Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

真夏のメサイア

2024年06月16日 | 劇、オペラ、コンサート

友人に誘われて、東京バロック合唱団の定期演奏会「メサイア」に行って来ました。
勝どき、トリトンスクエアの第一生命ホールは初めて。
埋立地にこんな大きな商業施設や立派なホールがあったのね。
ロビーからの眺めは広々と、こんな感じでした。



クラシック音楽が好きな友人、その御長男夫婦、その友人とお嬢さんというメンバーと御一緒に。
トリトンスクエアの台湾料理のお店でランチを頂き、色々とお喋り。
仲が良い親子とお喋りするのは、なんとも楽しいものです。
我家の息子たちはこんな風にクラシックの音楽会に付き合い、母親(私)の友人と食事するなんて、まずあり得ないだろうなあと考えてしまいました。

メサイアは、一年半前のクリスマスイヴにサントリーホールで聴いて以来。
私以外のメンバーはみなミッション系の学校で、聴き馴染み、或いは歌い馴染みのある懐かしい曲なのですって。
私には全くその素養はないが、クリスチャンでもないのに長年アメリカ人牧師さんの翻訳のお手伝いで聖書をよく読んでいたので、懐かしい単語が幾つも出て来ました。
第二部の終わりにようやく出て来た「ハレルヤ」は、そんな私ですら鳥肌立つ感じでした。



まだ6月なので、単衣の薄緑色の紬を。
友人は、シックなグレーの紬。
しかし昨日は30℃の真夏日で、まあ暑かった。
何故今頃メサイアなのかという疑問はさておき、誘ってくれた友人に感謝です。

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コットンクラブ、NYの伝説の

2024年05月30日 | 劇、オペラ、コンサート

ジャズ好きの夫と、コットンクラブ東京に行って来ました。
我家はジャズライブといったらブルーノートに行くことが多いので、こちらはとても珍しい。
東京駅丸の内口のすぐ隣の、高層ビルの中にあります。



エントランスに行き着くまでの壁に、白黒の大きな写真が何枚も。
これは1920年代にNY・ハーレムで人気を博したナイトクラブ、CottonClubの写真であり、その再現を目指して東京店が作られたらしい。
経営者と客はすべて白人、ミュージシャンは黒人というNYの伝説のクラブの写真が、なんだか懐かしい。
NYのブルーノートには行きましたが、こちらは勿論行ったことないのに。
何故?と考えてみたら、そうだ、80年代に「コットンクラブ」という映画を観たのでした。



フランシス・コッポラ監督の、禁酒法時代にギャングやその情婦が活躍する映画としか覚えていませんが、リチャード・ギアやダイアン・レインが若くて初々しかった。
そりゃ40年前ですものねえ。
でも私は、リチャード・ギアやショーン・コネリーなど、高齢になって枯れた感じの方が好きだったりします。
結局イイ男は幾つになってもイイ男なのか。



ちなみに今回は、NYで活躍している森智大という若手のドラマーとその仲間たちとの演奏でした。
マイルス・デイビス特集ということで、マイルス好きの夫は惹かれたらしいのです。
その場で掛け合ってのアドリブの連続、ジャズはこういう所が楽しい。

動画や写真の撮影どうぞどうぞ、SNSで広めて下さいと。
撮影厳禁のブルーノートとはえらい違い。
ラインナップを見た限りでは、ブルーノートはジャズの大御所が多く、コットンクラブの方が幅広く、若手やポップス歌手の出演もあるようです。
でも赤いカーペットや豪華なシャンデリア、席の配置など、内装がどうも似ていると思ったら、どちらも「ブルーノートジャパン」が運営しているのでした。

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五月大歌舞伎夜の部、みずみずしい初夏の

2024年05月24日 | 劇、オペラ、コンサート

「五月大歌舞伎團菊祭」夜の部は、歌舞伎初心者にはなんとも理解しづらい内容でした。
20年来毎週映画を観ている者として私は、どうしても歌舞伎もひとつの演劇物として観てしまう。
その伝で行けば、今回はもう滅茶苦茶。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)。
我が子を殺されながらも忠義を尽くす乳人政岡(菊之助)の苦衷を描く「御殿」。
ストーリーとしては、子を持つ母として大概イライラさせられる。
毒饅頭で千松を殺した栄午前は、何故あんなに平然としているのか?
八汐は何故いたいけな子供を嬲り殺しにしたのか?
いやエンタメとは分かっていますが、話に整合性がなさすぎる。
「床下」では最後に仁木弾正(團十郎)が現れるのですが、見栄も切らず、一言も発することもなく、スーッと花道を引っ込んでゆくだけ。
あれ?これって團菊祭だよね!?



