Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

同性愛で逮捕「蟻の王」

2023年11月30日 | 映画


1960年代のイタリア。詩人・劇作家で蟻の生態研究者でもあるブライバンティは、教え子の青年エットレと恋に落ち、ローマで一緒に暮らしはじめる。しかし2人はエットレの家族によって引き離され、ブライバンティは教唆罪で逮捕され、エットレは精神病院へ送られてしまう。



同性愛の許されない時代に恋に落ちた詩人と青年を巡る「ブライバンティ事件」の実話を基に描かれた作品。
その時代、ムッソーリは「同性愛者はイタリアにはいない」と言ったのだそうです。
ブライバンティは、伝統的な家族の価値観を腐敗させ、若者を教唆したという罪で裁判にかけられる。
エットレは精神病院に入れられ、同性愛の治療と称して電気ショックを受けさせられる。
その電気ショックたるや…
裁判に出廷したエレットの姿を見て驚きます。
元気溌剌としていた美少年が、ゲッソリとやせ衰え、目はうつろ、歩くのも覚束ない姿に変わり果てている。
イギリスの天才数学者アラン・チューリングが同性愛で50年代に逮捕された事件を描いた「イミテーション・ゲーム」にも驚きましたが、この時代にまだそんなことが行われていたのですね。
ブライバンティの老母は、息子のことで町中から非難され、ひっそりと亡くなります。



ブライバンティが哲学者でもあったことから仕方ないのかもしれませんが、哲学的、観念的な会話が交わされて、結構冗長な作品でもあります。
それでもふんだんに差し込まれる、光に満ちたイタリアの田舎の光景が美しい。
それに引き換え、個性や多様性を認めない社会の恐ろしさ。
今も尚、同性愛というだけで死刑になる国があるということに、戦慄を覚えます。

「蟻の王」公式HP 

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ビックリの常識「6カ国転校生 ナージャの発見」

2023年11月27日 | 

ロシアのサンクトペテルブルクで生まれた著者は、親の仕事の関係で7歳の時に日本、そしてイギリス、フランス、アメリカ、カナダに転校。小学校から中学の間に、6カ国での学校生活を経験。それぞれの国での体験を基に、「当たり前」「ふつう」「常識」を問い直す、という本です。

この表紙の絵は、小学校の座席のレイアウトを表してるのだそうです。
真ん中の絵が日本、一人ずつキチンと座った生徒はみんな前中央の先生を見ている。
右上はイギリス、大きなテーブルが幾つかあって5~6人でそれを囲み、テーブルごとに話し合って答えを出す。
左下はフランス、みんなの机が円を作るように並び、先生は円の中をあちこちして個人に対応する。
右下はアメリカ、周りを半円のように机が並び、真ん中には絨毯が敷いてあり、ソファもある。
左上のロシアは日本に似ているようですが、二人組は実は男女で、デキのいい女子をやんちゃな男子と組み合わせて、女子に男子の面倒を見させたりするのだそうです。
このような座席の在り方は、先生の言うことを聞いて欲しいのか、発言して欲しいのか、みんなで意見をまとめて欲しいかなどと、教え方の方針を示しているのだと、著者は言う。

ランチの取り方(給食、お弁当、カフェテリア、自宅に帰って食べる等)、ノートの取り方、筆記用具、点のつけ方など、国によってこんなに違うのかと驚くばかり。
水泳の教え方も、スピード、カタチ、持続性、どれに重きを置くかが、国によって違うのだそうです。
数字の書き方が日本は厳しくて、例えば7に横棒をつける(欧州ではこれが主流という、1と区別するために)だけで、数学の答案がバツにされたというのは悲しい。

こんなにあちこちの国に転校して、言葉も分からなくて、風習も違って、学校を拒否してもおかしくないと思うのですが、著者は自分は引っ込み思案だといいながら逞しく成長していく。
”国によって先生の言うことも180度違うことを、何度も経験してきた、ずっと「正解」が変わり続ける環境の中で、「誰かの正解」は必ずしも「自分の正解」でないことに気づいた”と。

そんなナージャさん、日本の電通に入社して様々な広告を企画、世界の広告賞を総ナメにし、2015年の世界コピーライターランキング1位に輝いたのだそうです。
そんなランキングがあることにも驚きましたが…


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我慢ができない

2023年11月26日 | 家庭

タロウは相変わらず、甘えても来ず、近寄っても来ず、抱っこしようとしても嫌がるという状態です。
以前の、好き好き大好き!と隙あらばくっついてきたタロウとは別犬のようです。
更に、認知症になって抑制が利かなくなったのか、我慢するということができなくなりました。
例えば食事タイムの1時間位前から、早くよこせとばかりにワンワンと吠えるようになった。
前だったら無駄吠えが酷い時には、ハウス!と命じてケージに閉じ込め、それで静かになっていたのですが、ケージに入れても吠え続けるようになってしまった。
叱っても分からない老犬をどうしたものか…?


