Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「あなたは私の婿になる」

2009年10月31日 | 映画
前の日記で書いた「ブロークン・イングリッシュ」とは対照的なヒロイン、
自信満々でやり手の鬼編集長、40歳のマーガレット(サンドラ・ブロック)と
彼女にいいようにこき使われる28歳のアシスタントのアンドリュー(ライアン・レイノルズ)の恋の顛末。

カナダ人のマーガレットは、その暴君ぶりから社内では密かにクソ女呼ばわりされていたが
ビザの問題で国外退去を命じられて愕然とする。
失業を免れるため、絶対服従のアンドリューに結婚を命じる。
代償は、編集の仕事と彼の本の出版。
アンドリューは不承不承それを飲むのですが
移民局の人間に疑われ、週末に彼の実家のあるアラスカのイトカに二人で行くことになる…

あちこちにユーモアが散りばめられ、
反発しあっていた二人が次第に引かれ合っていく過程を
安心して楽しむことができます。
イトカの町に一人しかいないメタボの男性ストリッパーや
二人が偶然裸で絡み合ってしまうエピソードも面白かったのですが
何よりも私が楽しめたのは、マーガレットがアンドリューの祖母と即興ダンスを踊るシーンです。
森の中で呪術的な踊りに興じる祖母を、理性的で冷めたマーガレットは
見なかったことにしようとするのですが
祖母に強引に誘われ、最初は嫌々、しかし次第に夢中になって踊り出す。
髪を振り乱し、何かにとり付かれたかのように腰を振り出すのです。

早くに両親を失くし、自分だけの力で必死に生きてきた彼女は
アンドリューの家庭に泊まり、時にはうっとうしいほどの過剰な親切に接して
最初は戸惑いながらも、少しずつその頑なな心を開いていくのです。
二人のベッドルームに朝食を運んでもらったり、
彼女の好みにお構いなくドレスを作ってくれたり。
あの珍妙で滑稽なダンスは、彼女の心の解放の表れでしょう。

44歳のサンドラ・ブロックのセミヌードは
あまりにも安産型で少々眼に痛いのですが…
ハリウッド女優も、マドンナみたいな体型の人ばかりじゃないんだと
ちょっと安心してみたり。
アラスカの大自然も美しい。
鬼編集長の彼女が出社すると、社員がPCに「来た!」「注意警報!」などと
書き込んで皆に知らせる(あれはツィッターか?)のも今風で楽しい。
邦題にはちょっと感心しませんが…(原題はthe proposal)
ラブコメの王道です。

☆3.5

「あなたは私の婿になる」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブロークン・イングリッシュ」

2009年10月29日 | 映画
昨秋見損なったミニ・シアター系映画。
監督ゾエ・カサヴェテス。

ニューヨークのホテルでVIP対応係を務める30代独身女性ノラ(パーカー・ポージー)。
母親(ジーナ・ローランズ)からは結婚のことを心配されるものの、
良い出逢いもなく、男性と付き合えば失敗ばかり。
自分を本当に愛してくれる人と出会いたい、でももう、誰からも愛されないかもしれない…。
日々不安を膨らませていくノラは、ある日、年下イケメンのフランス人男性ジュリアン(メルヴィル・プポー)と出会うが…

世界一男運が悪いと毒づきながら、自分自身に何か大きな欠点があると思い込むノラ。
母親の前でいきなり泣き出したり、薬物依存の気味もあり、情緒不安定もいいところ。
ようやく出逢って一夜を供にした男性には、既に恋人がいたり、
紹介されて出逢った男性も、前の女性への思いを引きずっていたり。
しかし、ノラがことごとく恋愛に失敗するのも分かるような気がします。

仕事でもプライベートでも、どこか自信がなくふてくされている。
綺麗な服を着て背筋を伸ばせばかなりいい女なのに
だらしのない格好をするとどうにもオバサン臭い。
いかにも投げやりな感じで、マイナスのオーラを全身から発している。
そんな風では、そりゃあ誰も本気で愛してはくれないでしょう。
男運が悪いというのは、誰のせいでもなく自分のせいなのです。