そして四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)。
江戸城から4千両という大金を盗み出した富蔵(松緑)と藤十郎(梅玉)。
二人がその謀をするシーンに始まって、次にはもう4千両を手に入れてホクホクしている。4千両って今の3億円に当たるそうですが、その御金蔵破りのシーンはない。
次には、加賀で捕まって江戸に護送される富蔵が、妻子と泣き別れをするシーン。
そして伝馬町の牢の中に場面は移り、牢名主以下、何十人という罪人がずらりと並んで座り、新人を呼び出して尋問したり、ツル(現金)を取り上げたりが延々と。
そして富蔵と藤十郎が白洲に引き出されて市中たらい回しの上、磔という刑を言い渡されて話は終わる。
肝心の場面は一つも描かず、その前後のみを描いて想像させる、こんな演出があるのね。
明治18年に初演された本作は、牢内の様子が鮮明に描かれたことで大評判になったそうですが、いや牢のシーン退屈だし、長すぎるし。
という訳で、昨夜は疑問符だらけの舞台でした。



私は青磁色のベースに白い小花をあしらった訪問着。
これも古いものですが数年前に見て、みずみずしい初夏のワクワクした気分を何と見事に表してくれるのだろうと感動して、以来着物を着始めたのでした。



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ビックリ!神田明神薪能

2024年05月15日 | 劇、オペラ、コンサート

昨夜の神田明神の薪能「幽玄の花」は、一夜限りのものでした。
神田のビル街の真ん中にある神田明神のお社の前に、巨大なテントがしつらえてありました。
雅楽演奏に始まって、金剛流の金剛龍謹(こんごうたつのり)氏と書家の根本知(ねもとさとし)氏(大河ドラマ「光る君へ」の題字を書かれた人)との対談。
お二人とも意外にお若く(失礼!)、「光る君へ」の制作裏話など色々聞けて楽しいものでした。
そして、素謡「神歌」、狂言「貰聟(もらいむこ)」、能「葵上」。



驚いたのは、テントの入口に日本語と英語の字幕アプリが展示してあったこと。
スマホでQRコードを読み取ると、演目中にそのアプリが解説してくれるのです。
コロナ前は叔母の付き合いでよく宝生流の能楽堂に行ったものですが、そんなものは一切なかった。
一応予習して行っても、あの独特な節回しで、舞台で何を言っているのかサッパリわからない。
歌舞伎は丁寧な解説付きのイヤホンを貸し出してくれる(有料ですが)のに、能というものは大衆に歩み寄る気がまるでないのかとずっと思っていました。
これはありがたい。


(字幕アプリの画面はこんな感じ)

もう一つ驚いたこと。
昨夜はS席で1万2千円と、薪能としては少々お高い料金であったのに、テントは満席でした。
能楽堂に行っても、満席になることは中々ないのに。
神田明神という親しみやすい場所であること、字幕アプリのせいかしらん?



そして一番驚いたのは、狂言に、御歳92歳の和泉流野村万作氏が出演されたこと。
小柄な万作氏、活舌は少々よくないものの、堂々と演じておられました。
凄いなあ…

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五月大歌舞伎、ぐれいぷじゅうす

2024年05月04日 | 劇、オペラ、コンサート

五月大歌舞伎團菊祭、昼の部。
なんといっても、三幕目の「極付幡随長兵衛」が面白かった。
任侠の親分の長兵衛(團十郎)、殺されると分かっていて敵陣からの誘いを受けるのはどうにも切ない。
「いかにも命は差し上げましょう。殺されるのを合点で来るのはこれまで町奴で、男を売った長兵衛が命惜しむと言われては、末代までの名折れゆえ、熨斗を付けて進ぜるから、度胸の据わったこの胸をすっぱりと突かっせえ」
と言って長兵衛は、敵方武士の水野の槍を胸に受けるのです。
一等席の5列目、花道のすぐ隣という席で、丁度花道のその辺りで役者が立ち回りをしてくれるので、老眼にはありがたい限り。



