Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「アクアパッツァ」 

2009年02月28日 | グルメ
広尾のアクアパッツア、このお店は以前、南青山にあったのです。
こちらに移ってからは、初めて行ってきました。

”日高シェフがイタリアで修業時代に感銘を受け、独自のイタリアンを確立する際のインスピレーションの元となったのが、イタリア漁師の料理であり、店名としても使われている“アクアパッツァ”。(HPより)
アクアパッツァとは、魚介類をトマトやオリーブなどとともに水で煮込んだ料理であり、イタリア語で「奇妙な水」「狂った水」という意味なのだそうです。

一品目、バーニャ・カウダ(写真)。
アンチョビ、ニンニクをすりつぶして、オリーブオイル、牛乳を混ぜ合わせた濃厚なソースに野菜をつけて食べる料理です。
以前友人がパーティで作ってくれたのを食べて、美味しくて簡単であることを知って以来、自分でも作ることもあるのですが、驚きました。
私が作るとなると、野菜は、ダイコン・ニンジン・セロリなどをスティックに切り、
ジャガイモやブロッコリー、カリフラワーを茹でるくらいなのです。
こんな繊細な、お花畑のようなバーニャ・カウダとは…
これ専用の温めポット(白い陶器の中にローソクが入っている)を買うのも勿体ないが、やはりソースは温かい方が美味しい。
ウチにあるアロマ・ポットでは小さすぎるか…!?



前菜の盛り合わせ
エイとチーズ、野菜のパスタ
アクア・パッツア(写真)
デザート(写真)




ビルの地下一階ながら、燦々と日射しが差し込む中庭(パティオ)をガラス張りで囲むようにダイニングをしつらえてある、明るく華やかなお店でした。

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ダロワイヨのマカロン

2009年02月22日 | グルメ
写真は、ダロワイヨのマカロンです。
最近では、ラデュレ、ピエール・エルメ、アンジェリーナなど、色々な会社のマカロンが出ていて、デパートの食品売り場に行くとお花畑のようです。
しかも、日本の有名なケーキ・ショップもこぞって作るようになったようですし。
友人と、日本に以前からあるマコロンと近年流行っているお洒落なマカロンとは
同じものかどうかという話をしたことがありますが、
これはやっぱり、別物でしょうねえ…
日本のマコロンは、香ばしいピーナッツクッキーという感じでした(それはそれで好きでしたが)
洋物は、アーモンド粉とメレンゲでふんわり焼いた、プチ・ケーキという気がします。
映画「マリー・アントワネット」の中で、色とりどりのマカロンが華やかに出てきたのが思い出されます。

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「ベンジャミン・バトン」ー原作との絡み 

2009年02月19日 | 映画
「セブン」「ファイト・クラブ」の監督デヴィッド・フィンチャー、
「フォレスト・ガンプ 」の脚本エリック・ロス、
原作スコット・フィッツジェラルドと聞けば、観ない訳にはいきません。

80歳の身体で生まれ、年々若返っていく男ベンジャミンの人生と、その愛。
与えられた運命を恨むことなく、「今」を淡々と生きていく。
多くの出逢いと別れが、様々な形で彼を訪れる…
彼のその姿が切なくて、終盤、私はボロ泣きでした。
話の中に何度も出てくる逆時計、ハチドリ、ハリケーンなど、監督の暗喩を紐解くのもさることながら、彼の人生そのものに(いかに荒唐無稽であろうと)感動しないではいられないのです。今更ながら、生きるということを大事にしたくなります。

これがフィッツジェラルドの著作とは知りませんでした。
「華麗なるギャツビー」「夜はやさし」など、結構好きな作家なのに。
おかしいなと思って調べてみたら、日本ではまだ翻訳されていなかったのですね。
映画化に合わせて、今年になってから出版されたようです。
一体彼が書いた原作とはどんなものだう?と興味を抑えられずに、映画を観た後に買って、夕食前に読んでみました。

驚きました。
映画よりも、更に滅茶苦茶な話なのです。
例えば、映画ではベンジャミンは、皺くちゃの老人のような醜い赤ん坊として生まれ出るのですが
小説では、「70歳になろうかという老人」が生まれてきて、産院のベビーベッドでいきなり「あんたがわしの父さんかい?」と「かすれたしわがれ声で」父親に聞くのです。
映画のように、父親は驚嘆のあまりベンジャミンを捨てたりしないし、母親も死んだりしない。
彼は老人ホームの入り口に捨てられもしないし、養母クイニーも出てこないし、
子どもの時出逢って生涯の恋に落ちるディジーも出てこないし、刺青の船長も出てこない。
非常に淡々とした(薄っぺらともいう)、人を喰ったような短編なのです。
(もしかしたら深い人生哲学が込められているのに、私が読み取れないだけなのかもしれませんが…)
そんな短編から、よくもこれだけの感動的な映画を作り出せるものです。

☆4

「ベンジャミン・バトン」 
コメント (8)
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薔薇のチェスト

