Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

銀座ソニービル

2016年07月28日 | 社会


昨日、日比谷で映画を観た後、銀座を散策しました。
毎年楽しみにしているソニービルの美ら海水族館。
今年は現ソニービルの最後の美ら海ということで、是非見ておきたかったのです。



昨日、担当者に聞いた話とWikiなどの情報をまとめると
1966年にできたモダニズム建築のソニービルは
外壁にはめ込まれたブラウン管を用いた電光文字表示や
日本一速いエレベーターなどで、当時は相当話題になったのだそうです。
そしてあの、踏むと音と光が出る地下一階のドレミ階段は
ストックホルム、ミラノ、メルボルンなど、世界中で真似られているのですって。
知らなかった…



来年3月末に取り壊し、一度更地の公園にした後、2020年秋から新ビルの建築を開始、
2022年に新ソニービルの営業が開始されるのですと。
一旦公園にするというのは、東京五輪を意識してのことらしい。



オープン当時から入っていたという地下の「マキシム・ド・パリ」は去年6月に閉店。
一階の英国調パブ「カーディナル」は今も営業していて、これがなくなるのも寂しい。
名前通り内装が真赤なこのパブで、若い頃待ち合わせしたことがありました。
あの頃は、ソニーのカセットラジオやウォークマンが世界の市場を席捲していたなあ。
1985年の夏ニューヨークに行った時、驚くほど大勢の若者が街なかで
ソニーのこれらの機器を使っていたのに驚いたのでした。
銀座のソニービル、昭和の顔がまた一つ消えて行くのですね。
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あのトランプ・タワーの「ジャン・ジョルジュ」

2016年07月23日 | グルメ
ニューヨーク、マンハッタンにそそり立つ、今話題のトランプ・タワーに昨夏行きました。
金と大理石の内装の、なんともゴージャスというか成金趣味のビルの一階に
そのフレンチ・レストランはありました。
10年連続でミシュランの三つ星を獲得しているという「Jean-Georges(ジャン・ジョルジュ)」。
その東京店が六本木ヒルズけやき坂にできたというので、楽しみにしていたのでした。



小さな入口を入ると、目の前に広がるのは大理石のカウンター席だけ。
(後で確認したら、二階はテーブル席でした)
これはジャン・ジョルジュ特製カクテル。



前菜に、こちらのスペシャリテ「エッグ・キャビア」を。
卵の殻の中に、ひんやりとしたしょっぱい黒いキャビア、
その下にはふんわりと温かくまろやかなスクランブル・エッグ。
なんともいえない組み合わせの妙。
確かに美味しいのだけど、これ、とってもいいお値段なのです。
私は今回食べたからもう、一生いいやという感じなのですが
お店の人によると「これを痛くお気に召して4個一度に召し上がった」お客がいたと。
そう、隣の国からの観光客だったそうです。
コレステロール上がるよ、そんなに食べたら…



他にも「雲丹トースト ハラペーニョと柚子」「オマール海老のスチーム」など
「おまかせ懐石フレンチ」というだけの、独創的な面白い料理を次々と頂きました。
最初、カウンター席だけというのにかなり驚かされましたが
厨房の動きが手に取るように見えるし、お店の人に何でも気軽に聞くことができて
中々面白いものです。

「JG」 http://www.jean-georges-tokyo.jp/
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鵜匠とゴンドリエーレ、女だって…

2016年07月20日 | 社会
SNSに鵜飼の写真を出したら、
今は女性の鵜匠がいるのだというコメントが書き込まれました。
ええ?
1300年続く鵜飼は、厳しい世襲の伝統行事で、非常に特殊な世界だと聞くのに。



検索したら、簡単に出て来ました。
稲山琴美さん、2012年5月、犬山の鵜飼いで一般公募により選ばれたのだそうです。
しかもこのサイトによると、日本で女性の鵜匠は6人目なのだそうです。

そういえば、ベネツィアのゴンドラの漕ぎ手(ゴンドリエーレ)についても
同じような話を聞いたことを思い出しました。
十年ほど前、私がベネツィアに行った時は男性のゴンドリエーレしか見かけなかったのですが
その後、2010年に二人の女性ゴンドリエーラが誕生したのですって。


(2007年の写真)

しかもその一人はドイツ人!
千年近く続くベネツィアのゴンドリエーレも非常に閉鎖的な世界で
イタリア人でなければいけない、しかもベネツィア生まれでしかいけない、
女性や外国人なんてとんでもない!と様々な厚い壁があったようです。
その壁を乗り越えての快挙。
女性たち、頑張っているんだねえ…



稲山琴美さん女性鵜匠デビュー!
http://rubeusu-trend.com/936/
ベネチアに女性ゴンドラ船頭誕生へ
http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-38755120090628
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人間も鵜も

2016年07月19日 | グルメ

(夕暮れの金華山と長良川)

