Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

箱根旅行②

2024年07月17日 | 国内旅行

認知症の老犬タロウを旅行に連れ出すのはどんなものかと心配していたのですが、結果的には大丈夫でした。
ただ以前のように喜ぶことは、まったくない。
車に乗るにも、何処かで外食するにも(最後にほんの少しおこぼれをあげていた)、宿に泊まるにも、前は尻尾を振りまくって大喜びしていたのですが。
今は反応もなく、だから飼い主の自己満足に過ぎないのでしょうが…


16年間車内で粗相をしたことはなかったし、こまめに休憩して外に連れ出せば大丈夫かと思ったのですが、運転していて気が付いたら車内にプンと匂いが。
ベンツの後部座席に大量のPeeをしていました。
それに凝りて、以後は紙おむつをさせました。


(無色透明の温泉)

「The Retreatment湯河原」は、夫が友人から評判を聞いていたのです。
施設はそれなりだけど、食事が凄いよ、蟹の大盛り!
ズワイガニがこの通り。
蟹の他にも、前菜、お造り、伊勢海老、ハマグリ鍋、茶わん蒸し、御飯、デザートとてんこ盛り。
美味しいのだけど多過ぎ!
軟弱な我々夫婦はこの蟹の大皿一杯を食べるのがやっとでしたが、こちらの蟹、一時間食べ放題だというのです。
これで採算が取れるのかと心配になってしまう。



いやこれ、お代わりする人なんかいるの?無理なんじゃないの?と浅黒い肌の給仕さんに訊いてみたら、意味がよく伝わらない。
試しに英語で訊いてみたら、ええ、いくらでもいますよと流暢に。
色々話したらそのI君、スリランカ出身で、母国では英語の先生をしていたのだそうです。
スリランカは景気がよくないから日本に来たのだと。
日本だって景気良くないのに、しかもこんなに円安なのに、大変だねえと思ってしまう。



源泉かけ流し、無色透明のお湯も気持ちよく、朝御飯もボリュームたっぷりでした。
ここは元々犬連れ可のホテルではなく、途中からそうなったようす。
コロナのせいか不景気のせいか?
そのためか部屋以外は犬はケージに入れる、食事の時は部屋で待機させるなどの制約はありましたが、どのみち動けなくなったタロウには十分の宿でした。
大盛りズワイガニ、御馳走様。
応援の気持ちを込めてこの記事を書きました。

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箱根旅行➀

2024年07月16日 | 国内旅行

以前はタロウを連れて、伊豆などの近場によく旅行していました。
数は多いとは言えないが、犬連れ可の宿も探せば結構あるのです。
老舗の温泉宿ではまずなく、新しめのホテルやぺンションが多いことが少々残念ですが。
それでもお出かけが大好きだったタロウが喜ぶし、飼い主も旅行好きなこともあって、車で出かけていたのでした。
ところがタロウが認知症となり、ヨボヨボになって散歩も喜ばなくなり、粗相も増えるばかりということで、暫く断念。
日記を見たら2022年11月の軽井沢が、タロウ連れ旅行の最後でした。
が、いよいよ弱ったらもう行けないよねということで、ドギーカートも一緒に、久しぶりに箱根に行って来ました。



昨日は天気予報では雨でしたが、曇り時々晴れ。
そう言えば未訪だったということで箱根の関所に寄ってみました。
「天下の険」と呼ばれた、泣く子も黙る箱根関所。
ここに遺跡が見つかったことから、平成19年に復元されたのですって。
大番所、足軽番所、上番休息所、獄屋(牢屋)、厩などが丁寧に復元されています。
「入り鉄砲に出女」って、そういえば社会科で習ったなあ…



あちこちに人形が配置してあり、当時の光景が偲ばれますが、資料館で一番驚いたのは、江戸時代にここを象が通ったということ。
1729年(享保14年)、ベトナムから運ばれてきた象が、この関所に来たのですって。
第8代将軍徳川吉宗が購入し、長崎から73日をかけて江戸まで歩いたのだそうです。
ベトナムからオスとメスの象が送られたが、長崎でメスは死去。
残ったオスは、箱根の山越えで体調を崩して動けなくなったりしながらも、なんとか歩き通したのですって。