2009年02月16日 | トールペイント


久しぶりに、トールペイントの大きな作品を描きました。
高さ80cm、幅50㎝ほどの、どっしりとした二段チェストです。
全体のベースをグレーで塗り、スモーキングという手法の模様を施しました。
周りを白と紺、金色で塗り分け、優しい淡色の薔薇をこれでもか!と。
名付けて「薔薇のチェスト」。



この作品、実は半年以上前に取りかかったのですが、大きすぎて床に置いて描くしかない。
そうすると、タロウがじゃれついて、作業ができなかったのです。
ようやくタロウも少し落ち着いてきたので(冬はコタツタロウと化しましたし)、また描き始めたのでした。
ここ2週間ほど、暇さえあれば私はこの作業に没頭していたのですが
ようやく今日出来上がって、我家の男たちに、どうよ?と聞くと…
夫(見もせずに)「いいんじゃない?」
長男「邪魔くせえ」
次男「タロウの小物入れにぴったりだ」

そんなものです…(涙

久しぶりにHPも更新しました。
よろしかったらご覧下さい。
この作品の、もっと大きな写真も載せています。
Banana Fish's Room
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奇跡的に助かったコアラ

2009年02月14日 | 社会
オーストラリアの森林火災で助かったコアラの動画が
世界中で評判になっているのだそうです。
消防士の手を握り、ペットボトルの水を飲み干すコアラ…
なんとも胸を打たれます。

昔、オーストラリアに旅行に行った時、動物園でコアラを抱かせて貰いました。
思ったよりも目が小さく、鼻が大きくて驚きましたが
それでも、腕の中で丸まっている姿は可愛いものでした。
その時、コアラという名前は、先住民アボリジニの言葉で「水を飲まない」を
意味していると聞きました。
水分はユーカリの葉から摂取し、水をゴクゴク飲むということは普通ないのだそうです。

なのに、こんなに必死にペットボトルの水を飲んでいる…
大火災で、余程熱く、酷い目に遭ったのでしょうね?
このコアラは運よく助かったけれども
動作の緩慢なコアラ、どれだけの数が逃げ遅れて焼け死んだのかと思うと胸が痛みます。
人間も、昨夜の時点で180人以上が死亡したと。
怖ろしいものです。

コアラの動画

写真はWikipediaより
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花粉症対策

2009年02月08日 | 家庭
昨日の日経の土曜版に、花粉症対策の特集が。

それによると、日経生活モニター(有効回答2863)に聞いたところ、
自分は花粉症だと答えた人は1400人、そうでない人は1463人。
なんと2人に1人ではないですか…
しばらく前には、日本人の3人に1人と言っていたような気がするのですが。
実際、その調査でも発症して3年以内の人が15%だったとか。
凄い勢いで増えているのですねえ。

4人家族の我家でも、2人(夫と次男)が花粉症。
しかもアトピーの長男も、どちらかといえばアレルギー体質の私も、いつそうなるか分らない。

その特集には、花粉用のマスクをするとか、帰宅時には手洗い・うがいをするとか、当たり前の具体的な対策が色々、取り上げてありましたが、その中で気になったのは、衣服の洗濯に柔軟剤を使った方がいいというもの。
ライオンのファブリック・ケア研究所によると、粉が多く飛ぶ日にウールセーターを着て外出すると、約十万個の花粉が衣類に付着するのだそうです。
服を手で払って落とせる花粉は2割程度。
それが柔軟剤を使うと、付着量が半分に減る上、払えば更に半分が落とせるのだそうです。

これは朗報ですが…
しかしアトピーの長男は、柔軟剤を使うと、皮膚アレルギーが悪化するような気がするのです。アトピーを優先するか、花粉症を優先するか?
そして、この「柔軟剤」の花粉症対策効果は、何処のメーカーのどの製品でも同じなのか?
その辺が詳しく知りたいのですが、そこまでは書いてない。
しかも、その特集のサイトを日記にアップしようとしたら、出るには出たのですが、見出ししか出てこない。
まだこの前まで、特集の記事が全文出てきたのに…(涙

日経土曜版 
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「レボリューショナリー・ロード」 

2009年02月05日 | 映画
2008年アメリカ・イギリス映画。
監督は「アメリカン・ビューティ」「ロード・トゥ・パーディション」のサム・メンデス。

恋愛映画の題名が、どうして「革命の道」なのだろう?と不思議だったのですが
これは郊外の住宅地の名前なのですね。
但し、それには意地悪な皮肉が込められているということが、観ているうちに分かってくるのですが…
才能もキャリアもないくせに、野望とプライドは旺盛な主婦エイプリル(ケイト・ウインスレット)。
夫のフランク(レオナルド・ディカプリオ)は社会に出て働いている分、もう少しマシなようですが、それでも似た者夫婦です。
このワイラー夫妻は美しい住宅地の綺麗な家に住み、二人の子どもにも恵まれ、傍目には何不自由ない生活を送っているように見えるのですが、どうしようもない閉塞感に包まれている。
「本当はこんな人生ではなかった筈。
私たちは特別な存在なのに、どうして?」と。
それを打破するべく、エイプリルが言い出したのが、パリに移住しよう!という提案なのですが…

