Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

エジプト旅行③ルクソール市街

2018年10月31日 | エジプト旅行2018
巨大な神殿を観た後、ナイル川に接岸しているクルーズ船にチェックイン。
これから3泊のナイル川クルーズが始まります。
4階建てのこじんまりしたクルーズ船ラダミスⅡ号、部屋の中はこんな感じ。
この時は接岸していたのでカーテンを閉めていますが、ナイル川がよく望めました。
レストランでお昼を頂き、とりあえず部屋で一休み。



この後、夕食までフリータイムという予定になっていたので
私は夫と自由行動をしようと思っていたのです。
タクシーで市街に出て、スーク(市場)あたりを冷やかそうと。
ツアー旅行に出た際に、我々がよく取る手段なのですが…


(水タバコをする男性)

日本の大学を出たという博識の現地人ガイドのM氏が、眉をひそめる。
危ないです、責任持てませんよと。
確かに午前中、市内や神殿を廻った際にも、あちこちで長い銃を持った警官の姿を見て
驚いたのでした。
ここは今までに行った国とは違うのかも。
まだ一日目だし、とりあえず様子を見ることにしよう。
という訳でツアーのオプションの、馬車で市内巡りに申し込んだのでした。


(私が乗った馬車)

これが中々面白かった。
御者の痩せたお爺ちゃん、結構な勢いで馬車を飛ばすのです。
後ろに二人分の座席があるのですが、身を乗り出して写真を
撮っている私を見て、手招きで前に来ないかと。
走ってる最中に遠慮なく、よいしょと御者台の隣に座らせて貰いました。
ここ、高くて眺めの良いこと!
しかも、街なかの様子を好きなだけ撮影することができる。


(この左側の席に移動)

ただ、この席、背もたれも掴まる所もない。
両手を使ってスマホで撮影しながら、腹筋と足で身体を支えることになります。
車も馬車もロバもバイクも人も一緒くたの往来を疾走し、とんでもない狭い所にも。
お蔭で自分だけだったら怖くて入れないような路地裏まで、どんどん入って行ける。



そしてこのお爺ちゃんが最後にバクシーシを求めて来たことは、言うまでもない。
現地ガイド氏に、チップ込みの料金をたっぷり支払い済みだから不要と言われていたので
払わないと中々下ろしてくれない御者台から、自分で飛び降りたのでした。


(こうして見ると綺麗ですが、地面はゴミだらけ)

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エジプト旅行②ルクソール

2018年10月30日 | エジプト旅行2018


エジプトという国の正式名称は、エジプト・アラブ共和国というのですね。
成田からカイロまで夜便で13時間ほど、現地時刻の夜中3時頃に着いて
そこから国内線に乗り換え、ルクソールに朝6時頃着。
そのまま一日観光という、少々きついスケジュール。
飛行機の中で熟睡すればよいわけですが、中々そうもいきません。
しかも暑い!この日の気温は33℃。



午前中、ルクソール神殿とカルナック神殿へ。
どちらもアムン神を祀った神殿ということです。
スフィンクスが並ぶ参道、ツタンカーメンとその妻アンケセナーメンの座像、
ラムセス2世王女像、大列柱廊などがあります。
どれもこれも、とにかく巨大!
巨人の国に迷い込んだような気分になります。



この巨大なオベリスクは二本一対だったものが、右側のはフランスに取られたのですと。
そういえば、パリのコンコルド広場で写真を撮りましたとも。
こんな巨大なものを、しかも神聖な神殿という場所からよく取って行ったものだと
今更ながらに感嘆。



この写真の左端にいる長衣の老人、小さな声でバクシーシ、と言って来ます。
バクシーシというのはチップのことで、こうした人に行く先々で出逢いました。
写真を撮ってやるとにこやかに近づいて、撮ったからバクシーシ、
馬車に乗せたからバクシーシ、説明してやったからバクシーシという具合。



イスラム教では、お金を持つ人がない人に施しをするのは当たり前と考えるらしい。
そうは言っても・・・
あまりのしつこさに、これだけ高度な文明を紀元前3千年に造り上げた人々の末裔が
何故こうなの?と思いたくなる。
それはエジプト旅行中、ずっと思ったことでした。