象というものを見たことも聞いたこともない人々は、あの巨体を見て、どんなに驚いたことだろう。
考えてみれば、若冲の絵にも象が描かれているのですよね。
若冲は、この時の象を若い頃に京都で見たという説があるようです。

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建仁寺は撮影できる訳

2024年02月23日 | 国内旅行

建仁寺は京都最古の禅寺、1202年(建仁2年)に源頼家が栄西禅師を開山として建立したのだそうです。
ここには、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」があります。
但し、本物は京都国立博物館にあり、これはキャノンの技術によって物凄く精巧に作られた複製品なのだそうです。



「風神雷神」というと私が思い出すのは、原田マハの著「風神雷神」。
少年時代の俵屋宗達を遣欧使節と一緒にローマに行かせてしまうという、奇想天外な物語ですが、面白かった。
それを読んで以来、一度観てみたかったのです。
薄暗い室内での「風神雷神図屏風」は、ライトの光を受けて金色に輝いていました。



ここにはまた、海北友松(かいほうゆうしょう)の「雲龍図」「花鳥図」「竹林七賢図」など数々の寺宝(どれも複製)が。
更に細川護熙の四季山水図襖絵や達磨の掛け軸があります。



そして法堂(はっとう)には、見事な双龍画が。
しかしこれは、創建800年を記念して2002年に描かれたのですって。
このお寺はどうも気前よく写真を撮らせてくれると思ったら、複製だったり新しかったりするからだったのか。



一般に京都のお寺の内部は、撮影禁止が殆ど。
これだけ混んでいる中で、例えば一眼レフカメラで脚立を立てて撮ったりしたらそりゃ迷惑でしょうが、スマホで撮るくらいいいのじゃないかしら?
欧米の教会や美術館は、殆どが撮影可なのに。
インバウンドがこれだけ多い中、変わっていくべきじゃないのかなあ?

「風疹雷神」の感想文

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清水寺に黒い鳥

2024年02月22日 | 国内旅行
(これも桜、咲いたらどんなに綺麗か)

清水坂は竹下通りのように混んでいました。
華やかなレンタル着物を着たお嬢さんがいっぱいです。
ブーツやスニーカーに合わせたり、裾からレースを覗かせたり、ベレー帽と組んだり、帯の代わりにレースでリボン結びにしたりと、着物と言ってもそりゃあもう様々。
正絹ではなくペラペラの化繊が多く、柄も季節感なんかあったものではないですが、それで楽しんでくれて街が華やかになればいいのじゃないかと。



写真は、その中でも正統派、或いはそれに近い着姿を撮らせて頂きました。



仁王門の近くの小さな池に黒い鳥がいると思ったら、これは鵜ですよね?
こんな所に鵜がと、ちょっとビックリ。



清水寺は入場するのに並んでいたので断念。
代わりに少々前、2006年義父の分骨の際に清水寺で撮った写真を引っ張り出してみました。
この時は義母も元気でした。



庭を観ながらの懐石ランチは、八坂神社の麓の中村楼で。
これに味噌田楽、鱧の吸い物、ジャコ御飯、黒豆プリンがつきました。



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「そのまま降りて下さい」

2024年02月21日 | 国内旅行

二条城は1603年江戸時代の初めに、天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として築城されたのだそうです。
大政奉還がなされた所として、つとに有名。


(全体図はこちら、この枝垂れ桜、咲いたらどんなに綺麗か)


城の中は撮影禁止なので、庭の写真を。


この天守閣は、1750年雷により焼失したのですって。

渉成園でも二条城でも梅は咲いていましたが、桜ほどのゴージャスさはない。
桜が咲いたらどんなに綺麗かと思わされるシーンばかりでした。
今回、桜の開花はまだまだで茶色の枯れ木にしか見えませんでしたが、それでも京都の観光客の多さに驚きました。
地下鉄、バス、タクシーと利用しましたが、まあどれも混んでいること。
実感としては、7〜8割は外国人観光客という感じ。



京都のバスは降りる時に運賃を支払うシステムですが、繁華街の四条高倉や川原町では、混み過ぎていてそれができない。
運転手さんが「支払いは外で、そのまま降りて下さい」と何度もアナウンスしていました。
今からこんなに混んでいて、桜の季節には一体どうなってしまうのか!?