歯磨きも、できなくなったことの一つ。
週に一度は歯磨きしていたのですが、ここ半年以上、磨こうとするとどうにも暴れ、噛みつくようになってきたのです。
仕方なくずっと歯磨きしていないのですが、そうしたら口臭がどうにも酷い。
去年お願いした、麻酔なしで歯石を取ってくれるというトリミングサロンに行って来ました。
去年と違ってボケてしまった今、噛みつかないかと心配していましたが、さすがプロ、見事に取ってくれました。
16歳にしては、歯も歯茎も丈夫で不具合もないと。
20分程羽交い絞めにされ、口を大きく開けられて歯石を取られたタロウ、余程怖かったのか、施術の後、震えながら久しぶりに私に抱っこされていました。
そりゃ目も見えず、耳も聴こえなくなった今、突然こんなことされたら怖いよねえ。


私のことを忘れてしまったこと、まったく寄って来なくなってしまったことは悲しいが、タロウは猫のようになったのだと思うことにしました。
愚直なまでに飼い主を慕う犬ではなく、自由気ままで飼い主に媚びない猫になったのだと。
それでもいいから長生きしてね、タロウ。
写真は、施術の前の、何も知らないでオヤツを貰って喜ぶタロウ。

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久しぶりの山手西洋館

2023年11月25日 | お出かけ

お昼を食べた後、友人の写真展を観るために汐留から横浜に向いました。
石川町駅からイタリア山を登って、ブラフ18番館での「時よとまれ光のギフト」写真展(11月26日まで)に。
光に拘った数々の写真を堪能しました。



ブラフ18番館は、関東大震災後に建てられたオーストラリアの貿易商の住宅ということです。
ギャラリー以外の、かつての居住空間を見学することもできます。
家の外も中も、白とミントグリーンを基調色としたすっきりとしたデザイン。



これはその庭に散歩に来て、後ろ脚で立って飼い主にじゃれていたレトリバー犬です。
可愛いので撮らせて貰ってもいいかと聞いたら、どうぞどうぞと。
小柄な飼い主さんを押し倒さんばかりに抱き着いていました。



こちらは、ブラフ館の隣の外交官の家。
ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた外交官内田定槌氏の邸宅として、明治43年に渋谷に建てられたものだそうです。
ベージュとブラウンの落ち着いた基調色、その前でお澄まししている柴犬。



100年以上前に建てられた家がまだこんなに綺麗に残っているなんて、どれだけ保存に力を入れているのか。
それを無料で見せてくれるとは、横浜市、何と太っ腹!
昔行った神戸の洋館は、すべて有料でした。
惜しむらくは、山手西洋館での豪華なクリスマス・コーディネイトが12月から始まること。
もう少しだったのに…



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オタクの祭典、危険な犬種

2023年11月24日 | 社会

汐留のイタリア街でのクラッシックカーの祭典「COPPA DI TOKYO」が今年も開催されました。
COPPAとは英語のCUPに相当するので、『東京杯』という意味になるのだそうです。



去年の今日は冷たい雨で、私はパスしたのでした。
しかし大雨の中でもいつものように開催され、例年ほどではないにしろ、沢山の車と大勢のフアンが集まり、車オタクの私の友人たちも詰め掛けたらしい。
車によっては屋根のないものもあり、座席には水がジャブジャブ溜まり放題、傘を差して座席に座っていた人もいたと。
オタクの人たちって…

 

今年は文句なしの晴天、しかも昼間は暖かすぎるほどの陽気。
珍しい貴重な車が山と集まったようですが、私が興味があるのは、やはり人間と犬。
このピットブルのべスちゃんには、一昨年も会いました。
ピットブルは日本では珍しい犬種です。
ネットの犬図鑑によれば、正式名称は「アメリカン・ピット・ブルテリア」、筋肉質でたくましい体をした闘犬としての歴史を持つ犬種であると。
ピットブルによる事件・事故は世界中で見られ、「危険な犬種」として認識されており、一部の国ではその輸入や飼育が禁止されているのだそうです。



そんなこと言ったって、ベスちゃんはとても穏やかで大人しい。
ちょっとばかり接しただけで何が分かるかとも思いますが、結局、飼い主の愛情ある飼い方や責任ある躾とで何とかなるのではないかしら?
甘いのかなあ…
多忙や病気や介護で来られなかった友人たち、来年はみんなで集まれるといいねえ!