連休、岐阜に帰省していました。
夫の実家と自分の実家と。
夫の家族と、久しぶりに長良川河畔の「すぎ山」で夕食を。
ここは天然鮎が美味しいのですが、なんといっても
食べながら見られる、部屋からの鵜飼の眺めが素晴らしいのです。



鵜飼は、岐阜で生まれ育った人間にとっては見慣れたものですが
他所の人にとってはインパクトがあるようで、SNSに写真を出したら結構反響がありました。
ついでにちょっと検索してみたら
全国の13箇所程度で鵜飼が行われているが、長良川における鵜飼は唯一皇室御用なのだそうです。
そのため長良川の鵜匠は、正式には宮内庁式部職鵜匠というのですって(Wikiより)。



鵜の喉には紐が巻かれているため、鮎を完全に飲み込むことができず、
鵜匠はそれを吐き出させて漁獲とする、それは知っていましたが
”しかし、いつも喉に紐をまいて漁をしていると鵜はだんだんやる気をなくしていってしまう。
そのため、鵜匠は鵜にも休暇を与えることがある”
という記述にちょっと笑いました。
人間も鵜も一緒だねえ…


(撮りこぼし多々)

すぎ山 http://www.gifu-sugiyama.com/
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「フラワー・ショウ!」

2016年07月14日 | 映画


一面の緑の中で育ったアイルランドの田舎娘メアリー(エマ・グリーンウェル)が
「自分のデザインした野性的な庭で世界を変えたい!」という野望を胸に
金なしコネなし協力者なしというハンディを乗り越え、「チェルシー・フラワー・ショウ」で
優勝するまでを描いたサクセス・ストーリー。
世界的に有名なそのショウで、最年少で優勝したメアリー・レイノルズの実話がベース。



なんとか有名ガーデン・デザイナーの弟子になるも、デザインを盗まれた挙句、首になったり、
植物学者クリスティの協力を求めても何度も拒絶されてエチオピアまで追いかけたりと
メアリーの努力は涙ぐましいものがあります。
が、輝かしいサクセス・ストーリーの筈なのに、最後の優勝シーンは別として
どうも単調過ぎるというか、盛り上がりに欠ける嫌いがあるのを否定できない。
エチオピアの環境保護のシーンが長すぎて、話が散漫になったせいもあるかもしれません。



それでも色とりどりの薔薇などを多用した豪華絢爛な他の応募者の庭を尻目に
「野草とサンザシと石」だけの彼女の素朴な庭が優勝を勝ち取る様を見るのは
やっぱり楽しい。
映画の中の、レイノルズ自身がデザインしたという庭は、一見の価値があります。

ついでに「チェルシー・フラワー・ショウ」というものを少々調べてみました。
王立園芸協会(RHS)が主催し、毎年5月にロンドンのチェルシーで開催されるガーデン・ショー。
今年のそのサイトを見てみたら、日本人石原和幸氏が「Senri Sentei Garage Garden」と
いう名前の庭で入賞している。

Senri Sentei Garage Garden

自然派化粧品ロクシタンが入賞しているのにも驚きました。
プロヴァンス地方のナチュラルガーデンを表現したのだそうです。

L'Occitane Garden

Chelsea Flower show https://www.rhs.org.uk/shows-events/rhs-chelsea-flower-show/about-the-rhs-chelsea-flower-show
公式HP http://flowershow.jp/
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「Welcome to Hell」

2016年07月11日 | 社会


友人の絵の展覧会を観に銀座へ出かけ、その後「鼎泰豊(ディンタイフォン)銀座店」で食事、
銀座東急プラザのキリコカフェでお茶をしました。
夜そこに行ったのは初めて、やはり昼とは違う趣があります。
店内の照明は随分落とされ、天井から吊るされたキリコ型の巨大なオブジェが
薄暗い空間の中に幻想的に浮かび上がっている。
数寄屋橋交差点を見下ろす大きな窓に面した椅子に腰かけ、
下を見下ろしながら、友人とゆっくり語らいました。

夜でも明るいスクランブル交差点を行き交う大勢の人々。
渋谷の交差点ほどではないにしても、ここでも沢山の外国人が写真を撮っている。
友達と肩を組んで撮ったり、自撮り棒を使って撮ったり。
或いは歩きスマホをしながら行き交う大勢の日本人。
或いは笑いながらしゃべりながら行き交う人々。
なんて平和な光景なんだろう。



というのも、最近のニュースで見たリオデジャネイロでの衝撃的な光景が
頭から離れなかったからです。
「Welcome to Hell」と書かれた大きな横断幕。
来月に五輪開幕を迎えたリオデジャネイロのアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港で
給与未払いに怒った警察官たちが抗議デモをしたという。
デモには、警察官や消防士ら100人以上が参加、
横断幕には「地獄へようこそ。警察と消防士には給料が支払われていない。
リオデジャネイロに来る人は誰も安全ではない」と。