私は水浅黄色の大島に、亡き義母が染めてくれたアヤメの帯を締めました。
義母は紅型染が趣味で、素人の手習いとはいえ個展を開くほどでした。
お昼は、お食事処「花籠」でのお弁当。



幕がはねた後、歌舞伎座のすぐ隣の「茜屋珈琲店」でお茶を。
このお店は私が若かった頃には、赤坂、六本木、目白とあちこちにあり、特に学校があった目白店には何度か行きました。
数年前に旧軽井沢でも見かけたなあと思いながらマスターにお聞きしたら、銀座店は40年前にできたのですって。
私は冷たい「ぐれいぷじゅうす」を。
甘酸っぱく濃いこちらのジュース、懐かしい!



お店のHPを見たら、日本初の高級珈琲専門店として1966年に神戸でオープンということです。
世界中の有名陶磁器のカップを多数取り揃え、炭火焙煎したコーヒーを出してくれるのは嬉しいが、いかんせん、昭和の喫茶店ということで喫煙可。
この煙モウモウはちょっと耐えられないねと、友人とすぐに出てしまいました。




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新春歌舞伎、團十郎だらけ!

2024年01月14日 | 劇、オペラ、コンサート

新橋演舞場の初春歌舞伎公演、市川團十郎の親子三人競演というので、楽しみに行って来ました。



近松門左衛門歿後三百年と銘打った「平家女護嶋(へいけにょごのしま)」は、平家への謀反を企んで失敗し、鬼界ヶ島(きかいがしま)に流された俊寛・成経・康頼の話。
ボロボロの服を着てなんとか生きている三人の所にある日大きな船が来て、恩赦が下って帰郷を許すと。抱き合って狂喜するが、赦免状には俊寛の名前だけがなかった。絶望に泣く俊寛にもその後、恩赦の情けが届くが、同時に妻が殺されたことを知ってもう帰る理由もないと、成経が島で契った女に乗船権を譲ってしまう。しかしいよいよ船が行ってしまうと、俊寛はよろよろと岩山に登って泣き叫ぶのだった…

  

この話は子供の頃にも読んで胸を痛めたものですが、今だともっと胸に迫ってきます。
三人だからこそ助け合ってなんとか生きて来たのに、たった一人孤島でどうやって生きていくのか。そんな孤独に苦しむくらいなら、私だったら死んだ方がどんなにマシか。
この哀れな俊寛、気丈な常盤御前、剛健な斎藤実盛の3役を團十郎が演じ、つまり團十郎の独擅場。
「恩愛麻絲央源平(おやこのきずななかもげんぺい)」、この副題には亡き麻央さんの名前が入れられているのですって。
ぼたんちゃん(12歳)のひな鶴、新之助君(10歳)の牛若丸の可愛いらしいこと!
麻央さんが生きてらしたらどんなにお喜びかと、ついオバちゃんは涙腺が緩むのでした。


(これはネットから)

私は初春ということで、薄ピンクの観世水に壺の絵柄の付け下げ。
これには同じ絵柄の薄ベージュの帯が誂えてあったのですが、壺の柄が上手く出ず、時間切れで断念。
またリベンジしなくっちゃ。
舞台の後、銀座風月堂の2階でお茶をしたら、奥の小さな個室に案内されました。
ゆっくり友人と話ができて喜んでいたのですが、夕方外に出たら、何と雪が降っている!
個室には窓がなくて外が見えなかったのでした。
雪から霙に変わり、勢いが衰えるのを待ち、這々の体で地下鉄通路に逃げ込みましたとさ。



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日比谷から銀座、そして青山

2023年12月19日 | 劇、オペラ、コンサート
日比谷ミッドタウンには、花に囲まれたポップなツリーが幾つも出現していました。
ツリーとツリーの間が離れていて昼間は少々間延びして見えますが、夜になるとライトアップされてとても綺麗なようです。
ミッドタウンの隣のシャンテで映画を観て、銀座ギャラリーの友人の絵の個展に。