だから情熱的にアプローチしてくるジュリアンに好意は持っても、
また傷つくのは怖いと、臆病になってしまいます。
しかし、彼がパリに帰ってしまって初めて自分の気持ちに気が付き、
一大決心して彼を追いかけてパリに行く。
ノラが初めて自分の意志で動き出してからは、外の世界も別世界のように生き生きしてくる。
パリでジュリアンを必死に探し回る彼女がいじらしく、
それまで単調だった画面も、俄然躍動感に満ちてくる。
中々彼が見つからず、最後にバーで知り合った年配の紳士がノラに言った言葉は
だから非常に的を得ているのです。
「自分自身の中に愛と幸せを見つけないと」。

少々インパクトには欠けるが、少なくともキンキラに派手なSATCよりは
等身大の女性が描かれているようで、私ははるかに共感が持てました。
NYやパリの都会的なリアリティと、いくつになっても女が持つ少女のようなロマンチシズムが
絡まり合って、中々味わいがある作品でした。

☆3.5

「ブロークン・イングリッシュ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

踊るリバプール

2009年10月24日 | Weblog
友人が、楽しい動画を紹介してくれました。

The T-Mobile Dance


一体これは何だろう?とちょっと調べてみたら
ドイツの携帯電話会社の「T-Mobile」が今年の1月に仕掛けたゲリラ・プロモーションらしい。
LiverpoolStreet Stationって
私が先月行ったLiverpool Lime Street Stationのことか?
懐かしいなあ。
あの広い駅の構内を埋め尽くすこれだけの人々って…
これだけ一糸乱さぬ踊りをするためには
相当練習したのでしょうね?

これが携帯電話のどういうプロモーションになるかということはさておき、
どうも私は、こういうおバカなシーンが好きなようです。
こんなプロモーションを真面目に考える人、
それに参加するこれだけの数の人々のことを考えると
思わず口元が緩んでしまうのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青い薔薇

2009年10月22日 | 社会
昨日の読売新聞。
サントリーが、世界初の「青い薔薇」の開発に成功したのだそうです。

”バラにはもともと花の色を青くする色素が含まれていないため、青いバラの開発は
不可能と言われていた。
サントリーは、青く発色するパンジーの遺伝子を組み込み、2004年に青い色素を持つ
バラの開花に成功した。”
青いバラのブランド名は「喝采(かっさい)」を意味する英語の「アプローズ」で、
花言葉は「夢かなう」とした。”

へええ…
英語のBlue Roseという言葉は、「不可能」「ありえない」という意味を持つほどだったのに。
サントリーが開発しているという話は以前聞いていましたが
とうとう作り出しちゃったんだ…
11月から一本2~3千円で売り出すのだそうです。
写真は、私には薄紫にしか見えないのですが
これには正真正銘青い色素が含まれていて、今後もっともっと青に近づけるのだそうです。

個人的には、世の中に青い花というのはいっぱいあるのだから
(デルフィニウムとか桔梗とかクレマチスとかアメリカン・ブルーとか)
何も無理して薔薇で作り出さなくても、とも思うのです。
薔薇は、赤とかピンクとか黄色とかで充分に華やかで美しいのだから。
でも、きっと研究者の長年の夢と努力と汗の結晶なのでしょうね。

マイセンの陶器に「ブルー・ローズ」というのがあります。
白地に青い薔薇が一輪だけ描かれていて、清楚で潔くて好きです。
ちょっとお高くて、一客2万円くらいだったのじゃないかな。
何日間しかもたないナマの薔薇一本に2~3千円も出すのなら
私ならこちらの方がいいなあ…

情報元
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソル・レヴァンテ

2009年10月18日 | グルメ
イタリアのお菓子を、バリスタが淹れたエスプレッソと共に提供する
本格的なパスティッチェリア(イタリア菓子店)が表参道にできたと聞いて
ずっと気になっていました。
しかもランチも安くて美味しいというのですから。