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お東さん

2024年02月20日 | 国内旅行

もとより私は無信心無宗教なので、分骨がどういう意味を持つのかさっぱり分からないのです。
でも夫の父が亡くなった時もそうしたので、3年前に亡くなった義母の分骨をするために、この週末京都の東本願寺に向かったのでした。
しかしこんな手間暇かかることを息子たちに押し付ける気はないので、我々の代で終わりだろうなあと思いながら。



東本願寺は大きい。
文永9年(1272年)親鸞聖人の廟堂として建てられ、1602年に徳川家康によって現在の地に建立されたのだそうです。
しかしその後四度の火災に遭い、今の建物は明治28年に建てられたのだと。
講話や読経を聞き、お焼香し、分骨の手続きの為に広いお堂の中をグルグルと廻りました。



夫の弟妹夫婦と現地集合。
そういえば18年前の義父の分骨の際には、義母が予約してくれて料亭でみんなで食事したのですが、義母の分骨となると音頭を取る人がいない。
結構仲が良い兄妹ですが、関西方面に住む息子夫婦と食事するなどそれぞれの予定があるので、行事が終わった後は現地解散。



本願寺の跳池境内地の渉成園は、広大な池泉回遊式庭園。
桜、菖蒲、紅葉など見事らしいのですが、今は丁度冬枯れの時期で残念でした。
池に大きな鷺が何羽もいると思ったら、庭園内の高い木に巣を作って群れているのですって。
糞が大変なんですよと受付の人は迷惑そうでしたが、大きな鷺が群がる様は結構迫力があり、大勢の外国人が写真を撮っていました。


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外国人だらけ!

2023年09月30日 | 国内旅行
山中湖の日記がまだ終わってませんでした。
一泊した翌朝、向ったのは忍野八海(おしのはっかい)。
富士山の伏流水からのた8つの湧泉群であり、富士山の雪解け水が地下の溶岩の間を数十年かけて濾過されて湧き出ているので、透明度が抜群なのですと。
世界遺産富士山の構成資産の一部として認定されているのだそうです。



ドギーカーに入れたタロウと、8ヶ所の小さな池を廻りました。
これは鏡池という名前で、水面に富士山がくっきりと写るのですって。
残念ながらこの時、富士山は雲に包まれていました。



この橋を渡りながら、夫、バイブリ―みたいだなと。
確かにここだけ切り取ってみたら、英国コッツウオルズのバイブリ―の風景に似ていると言えなくもないが…
ちょっと横を見れば、民家の軒先に洗濯物や干し大根が。



これは一番大きな池、中池。
水深8mだそうですが、どこまでも透き通っている。
この綺麗な魚は鯉ではなくて、アルビノの鱒ですって。
光線の加減で、こんな綺麗な色に見えるらしい。



そして新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)へ。
ここは、富士山・桜・五重塔が一度に臨めるというので、近年外国人観光客にやたら人気の観光スポットです。398段の階段を上ると、確かに五重塔と富士山が見える。丁度、雲もわずかに切れました。ちゃんとスロープのような道もあったので、ドギーカーを押す我々はそちらから上りました。
600本以上の桜の木があるということで、春にはさぞ美しいでしょう。
五重塔(忠霊塔)は妙に新しいと思ってよく見たら、昭和37年建立。
私と同世代の塔なんて全然ありがたくないのですが、外国人にとっては五重塔であればよいのかな。


忍野八海にしろ、新倉山にしろ、結構辺鄙な所(私は迷いながら、車で何とか辿り着いた)なのに、日本人より外国人の方が遥かに多いことに驚きました。

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感情の鈍化

2023年09月27日 | 国内旅行

老犬に接することは初めてで、まだ日々戸惑っています。
見えなくなる、歩けなくなるという肉体的な老化とともに現れたのが、感情の鈍化。
以前のように、狂ったように大喜びすることがなくなりました。
外から私が帰っても、まったく気がつかない。
玄関で待ってはいるのですが大抵眠っていて、タロウに触って気づかせても、別段喜ぶという風でもない。
前は私がマンションのゴミ捨て場から帰っても、100年ぶりに会ったかのように大喜びしていたのに。


(レトリバーよりも大きなスイス・シェパード)