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エジプト旅行①

2018年10月26日 | エジプト旅行2018


エジプトの古代都市ルクソールに来ています。
今までに30ヶ国ほど廻りましたが、アフリカ大陸は初めてです。
週末に出発したのですが、ネットが中々繋がらなくてアップが遅くなりました。
エジプトは暑い!
執拗なアフリカの蝿、それよりもしつこいチップ要求オジサンたちと戦いながら元気に歩いています。
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「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」

2018年10月19日 | 映画


17世紀のオランダを舞台とした、人妻と青年画家の許されざる恋。
金持ちのコルネリス(クリストフ・ヴァルツ)は若く美しいソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)を
修道院からお金で貰い受け、妻とする。
ソフィアは彼の期待に応えるべく子供を産もうとするが、中々できないでいた。
そんな時、野心的青年画家ヤン(デイン・デハーン)に出逢う。
二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。



オランダと言えばチューリップですが、17世紀にこんな「チューリップ・バブル」が
あったとは知りませんでした。
希少なチューリップの球根一つの値段は、邸宅一軒分に相当したといいます。
興奮の坩堝となる取引所の様子、活気ある運河界隈のなりわい、
あの「真珠の耳飾りの少女」を彷彿とさせるフェルメール・ブルーのドレス、
香辛料貿易で成功した金持ちの邸宅、欲望に燃える若い二人の情欲のシーン、
何もかもが絵画のように美しい。
ヤンは二人の未来のために、チューリップの球根に全財産を投資するが…
若い二人の許されざる恋、それを貫くための恐ろしい計画。



愛、欲望、嫉妬、策謀、そういったものが渦巻くドロドロを期待して観たのですが
如何せん、人物の掘り下げ方が浅すぎる。
これだけの舞台装置が揃っているのに、さらりと終わってしまいました。
映画自体が美しい絵画のようであると言えるかもしれません。
ジャスティン・チャドウィック監督。



公式HP http://tulip-movie.com/

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いけばな展とメキシカン・ランチ

2018年10月18日 | お出かけ
目黒雅叙園での「いけばな×百段階段」に行って来ました。
第6回目となる今回は、過去最大57流派が集っているのだそうです。



絵の展覧会と違ってお花の展覧会は
なんといっても季節毎の香りに包まれるのが嬉しい。
カサブランカ、蘭、菊などのゴージャスな香りに包まれながら
秋満載の花の祭典を堪能しました。



純金の金箔、彩色木彫や日本画に囲まれた「漁礁の間」にも負けない
豪華な花々。



友人の古流かたばみ会家元の理司氏の作品。
黄色と赤が弾けたツルウメモドキの実と、しっとりと苔むしたサザンカの枝の
色のコントラストが、何とも美しい。



午前中の英会話が終わって目黒でランチ。
新しくできた目黒セントラルスクエアの中のメキシコ料理店BOSQUE(ボスケ)。
トルティーヤスープはテーブルで熱々のスープを注いでくれます。
アボカドたっぷりのビーフ・タコスとキューバ・サンドイッチ。
お店のスタッフは小柄でずんぐりした、陽気なメキシコ人が勢揃い。



ランチの後、いけばな展を楽しみ、そこから歩いて恵比寿ガーデンプレイスで映画を。
東京の街も確かに秋の色に染まって来ました。

「いけばな×百段階段」http://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/ikebana2018

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水墨画展2018

2018年10月13日 | お出かけ


練馬文化センターで開催中の、水墨画の展覧会に今年も行って来ました。
水墨画を教えておられる古川玉萌氏は80代なのですが、とてもお元気。
今年の作品はぼたんとアザミ、相変わらずの鮮やかな筆致です。
水墨画といっても、画材はチューリップ、薔薇、水仙、エビにサザエと種々様々。
96歳の生徒さんの画という作品も何点か。