以前の紀伊国屋の後が綺麗なファッションビルになり、その裏あたり。
緑に囲まれた小さなオープンテラスを抜けて店内に入ると
まずラウンド型のショーケースがあり、色とりどりのケーキや焼き菓子・チョコレートが。
その奥に、ブルーを基調としたステンドグラスに彩られた部屋があります。

パスタランチ
一口スープ(ヒヨコ豆のスープ)
オードブル盛り合わせ (写真)
パスタ(鴨もも肉とネギのの和風パスタ)
一口デザート(シャンパン・ゼリー)
デザート(チーズケーキのフルーツソースがけ)
コーヒー

これで1890円は確かに安い。
無論、ひとつひとつの量は少なめですが
それぞれ個性的で美味しい。
コーヒーは、私はカプチーノを頼んだのですが
可愛い顔がついていました。

このような、菓子屋でもあり、カフェでもあり、レストランでもあるようなお店は、
イタリアでよく見かけたような気がします。
ただ違うのは、日本では(少なくとも私が行った平日昼間は)ほぼ全員が女性客だったこと。
イタリアでもイギリスでも、バールもパブもカフェも、昼間から男性客で溢れていたのに。
日本の男性諸氏は忙しくて、こんなお店に平日入っている暇はないのかしら?
可哀想に…

ソル・レヴァンテ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンドイッチ考

2009年10月15日 | イギリス旅行2009
イギリスで、意外に美味しかったもののひとつに
サンドイッチがあります。
朝、ホテルのフル・イングリッシュ・ブレックファーストを頂くと
少食の私などは、昼時になってもあまりおなかが空かない。
そういう時天気が良かったりすると、具をたっぷり挟んだサンドイッチを
公園やオープン・カフェで食べるのも楽しいものでした。

写真は、フランスパンっぽい細長いパンに具をたっぷり挟んだサンドイッチ専門店。
このサンドイッチは30cm位あって、私には大きすぎたのですが
カフェテリアなどに入ると、このハーフ・サイズもありました。
ロースト・ビーフ、ツナ、ゆで卵など、具は選り取り見取りだったのですが
中でも私が気に入ったのは、生ハム・バジル・トマトを挟んだシンプルなもの。
このシンプルなのは、日本ではあまり売ってないような気がする。
それでは自分で作ろうと、休日の朝食に挑戦してみたのですが…

具は、生ハム、バジル、トマト、ゆで卵、キュウリ。
ベーカリーで買ったフランスパンで作ってみたら、我家の男たちには
非常に評判が悪かった。
「パンが硬すぎる!」
「具がはみ出て喰いにくい!」
確かに、イギリスで食べたパンは、フランスパンのようでありながら
もっとずっと柔らくて食べやすかった。
で、次にカンパーニュという、バゲットよりは柔らかい丸パンで作ってみたのですが
やはり評判はよくない。
結局、サンドイッチにはいつもの薄い食パンの方がいいと口を揃えていう…

だけど、サンドイッチ用の12枚切りの食パンでは
あのイギリスで食べた味は再現できない。
あのパンは日本には売っていないのかしら?
ちなみに、日本で「イギリスパン」という名前で売っている
あの上がちょっと膨れ上がった山高帽のようなパンは
外がパリッとして中はふんわりして、私は結構好きなのですが
イギリスでは見かけませんでした。

湖水地方からロンドンに戻る時、電車が大幅に遅れて
ミュージカルに遅れそうになったことは、前に書いた通りです。
その時、夕食を取る時間もなくなりそう、でもおなかを鳴らせながらミュージカルを
観たくないということで、電車の中でサンドイッチとカプチーノを頂きました。
ローストビーフのサンドイッチと生クリームたっぷりのカプチーノは
£4~5ほどで、まあまあ美味しかった。
そういえば、以前知り合いのアメリカ人が、新幹線のサンドイッチが
あまりに薄くて少なくて高いと驚いていました。
あんな不味いもの、私は長年食べたことないのですが
今でも昔のままなのかしら?
日本の誇る正確無比な新幹線の、あの薄いサンドイッチは、ちょっと恥ずかしいなあ…
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブレックファースト・イン・アメリカ」