リオで2015年起きた強盗件数は約8万件、これは人口10万人あたりの件数にすると
日本の660倍なんですって。
元ブラジル代表FWリバウド氏は「オリンピックのためにリオに来ようとしている人々に
ブラジルに来ないで自分の国に留まることを勧める。ここでは死の危険がある」と警告していると。

下記の「リオの強盗事件衝撃映像」の動画などを見ると
いやもう、本当に怖いばかり。
歩きスマホなんて、とんでもない話です。
リオよりははるかに安全な筈の欧州で、私は二度財布を掏られましたが
危害を加えられなかっただけ、まだマシだったと思うべきなのかもしれません。

リオ五輪開幕を目前に財政難で大混乱「ようこそ地獄へ」と警察官が横断幕を掲げる異常事態
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160629-00010012-soccermzw-socc
リオ治安問題が深刻化!リオオリンピック旅行者は要注意
http://nownow-news.com/rio-olympic-tian/
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「ブルックリン」

2016年07月06日 | 映画


巷でやたら評判がよく、日経の映画評でも星5つだった本作でしたが…
結論から言うと、私はあまり感動しませんでした。
『ハイ・フィデリティ』『アバウト・ア・ボーイ』を書いたニック・ホーンビィの脚本というので
期待したのですが。

アイルランドの片田舎で生まれ育ったエイリッシュは、聡明な姉の勧めもあり、
職を求めて一人で新天地アメリカに渡る。
ブルックリンの女子寮に住み、高級デパートで販売員として働く。
孤独とホームシックと闘いながらも夜学に通い、イタリア系の男性と恋に落ちる。
そんな時、姉が亡くなって、彼女は一時帰国する。
アメリカで洗練された彼女を、故郷の人々は以前とは違う眼で見るようになった。
地元の御曹司からも求愛され、二つの国、二人の男性の間で千々に迷うエイリッシュ。



内気な田舎娘であったエイリッシュが、孤独に耐え、困難を乗り越えて成長してゆく姿は
見ていて心地よいものです。
自信のなかった彼女が夜学に通い、スキルを身に着けて一人前になってゆく様も心強い。
おどおどした田舎娘が、鮮やかなドレスを着こなす美しい女性になって行く。
しかし、アイルランドに戻ってからは?
あそこで意地悪な食料品店のおかみが登場しなかったら、彼女はどうしていたのか?
自分にとってより条件の良い選択肢を撰んでいたのか?



言うまでもなく、アメリカは移民の国。
閉鎖的なアイルランドの田舎と違って、自由と平等がある1950年代の新世界。
そんな今更ながらのアメリカ礼賛と、女の狡さ、したたかさが私には鼻に付いてしまったのでした。
背景やファッションの色彩、特にアイリッシュカラーの緑は非常に綺麗だったのですが。
ちょっと残念…

公式HP http://www.foxmovies-jp.com/brooklyn-movie/
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「インデペンデンスデイ・リサージェンス」

2016年07月02日 | 映画


「インデペンデンスデイ・リサージェンス」特別試写会に友人が誘ってくれました。
ローランド・エメリッヒ監督はじめ、リアム・ヘムズワースやジェフ・ゴールドブラムといった主要キャストが
六本木ヒルズで舞台挨拶を。
嬉しいことに、通訳として戸田奈津子女史の姿も。



以前はハリウッド映画の大作の字幕といったらこの人ばかりだったし、
彼女の翻訳にまつわるエッセイなど何冊も読んでいるので、近くで見られて感激でした。
もう80歳近いというのに、相変わらず元気そうなお姿。
藤原竜也は主役の吹き替えをしたのだそうです。
七夕の短冊に一文字書き加えたり、地球に見立てた青達磨に目を書き入れたり、
なんとか盛り上げようとする主催者側、ラフにジョークを言い合うウィリアムとジェフ。



20年前の「インデペンデンス・ディ」の続編だそうで
映画の舞台も、前作から20年後の世界。
前回のエイリアンとの闘いで残された技術を基に防衛システムを備えていた地球に
さらなる先進技術を持った、想像を絶する巨大な宇宙船が襲来するー

まあとにかく、何でもありのハチャメチャな宇宙戦争物語です。
大地は割れ、海は逆巻き、大都市が地盤ごと吸い上げられる。
これでもかという壮大なスぺクタル絵巻が堪能できますが、
結局、地球救出のリーダーシップを取るのは我々アメリカだというのが鼻に付くし、
日本の隣国に妙に媚を売っているのも気に入らない。
でもそれが、間違いなく今の世相なのでしょうね。
リサージェンス(Resurgence)は復活というような意味。
エイリアンに立ち向かう人類の結束の復活といったところか。

公式HP http://www.foxmovies-jp.com/idr/
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