展覧会を堪能した後、近くの練馬区役所のカフェに移動しました。
区役所と言っても20階の高層ビル、その最上階のカフェは見晴らし満点。
都心のビル群を見渡しながら、古川氏はじめ長年SNSで親しくしている人たちとお喋りを楽しみました。
楽しい時間をありがとうございました。
来年もその先も、いつまでも続きますように。



この日の為に、小さなミニ胡蝶蘭を用意していたのですが
直前にタロウにやられてしまいました。
まさか蘭に手を出すとは。
思いがけないことをやらかしてくれるものです。

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イスラエルの闇の断面「運命は踊る」

2018年10月11日 | 映画


疲れる映画です。
最初から最後まで、緊張感が尋常じゃない。
手に汗握る思いをして観て、最後にカタルシスがある訳でもない。
それでも一言書きとめておきたい、書かなきゃいられないと思わせる、そんな映画です。
昨年のヴェネチア国際映画祭審査員グランプリ受賞。

成功した建築家夫妻のスタイリッシュなマンションの部屋に、
イスラエル軍兵士である息子の戦死の知らせが届く。
母親ダフナは倒れ、父親ミハエルも動揺を隠し切れない。
ところがそれは誤報であったことが分かり、
ミハエルは激怒し、すぐに息子を呼び戻すように軍部に詰め寄る。



第二幕は、荒涼とした国境地帯に舞台が移る。
遥かに険しい山並み、見渡す限り続く岩肌と砂漠。
息子ヨナタンはそこで、若い兵士3人と共に検問をしていた。
日に何台も通らない車、何も起こらない戦場での退屈極まりない日々。
汚いコンテナで寝泊まりし、不味そうな缶詰肉を食べる日の繰り返し。
たまに通るパレスチナ人には、傲慢な態度で接する。
ある夜、若いパレスチナ人の男女4人が検問を通ろうとして
ヨナタンが検問に当たるが、魅力的な女性が車のドアを開けた瞬間・・・



第三幕、都心の建築家の部屋に舞台は戻るが、最初に比べて部屋は妙に荒れている。
夫妻の会話から、息子は亡くなり、二人は別れていることが分かる。
戦死しなかった筈の息子に何が起きたのか?
観ている側は知りたくてイライラするが、答えは最後のシーンにまで持ち越される。

音楽というものが殆どない、静かな映画。
日常の何気ない音が、意味あり気に響き渡る。
観客は緊張の果てに、イスラエルという国の闇の一断面を見ることになる。
戦場の残酷なシーンはひとつもないのに、戦争の残酷さ不条理さが染み渡る。



ミハエルに訳もなく蹴りつけられる、飼い犬マックスの瞳が悲しかった。
それでもミハエルに寄り添って来るところを見ると、可愛がられてもいたのでしょう。
愛する者を痛めつけないではいられない、ミハエルの屈折ぶりを表していたのか。

脚本・演出も手掛けたサミュエル・マオズ監督は1962年イスラエル・テルアビブ生まれ、
1982年のイスラエル軍によるレバノン侵攻では、戦車部隊の砲手として従軍したといいます。
そしてこの映画は、イスラエルの政治家に激しく非難されたといいます。
原題は「Foxtrot」、ソシアルダンスの基本ステップのひとつだそうで
映画の中にも、それを踊るシーンが何度か出てきます。
ステップは始点に戻ってくる、結末は元に戻るということを言いたかったのか。
どうあがいても同じ所へと帰ってしまう運命を呪いたかったのか。
あるいは、戦争が日常にあるイスラエルの不条理さを暴きたかったのか。
観客にいくつもの疑問符を投げかけたまま、映画は唐突に終わります。

公式HP http://www.bitters.co.jp/foxtrot/

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横浜ジャズと胡椒餅

2018年10月08日 | お出かけ


横浜ジャズ・プロムナードに行って来ました。
もう25周年になる”日本最大級のジャズ・フェスティバル”なのだそうです。
横浜の街角のあちこちやジャズクラブでライブが繰り広げられるというのですが
我々の目当ては、夫の友人が演奏するという伊勢佐木町の小さなライブハウス。