2009年10月12日 | Weblog
昨日の「アメリカン・モーニング」から連想するのは
スーパー・トランプの「ブレックファースト・イン・アメリカ」。
やはり79年のヒット曲。
何しろあの頃は、感受性も今よりずっとみずみずしかったし、思い入れも強かったし、
一つの曲やシーンの思い出から、次々に連想してしまう…
これは、ランディの甘く爽やかなメロディと違って
なんとも人の神経を逆撫でするような、でも一度聴くと忘れられないメロディです。



”Take a look at my girlfriend
Cos She's the only one I've got
Not much of a girlfriend
Never seem to get a lot

Take a jumbo 'cross the water
Like to see America
See the girls in California
I'm hoping it's going to come true
But there's not a lot I can do

Could we have kippers for breakfast
Mummy dear, Mummy dear
They've got to have them in Texas
Because everyone's a millionaire

I'm a winner, I'm a sinner
Do you want my autograph
I'm a loser, what a joker
I'm playing my jokes upon you
While there's nothing better to do”


”僕の彼女を見てくれよ
はじめてできた彼女なんだ
あんまりキレイじゃないけれど
高望みしちゃいけないよね

ジャンボに乗って海を越え
アメリカに行きたいな
カリフォルニアの女の子たちに会いたいだ
いつかそうできたらいいなって思うけど
僕にはたぶん無理だろう
    (中略)
僕は勝者 僕は罪人
僕のサインが欲しいかい?
僕は負け犬 とんだ道化師さ
僕は君をからかってるんだ
他に何もすることがないからね”


この曲も、ろくに歌詞を知らないままによく聴いていました。
何しろ昔はネットなんて便利なものはないから、簡単に調べられなかったし、
たまにそういうのに詳しい男の子に訊くと、喜んで教えてくれるのはいいのだけど
長々とロック談義が続いて面倒だったり…w
今見ると、結構いい加減というか、皮肉というか、残酷というか…
”I'm a winner, I'm a sinner”
”I'm a loser, what a joker”のあたりは
単なる韻を踏んだ言葉遊びか?
あるいは深遠な皮肉が込められているのか?

この曲のジャケットは、印象的でした。
マンハッタン島を背にした、自由の女神ならぬ太ったオバちゃんのウエイトレス。
あの頃は単なるジョークだと思っていたけど、これも今見ると
イギリスの片田舎(多分)のプログレ・バンドの
アメリカへの憧憬と風刺が詰まっているような気がします。
かの世界貿易センタービルがしっかり存在しているのも悲しい…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アメリカンモーニング 」

2009年10月11日 | Weblog
ふとしたきっかけで、ランディ・バンウォーマーの「アメリカン・モーニング」を
久しぶりに聴きました。

アメリカンモーニング / Just When I Needed You Most - Randy Vanwarmer


懐かしいなあ…
これは79年の発売だから、丁度私の学生時代。
割と最近、トヨタのCMでも使っていたようだから
ご存知の方も多いでしょう。
甘く優しいメロディ、愛する人と初めて迎えた夏の朝、という風に
私は勝手に解釈していました。
爽やかな朝の風、樹々の茂みからキラキラと射し込む木漏れ日、恋の喜びと切なさ、
傍らに眠る愛する人への甘い囁き、
そういうイメージを持っていたのです。


ふと、歌詞を調べてみて驚きました。


原題は"Just When I Needed You Most"
うん?”Amercan Morning"じゃないの?

”You packed in the morning, I stared out the window
And I struggled for something to say
You left in the rain without closing the door
I didn't stand in your way.

But I miss you more than I missed you before
And now where I'll find comfort, God knows
'Cause you left me just when I needed you most
Left me just when I needed you most.

Now most every morning, I stare out the window
And I think about where you might be
I've written you letters that I'd like to send
If you would just send one to me.

'Cause I need you more than I needed before
And now where I'll find comfort, God knows
'Cause you left me just when I needed you most
Left me just when I needed you most.”