パリに行って仕事の当てがある訳でもない。
理由は、「あそこなら人間が人間らしく生きられるから」。
あまりにも稚拙で世間知らずな妻の発案。
しかし彼女にとっては、行き詰った結婚生活から逃げ出す手段に他ならなかったのですね…
次第にそれに執着し、狂気すら帯びてくるエイプリル。
最初はその案に同意したものの、現実を見ることで冷めてくるフランク。

彼らを取り巻く近所の住民がまた、面白い。
どうしようもなく凡庸で、正直な隣の夫婦。
精神を病んでいるが、ワイラー夫妻の悩みを誰よりも的確に言い当てたジョン。
ジョンの親で、表面だけを見てワイラー夫妻を誉めそやし、実は利用することしか考えていない不動産屋の夫婦。

夫婦の激しく醜悪な争いに、観ている側も息苦しくなってきます。
夫婦でも、触れてはならない部分、言ってはいけない言葉というものがある。
お互いにそれを口にしてしまった時点で、結末はもう見えていました。
ラスト・シーンの不動産屋の夫の行為は、だから強烈なアイロニーだったのですね…
平和な結婚生活を維持する為の。

途中で結末が見えたとは言え、息を呑む展開でした。
☆4

「レボリューショナリー・ロード」
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ロンドンの大雪 雪むすめの悲しみ

2009年02月04日 | 
ロンドンで18年ぶりの大雪が降ったのですってね。
昨日こんな写真を新聞で見つけました。
「Snowman in London」

この写真を見ていたら、なんとも切ない、懐かしい思いがこみ上げてきて…
昨夜ベッドの中で、幼い頃のかすかな記憶をたぐり寄せました。
雪にまつわる悲しい童話。

寒い国の子どものいない老夫婦が、雪で大きな人形を作った。
その雪人形に命が宿って人間の女の子となり、にっこり笑って動き出した。
女の子は老夫婦と楽しく暮らしていたのだけれども、ある日友だちが
焚き火を跳びっこするという遊びを始めた。
女の子は必死に逃げようとするがどうしても断りきれず…
女の子が焚き火の上を跳んだ瞬間、彼女の顔は悲しくゆがみ、
身体は溶けて、どこにもなくなってしまった…

うろ覚えでかなり不確かですが、こんな話だったと思います。
名前も、作者名も覚えていなかったのですが
「雪 女の子 老夫婦 人形 焚き火 溶ける」などで今朝検索してみたら、出て来ました。
「ゆきむすめ」という名のロシア民話だったのですね。

子供心に、なんて残酷な話だろうと憤ったことを覚えています。
おじいさんもおばあさんも雪娘も、誰も何にも悪いことしていないのに、なんでこんな悲しい目に遭うの?
可愛い娘を失くした老夫婦は、どんなに悲しんだだろう?
いっそ最初から雪娘なんかいなかった方が、悲しまなくてすんでよかったのじゃないの?
雪娘も、焚き火の上を跳ぶ瞬間、どんなに怖かっただろう?
おじいさんやおばあさんにさよならも言えなくて、どんなに悲しかっただろう?
等々と…。

でも、今にして思えば
これって人間の営み、人生を表わしているのに他ならないのですよね。
どんな人生にも、病気や事故による死別がある。
誰もそれを避けることはできない。
民話って残酷だけど、ある意味、真理をついているのだろうなあと
あれから少し歳をとった私は思うのです。

「ロンドンの大雪」

「雪むすめ」
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中華「唐宮」の生姜な料理

2009年02月01日 | グルメ
JALのクーポンが昨日までだったので、ホテル日航にドライブがてらランチに行って来ました。
雨のお台場も中々しっとりしていいものです。
外は寒々としていますが、車の中は暖かいし…

久しぶりに中華の「唐宮」へ。
「不老長寿スープ」という名の、鶏肉・袋茸・白菜などが入ったスープが出たのですが、底に極細に切った針生姜の群れを発見。
最近、なんだか生姜づいているので、今まで多分、気が付きもしなかった生姜が妙に目に入るのです。
芝海老と野菜の炒め物の味は、勿論、生姜・ニンニク・ネギ・塩・酒。
写真の腸詰め入りスープご飯にも、よく見ると上にネギと生姜のみじん切りのトッピングが。
こうしてみると、中華にも生姜使いまくりなのですねえ。

夕食にはブイヤベースを作ったのですが、ふと思いついて、仕上げに生姜のすりおろしをたっぷり入れてみました。
ニンニク・タマネギ・トマトを基本に、イカ・ムール貝・ホタテ・エビを入れた魚介スープにも、意外に生姜がよく合い、コクが深まったような気がします。
そして勿論、身体はホカホカと…

冷え性の私、当分生姜漬けの日々が続きそうです。

「ホテル日航 唐宮」
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