる悪質な行為が発生しています』と
やたら言っていたと思ったら
今日のネットのニュースで
「JR東海落ちた学生、電車トイレ詰まらせる」
情報元 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101013-OYT1T00179.htm
って…
4ヶ月の間に54件って。
逆恨みもいいところじゃないの。

しかもどうでもいいのだけど
”和式便器にトイレットペーパー(時価64円相当)を突っ込み、
トイレットペーパーを使えなくした疑い”って
使えなくしたのは便器なのじゃないの?
この表記では、損害は64円になってしまう…w
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絶っっっっっっ対に嫌!

2010年10月05日 | 家庭
ようやく金木犀が咲き出しましたね。
例年なら9月の終わり頃からなのに…
今年は随分遅いようです。
毎日タロウの散歩をしながら
甘い香りに包まれています。

昨日、ジムのサウナで交わした他愛のない会話。
やはり犬を飼っている友人に
バカタロウのウレションが相変わらず治らなくてね、と話していたら
顔馴染みの熟年婦人が、あらいいわよ、それくらいの方が可愛気があって。
ウチの犬なんてね、何したって全然喜ばないのよ、と。
ええ!?そんな犬なんているの?と思わず訊くと
私が帰ったってね、チラリと片目を開けて見るだけよ、
尻尾振って喜ぶなんて絶対しないんだから。

そのチワワ、撫でてあげようとしても嫌がるのだそうです。
散歩も嫌がり、運動不足になるからと無理に連れ出そうとすると
足を突っ張って抵抗するのだそうです。
信じられない!それって犬の皮を被った猫なんじゃないの?と
サウナの中の何人かとかなり盛り上がったのですが…

散歩を嫌がる犬なんて本当にいるのかとちょっと見てみたら
その手の動画が続々。
特にこれが決定版。
笑えます。

「絶っっっっっっ対に散歩したくない犬」


タロウなんて、散歩に行くと言うだけで
部屋中走り廻ってウレションするくらいなのに。
面倒ではあるけれど
可愛いからまあ、いいか…
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読まれなかった言葉

2010年10月01日 | 
「おおきな木」について書いた前の日記を読んだ友人が
シルヴァスタイン朗読による『Giving Tree』の動画を教えてくれました。
今はこんなのもネットで見られちゃうのですね。
73年のもののようなので音質は悪いようですが
著者本人の朗読が聴けるなんて!
愛読者(嫌いだけど)にとっては夢のような話です。



そして問題の例の部分。
男の子が幹を切り倒して、切り株だけになってしまうところ。
「And the tree was happy・・
but,not really.」
この、後の部分をシルヴァスタインは読んでいないのです。
「それで木はしあわせに・・・」
なったのか、ならなかったのか?
でも最後のページの、老いた男が切り株に座るシーンでは
「The tree was happy.」
とはっきり言い切っているのです。

前の日記にこの本のことを書いて
コメントにレスしたりしているうちに
自分が何故この本が嫌いなのかが分かってきたような気がしました。

時に愛は、ことに親から子どもへの愛は
無償のものだと思うのです。
例えば、小さな赤ん坊に笑いかける時、
親はその見返りを期待して笑いかけるわけではない。
もう無意識に、いたいけな存在に微笑みかけるものです。
見返りなんかなくても、与えるだけで幸せなのです。
でも、それを絵本という形でこんなにハッキリと自分の前に突きつけられるのは
私は嫌なのです。
私はまだ、子どもに裏切られたり、先立たれたりするという不幸な目に遭っていない
幸福な親のうちの一人だと思うのですが。

それでも嫌いだ嫌いだといいながら
この本には、つい惹きつけられてしまう魅力があります。
無論それだからこそ、こんなに世界的に有名なのでしょうが…
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