なんと、別れの歌ではないですか…
”僕が君を一番必要としている時に、君は去ってしまう”
”ほとんど毎朝、窓から外を眺めては君はどこにいるんだろう ? と思うんだ ”
”もし君が僕に手紙をくれたらと思って、君への手紙を何通も書いているよ”


知らなかった…
30年間も!
思い込みって恐ろしい…
無論、どう受け止めるかは人の勝手とも言えるでしょうが。
それにしたって、目から鱗です。


ちなみにこのランディ、
04年に、白血病で亡くなったそうです。
享年48歳。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イギリスのワンコ

2009年10月09日 | イギリス旅行2009
イギリスではいたるところで、ワンコを見かけました。
"He cannot be a gentleman that loves not dog"
(犬を愛せない人は紳士ではない)ということわざがあるのだそうです。
そのせいかどうかは知りませんが
男の人とワンコの組み合わせが非常に多かった気がする。
犬好きの私としては思わず
わあ可愛い!(大きい!勇ましい!)などと声をかけると
飼い主も相好を崩して、いやコイツはでかいんだけれども甘ったれでねなんて
話してくれたりする。
ワンコの写真を随分撮らせて貰いました。

写真はニューファンドランド・ドッグ。

そして驚いたのは、グレート・デンです。
私は本物を初めて見ました。
まさに子牛のような大きさです。
一体何kgあるの?と訊くと、93㎏ですと。
その凛々しさ、頼もしさ、色艶のよさ、堂々とした姿、
只々圧巻です。
写真がボケてしまってお見せできないのが残念ですが
このニューファンドランド・ドッグが45㎏と言ってましたから
この倍以上の体重となります。
こんなのがいたら、どんな夜道をあるくのも怖くないだろうなあ…
私はミニチュア・ダックスのタロウのバカさ加減、愛らしさ加減に未だに
毎日感動しているので、ワンコは小さい方がよいなんて思っていたのですが
瞬時に趣向変え。
やっぱり大きい方がいい…

しかし、93㎏を飼うには、
それだけの食糧、手間、そして何よりもスペースがいるのでしょうね。
マンション住まいには、とても無理な話です。

あちらではまた、ワンコの躾の行き届いていることに感心しました。
電車にもそのまま乗せていいようで
大小様々なワンコを車内でも見かけましたが
一度も吠えたり、粗相する場面には出会いませんでした。
電車の運行はどうしようもなくだらしないけれど
その中に乗っているワンコの躾は、非常にしっかりしているようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知の殿堂か泥棒市か?

2009年10月05日 | イギリス旅行2009
大英博物館。
英語では「Great Britain ナントカ」と言うのかと思ったら
単に「The British Museum」なのですね。
でも、これを大英博物館と訳した人は凄い。

だって本当に大きい。
外見はまるでギリシアの神殿、
中の案内図をざっと見ただけでも、90以上の展示室がある。
しかも、もっと古色蒼然とした所かと思っていましたが
しょっちゅう改装がなされているようで、内部は明るく新しく、
トイレやカフェテリアなども非常に快適なものでした。
”世界最大の博物館のひとつで、古今東西の美術品や書籍など約700万点が収蔵されている。”(Wikiより)
しかし、別名「泥棒博物館」。
”収蔵品には大英帝国時代の植民地から持ち込まれたものも多く、今日では文化財保護の
観点や宗教的理由から国外持ち出しが到底許可されないような貴重な遺物も少なくない。”(Wiki)

例えば、ロゼッタストーン、パルテノン神殿の彫刻群、ミイラ、
この3つは、大英博物館の3大お宝と呼ばれているらしいのですが
いずれも、エジプト政府やギリシャ政府が返還を求めているのだそうです。
「クサントスの遺跡」なんて、幾つもの像が立つ、神殿風の廟なのですが
下手な日本の民家よりも大きい!
一体全体こんなもの、どうやって運んできたのか!?
そして現地クサントスには今、遺跡の跡と、看板しか残ってないのだそうです。
そりゃ、取られた方は怒るでしょう…?

ただ、
”大英博物館の収蔵品は多くが個人の収集家の寄贈によるものである。
また創設以来、入場料は無料である。”(Wiki)
という面も。
階級社会イギリスのいやらしい面と良い面の両方を
見せつけられた気がします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする