岐阜、長良川の鵜飼船に何度か乗りましたが、以前は座敷型ばかりだったのです。
今回初めて、最新式のテーブル式のものに乗りました。
「珠玉丸」という名の船、親戚が借り切ってくれて18人定員のところを9人利用で広々と。
料亭「きし野」の仕出し弁当とビールで乾杯!(私は車の運転があるのでお茶でしたが)
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名匠と言われる鵜匠の山下氏が、間近で詳しく解説して下さいました。
長良川の鵜飼は1300年の歴史を持ち、時の権力者たちによって代々保護されてきたのだと。
野生の海鵜を捕まえて、鵜匠が3年半ほどかけてみっちり仕込むのだそうです。
鵜が鮎を呑み込むことは有名ですが、その際には鵜の鋭利な歯で、一瞬にして鮎を絶命させるのですって。
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後から聞いた話ですが、長良川の鵜匠の正式名称は宮内庁式部職鵜匠。
その技術は重要無形民俗文化財であり、男子のみの世襲制であると。
そして山下家は5人目にしてようやく男の子が生まれたのだそうで、まだ若い御嫡男が、隣で手伝われていました。
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今時、男子のみの世襲制だなんて。
どう頑張っても女の子しか産まれなかった場合には養子とか、或いは外で作った子供も認められるのかしらん?
(ということをお聞きしたかったのですが、さすがにそれはできなかった)
等々疑問点もありましたが、母が亡くなった今、帰省すると相続の手続き、実家の整理の段取りなどうっとうしいことが山ほどある中の、楽しい一時でした。
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(男性諸氏は了解を頂いていないので、顔をモザイクに。知り合いのイタリア人のジュンさんもご招待)