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「無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記」、オオタニサンのこと

2023年11月20日 | 

最初、タイトルの意味が分からなかったのですが…
突然癌を宣告され、余命4ヶ月と言われた著者が、コロナ禍でもあり(2021年)、夫と二人だけで無人島に流されてしまったかのような生活を綴ったという日記だったのでした。
ベストセラー作家山本文緒氏、58歳でいきなり膵臓がんの末期と判明。
毎年人間ドックを受けられていたそうですが、それでもわからなかったのですね。
作家の矜恃というべきか、自分の苦しい状態を客観的に、端的に語っている。
余命4ヶ月(120日)なんて宣告されたけれど、それ以上生きてやる!という意味のようです。
東京オリンピックの開会式を見てそのショボさを嘆きながら、でも自分は冬季オリンピックは見られないだろうという一言が悲しい。
”とても眠くて、お医者さんや看護師さん、薬剤師さんが来て、その人たちが大きな声で私に話しかけてくれるのだけど、それに応えるのが精一杯で、その向こう側にある王子の声がよく聞こえない。明日書けましたら、また明日”
という記述を最後に、その10日ほど後に、作者はこの世を去っています。
「王子」というのが御主人であるということを知って、涙腺が崩壊しました。
どうか安らかにお眠りください。




あまりにも悲しい本なので、お口直しに。
オオタニサンと一緒のこの犬、最初見た時はビーグル犬かと思いましたが、コーイケルホンディエという珍しい犬種だったのね。
で、この子が着ている服は、オオタニサンがアンバサダーを務めるBOSS製で1万5950円なのですって!
ついでにオオタニサンが着ている、ありふれたように見えるグレーの二ットはやはりBOSSで、7万4800円!
御見それしました…

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「ゴジラ-1.0」

2023年11月19日 | 映画

タイトルの「-1.0」は、「マイナスワン」と読むのだそうです。
先の大戦で焦土と化し、ゼロになった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラが、この国をマイナスに叩き落とす。軍隊もなく、絶望的な状況での襲来に、誰が、そしてどうやって立ち向かうのか。
敷島浩一(神木隆之介)は零戦の操縦士だったが、機体に不備があると偽り特攻を回避して生き残る。
復員しても家は焼け落ち、両親も亡くなっているところに、同じく身寄りがなく赤ん坊を抱えた典子(浜辺美波)と一緒に生きていくことになるが、敷島は悔恨の情から抜け出せないでいた…



本作は「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作されたゴジラ映画としては通算30作目ということです。
「シン・ゴジラ」が国家や組織がゴジラとどう戦うかを描いていたのに対して、こちらは個人がどう戦うかを描いていたような。
先の大戦ではお国のために死ぬ覚悟で戦った、つまり「死ぬための戦いだった」、そしてゴジラとの戦いは「生きるための戦いなんだ」という台詞がありました。
「オレの戦争は終わっていない」という、敷島の慟哭の声も。
そう、この作品は、ゴジラという怪物を通して、敷島という死に損なった特攻兵が生き直そうという再生物語であり、廃墟となった日本の復興の様子を描いてもいるのです。
あの見渡す限りの焼け跡から再建してきたのだと、今更ながらに思いました。




ご都合主義のシーンも散見しましたが、まさかゴジラ映画で泣くことになるとは。
恥ずかしながら生き残ってしまったという日本的な思考が、何処まで海外に理解されるのだろうと思いましたが、先日ハリウッドでプレミアム上映され、熱狂的に受け入れられたのだそうです。
北米で12月1日から1500スクリーン超での公開が決定したと。
海外での反応が楽しみです。


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「ユーミン・コンサート」涙腺を刺激するもの

2023年11月18日 | 劇、オペラ、コンサート

上野の美術館を楽しんだ後、原宿で別の友人と待ち合わせ。
「50th Anniversary 松任谷由実コンサート」の会場、代々木体育館へと向いました。
このチケットは友人が取ってくれたのですが、予約開始になった途端、即時に売り切れてしまうらしい。
友人に感謝です。


ユーミンのコンサートは、随分昔、武道館に、そして2014年に国際フォーラムに行っています。
今回、座席に5cm四方くらいの、Iwatchを大きくしたような白い物が置いてありました。
フリフラ(Free Flow)といって、腕に付けるフラッシュライトであるらしい。
コンサートも進化してるのねえ。



会場の真ん中には巨大な船のようなものが作ってあり、華やかな照明と共に、船長の恰好をしたユーミンが登場。
今回のコンサートのテーマは「The Journey」で、船長のユーミンが我々を世界の海へ連れて行ってくれるということらしい。
全国で54回の公演、今年は後10公演が残っているということでした。



舞台の上で所狭しと跳ね回り、歌い踊るユーミン、69歳とは信じられない。
イルカが会場の空を泳ぎ回り、巨大な竜が出現し、ステージが焔に包まれ、そして観客の腕のフリフラが曲に合わせて赤、青、黄色などに変化するという、見事なエンターティメント・ショーでした。
(撮影禁止だったので、写真はネットから頂きました)