ライブが始まる前に、中華街でつまみ食いを。
焼き小籠包を日本で広めたお店という「王府井(わんふーちん)」で三種セット。
スタンダード味、翡翠(ニラ)味、フカヒレ味なのだそうです。
熱々で底はこんがり皮はもっちり、肉汁が足元が汚れるくらい半端なく出ます。



そこで見つけたのが胡椒餅(フウチャオビン)。
これは、八角が効いた肉とネギが入った熱々のパンのようなもの。
台湾で食べて美味しかったのですが、日本では中々見つけられなかったのです。
こちらのお店に日本初上陸と書いてありました。
それとマンゴー・タピオカを。



伊勢崎町の「酔いどれ伯爵」で、サックス、トランペット、ベース、ドラム、ピアノのクインテット。
ジャズはやっぱり、大きな会場よりもこうした小さなライブハウスがいいなあ。
でも予想通りメニューの品数は限られていたので、おつまみとドリンクを楽しみ、
帰りにまた中華街へ。
10時をとうに過ぎていたので、閉店したお店もあちこちに。
お目当てだった中華粥の専門店も閉まっていたので
近くの「景珍楼」で海老麺と五目麺を。
日本のラーメンとはまた違った美味しさがあります。
それにしても、ニューヨークでもロンドンでもパリでも、賑やかな中華街を見て来ました。
世界中どこに行っても自分たちの世界を作ってしまう、かの国の人たちのたくましさは
やっぱり凄いなあ・・・

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今年の秋は・・・

2018年10月07日 | 社会

西方寺の萩の花

暑くなったり寒くなったり、台風が何度も来たり、本当にヘンなお天気。
今日も台風によるフェーン現象とかで32℃!
10月の天気とはとても思えません。



先日の大型台風の晩の暴風雨が余程怖かったようで
タロウ、しばらく私の後をついてまわりました。
これはトイレの私を覗いているところ。



金木犀もゆっくり楽しむ前に散ってしまったようです。
ちょっと寂しいオレンジの絨毯の上で。

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「クレイジー・リッチ」

2018年10月06日 | 映画


この作品、日本ではあまり話題にもなっていませんが、
アメリカではこの夏公開されるや大評判となり、興行成績全米1位となった週もあったそうです。
映画批評集積サイトのRotten Tomatoesでの評判もとてもよく、
批評家支持率は100%、平均点は10点満点で8.1点。
アジア系の俳優ばかりを使ったハリウッド映画が、何故そんなにヒットしたのか?
それが知りたくて、観て来ました。



ニューヨークで中国系移民のシングルマザーに育てられたレイチェルは
NY大の経済学の教授であり、恋人ニックとの交際を楽しんでいた。
ある日ニックが故郷シンガポールでの従弟の結婚式にレイチェルを招待し、
自分の家族にも彼女を紹介したいと言う。
ワクワク気分のレイチェルを待ち受けていたのは、とんでもない大富豪の彼の実家だった。

やはり富豪出身のニックの母親エレノアは、身分違いであり、アメリカ人であることから
レイチェルは息子の嫁にふさわしくないという。
パーティに群がるセレブの女性たちからも散々な嫌がらせを受け、
何度もくじけそうになりながら、レイチェルはこの困難にどう立ち向かっていったのか?



「クレイジー・リッチ」とは、あり得ない程の金持ちといったような意味。
シンガポールの中華系大富豪の、超ゴージャスな大邸宅やパーティ。
華やかな月下美人や蘭が咲き乱れる中で、煌めくジュエリーやファッション。
そんな中でテンポよく展開される、古典的な格差結婚の闘い。

見た目はアジア人であるが、生粋のニューヨーカーであるレイチェル。
金持ちでも美人でもない彼女が、門前払いされても挫けず、卑屈になることもなく、
自らの知性を武器に、自分を認めさせていく姿が受けたのでしょうか。
まあこれも、アメリカ映画が好きなシンデレラ・ストーリーの一種でもあるのですから…



原題『Crazy Rich Asians』
公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/crazyrich/#/boards/crazyrich

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