私がリビングのテーブルで本を読んだり絵を描いたりPCに向っている間、膝の上に当然のように乗っていたのに、まるで来なくなりました。
膝の上に乗せても、すぐに降りてしまう。
ベッドで寝る時もしかり。
以前は、タロウが先に私のベッドに飛び乗って待っていて、幼な子のようにくっついて寝たのに。
ベッドに連れ込んでも、今は飛び降りることもできないのですが、ひたすら降りたがるのです。


(ポメラニアンの兄弟、本当はもう一匹いた) 

色々切ないですが、仕方ないねえ。
老犬になるとこうなるのか、タロウだけの現象であるのか分かりませんが。
ただ一つよかったのは、感情が鈍化したせいか、犬嫌いも薄まったようです。
以前だったら他の犬に対して盛大に吠え立てていたのが、それがなくなった。
一緒に遊ぶことはできないまでも、とりあえず吠え立てないので、他の犬からは友好的に見えるらしい。
これは犬がたくさん集まる犬連れ可の公園や宿泊施設では、結構大事なことなのです。
今回泊まったワンズリゾートでは、珍しく大型犬も許されているようで、レトリバーなどの大型犬も何頭も。
モフモフ天国でありました(私にとっては)。



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老犬、山中湖に行く

2023年09月26日 | 国内旅行

先月16歳になったタロウは、少しずつ、しかし確実に老化していっているようです。
目が見えない、耳も聴こえない、そのせいか散歩を嫌がる。
以前はサンポという言葉を聞くだけで部屋の中を走り回る位、散歩大好きであったのに。



少しは運動させたいと思って毎日散歩に連れ出すのですが、足取りはとっても重い。
行きはなんとか歩いても、帰りはへばって動けなくなったりする。
足を突っ張って立ち止まり、一歩も歩かなくなってしまう。
ということでとうとう、ドギーカーのお世話になることにしました。
近所の犬友のお宅から頂いたドギーカーを、車に積んで出発。



山中湖の近くの「花の都公園」は、富士山を望む広々とした高原リゾートです。
百日草、ヒマワリ、サンパチェンス、コスモスなどが、これでもかと咲いている。
ドギーカー・デビューしたタロウ、久しぶりに楽しそうにしていました。



老犬を飼ったことがない頃は、犬といったら散歩するものなのに、そこまでしなきゃいけないの?なんてドギーカーの存在に驚いたものです。
だけど今では、足が不自由になっても外に連れ出してやりたい、あんなに好きだった散歩に連れて行きたいと心から思う。
犬も長生きになった今、必需品なのかもしれませんね。



ドギーカーでたっぷり散歩した後、「ワンズ・リゾート山中湖」に宿泊。
ここはフランス料理がウリの、犬連れ可宿泊施設です。

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銀山温泉の雪ウサギ

2023年02月13日 | 国内旅行

二日目はからりと晴れ、尾花沢市の銀山温泉へ。
近くにある、江戸の最盛期には日本三大銀山に数えられたという延沢銀山が、その名の由来。
小さな谷間にある温泉街の中央の川に9つの橋が架けられ、その両側に木造の古い旅館が建ち並んでいます。
湯元能登屋旅館に大きく掲示してある「木戸佐左ェ門」とは、銀山開拓の祖で能登屋を建てた人の名前なのだそうです。



大正時代のような佇まい、台湾の九份のような雰囲気が素晴らしい。
しかしここも、かつては電柱が建ち並んでいたのだそうです。
昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」を制定し、電線類を地中化したり、3メートル積もる雪を溶かすため歩道の下に地下水を流す融雪システムを配したりして、この景観を守ってきたのだと。
温泉街への一般車両の出入りは禁止なのだとか。
やはり努力なしには、景観は守られないのですね。


(雪タロウ)

そう言えば、20年位前に銀山温泉のアメリカ人女性の旅館の女将が有名になったことがありました。
金髪碧眼の女性が着物をきりりと着こなし、「ニッポン人には日本が足りない」というコピーでCMに登場。
あの女将はその後どうなったのかとググってみたら、このサイトによると、その後離婚して帰米されたようです。
残念…


(雪ウサギ。南天の実があれば、目をつけられたのに!)



(銀山温泉の路肩の雪)

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