50周年記念コンサートであるせいか、特にアンコール曲は懐かしいものばかり。
「あの日にかえりたい」「守ってあげたい」「やさしさに包まれたい」など、十代の頃にどれだけ聴いたことか。
平凡な私の人生にもそれなりに色々なことが起こり、特に今年は母が亡くなり、タロウが認知症になった。
何も知らない十代の頃の方がよかったなどとは思いませんが、生きていれば楽しいことばかりではない。
懐かしい曲を聴きながら、自然と涙が出て来ました。
代々木体育館に集まった1万4千人の人たちが、それぞれの思いを抱えて聴いていたのでしょうね。

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滅茶苦茶ワールド、「寒山百得」展

2023年11月17日 | お出かけ

「寒山拾得」は、中国・唐の時代に生きた二人の伝説の風狂僧。
横尾忠則が彼らを独自に解釈した101点を集めたという「寒山百徳展」@東京国立博物館。



滅茶苦茶な横尾ワールドが、時空を超えて縦横無尽に展開します。
2点、対になった作品も結構あるのですが、その日付が2日しか違わなかったりする。
100号もしくは150号サイズのこんな大きな絵を、たった二日間で描いたのか…


(オオタニさんもいる)

唐の時代の風狂僧についてなど何も知らない私が、「寒山拾得」の名前は聞き覚えがあるのは何故かと思ったら、森鴎外、芥川龍之介、井伏鱒二がその名前で小説を書いているのですね。
小説といってもごく短い、小話といった感じ。

  

例えば芥川の作品を青空文庫で久しぶりに見てみたら、こんな感じです。
”飯田橋の乗換でふと気がついて見ると、窓の外の往来に、妙な男が二人ふたり歩いてゐた。その男は二人とも、同じやうな襤縷々々ぼろぼろの着物を着てゐた。しかも髪も髭ひげものび放題で、如何にも古怪な顔つきをしてゐた。自分はこの二人の男に何処かで遇あつたやうな気がしたが、どうしても思ひ出せなかつた。すると隣の吊革にゐた道具屋じみた男が、「やあ、又寒山拾得が歩いてゐるな」と云つた。”
そして唐突に、”彼等が現代の東京を歩いてゐるのも、略々ほぼ無理がないやうな心もちがした”と終わってしまう。


(衣服の中に山脈が)

何故に無理がないのかサーッパリ分からないのですが、三大文豪が取り上げるほどに、この風狂僧二人は魅力的なのか。
ちなみに横尾忠則氏は、「はっきり言って、作品に意味やメッセージなどは全くありません。ご覧になる方には、作品の前に立って何かを感じとってもらいたい」と開催発表会でおっしゃったのだと。
ちょっとホッとしました。



昨日はいいお天気で、上野公園をブラブラしながら、何処で食べようかと。
そういえばマイミクさんがハードロックカフェのハンバーガーをアップなさっていたなと。
私も久しぶりに食べて来ました。
写っていませんが、目玉焼きの下にアボカドがたっぷり。
まったく完食できませんでしたが、イチゴレモネードと共に美味しかった!




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果てしない愚痴、煌めくエキシビション

2023年11月16日 | グルメ

昨日の読売新聞の人生案内に、30代の会社員女性から、同居している50代の母の果てしない愚痴を聞くのが堪えられないという相談が乗っていました。それに対する藤原智美氏の答えは、「私は他人の愚痴や悪口は聞きたくない」とハッキリ言え、せめて食事中はやめて貰え、ゆくゆくは家を出た方がいいだろうと。
でもそれって、その御母堂が50代だから言えることだろうと思ってしまいます。
母親が80代後半で身体も弱っていたら、回答は違ってくるだろうと。
やっぱりあなたが大人になって、愚痴も悪口も大きく受け止めてあげなさい、ということになるのかしら。
そう思うと、今更ながら晩年の母の愚痴を聞き続けた自分を、褒めてやりたい気分になります。



そんな世知辛い話はさておき、「ブルガリ セルペンティ75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」
ブルガリのアイコン「セルペンティ(イタリア語で蛇)」の誕生75周年を記念したエキシビションなのだそうです。
原宿の特設会場の、金ピカ、絢爛豪華な入り口を入っていくと

  

蛇をモチーフにした、煌めくばかりのハイジュエリーがこれでもかと。



この虹色のトンネル、よく見ると、何百枚ものアクリル板に濃淡の色のローマ数字が書いてあるだけなのですが、無限に続くように見えます。



そして部屋いっぱいの、色鮮やかなインスタレーション。
ブルガリのこちらのイベントは無料ですが、予約が必要です。



表参道のGERMOGLIOで創作イタリア料理のランチを。
フェンネルを利かせた、ゴルゴンゾーラと生ハムと金柑とハチミツの前菜から美味しく頂きました。




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