車の絵を多く描いている小川和己氏の個展ですが、私はつい犬の絵に引き寄せられてしまう。
下の真ん中の子なんて、タロウにそっくり!
そして夜空を走るサンタの絵の躍動感。
昨日は久しぶりに寒い日だったので少々迷いましたが、紬の着物を着ました。



その後、夫と待ち合わせて青山のブルーノートに行くことになっていたから。
パティ・オースティンのクリスマス・ライブ。
ニューヨーク、ハーレム出身のR&B、ジャズ・シンガー。



クィンシー・ジョーンズなどと組んだ彼女の曲、80年代によく聴いたものです。
アド街ック天国のガールズコレクション(女の子が次々に映されるシーン)のBGMが、この人の「Kiss」だったとは知りませんでした。

 

しかし、夜空の下の着物。
この上に道行、そしてカシミヤのショールを重ねましたが、足元、そして手首がスース―して寒い。
冬は寒いし、夏は暑いし、なんて不便なの!? 

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初音ミクとの競演「今昔饗宴千本桜」

2023年12月07日 | 劇、オペラ、コンサート

十二月大歌舞伎『今昔饗宴千本桜』(はなくらべせんぼんざくら)を観て来ました。
「中村獅童・初音ミク宙乗り相勤め申し候」という超歌舞伎、歌舞伎に初音ミクやペンライトってどうよ?と想像もできなかったのですが…
初音ミクに加えて、中村獅童のデジタルツインである「獅童ツイン」も登場。
デジタルツインとは、現実世界のツイン(双子)のような存在をデジタル上に構築する技術のことなのだそうで、短時間ですが舞台上に中村獅童が二人存在するのです。



なんだかよく分からないままに、クライマックスでは中村獅童が初音ミクと宙乗りを披露。
ペンライトの動きは中々活発にならず、最近ユーミンのコンサートでその盛り上がりを見たばかりなので、やはり歌舞伎には無理かと思っていたのですが、花吹雪が飛び散るラストシーンではペンライトも最高潮の勢いに。
もはや何処が伝統芸能なんだか分からない会場でしたが、元々歌舞伎って観客を楽しませてなんぼの娯楽演目だと思えば、これもありなのか。



そして今回、獅童の5歳の長男小川陽喜(はるき)君に続いて、次男の3歳の夏幹(なつき)君が初お目見得。
これはネットから頂いた写真ですが、なんてそっくりな父子!
まだ口もよく回らないような夏幹君の口上が、なんとも可愛い。



紺の大島に、義母が趣味で染めてくれた紅型染めの帯を締めました。
相変わらずグズグズの着付けですが、義母は2年前に亡くなり、見せてあげられないのが残念です。
歌舞伎座のすぐ裏の「銀座すが家」で懐石ランチを頂きました。



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89歳の大御所、ナベサダのコンサート

2023年12月03日 | 劇、オペラ、コンサート

相変わらずジャズを分からないままに、夫に付き合ってライブなど行っています。
昨夜は関内ホールで、渡辺貞夫のコンサート。
先月、ブルーノートでもライブがあったのですが、それは秒で売り切れたのですって。
小さなこじんまりしたブルーノートの方がジャズの熱気を楽しむにはふさわしいと思うのですが、取れなかったのだから仕方ない。

89歳の大御所、ナベサダ!
舞台に出て来たのは、白髪の背中が少し丸まった小柄な老人。
外国人のピアニストやベーシストに比べて、ひと際お小さく、足元もちょっと覚束ないような。
一曲毎に彼が曲名など紹介してくれるのですが、時に言葉に詰まったり、何だっけ?と忘れたり。
だ、大丈夫?と思ってしまいましたが、それがサックスを演奏するとなると凄いのです。
これだけの肺活量があの小柄な老人の何処に!?と思ってしまいます。
底抜けに明るい「カリフォルニア・シャワー」なんて、日本人で知らない人はいないのじゃないかしら?

昨夜の演奏曲の中には、亡くなった友人の〇〇を悼んで作った、というものが幾つもありました。
92歳で亡くなった母が、長生きすると沢山の訃報を受け取るばかりだと嘆いていたことを思い出しました。
ナベサダ御自身、10月のライブは体調不良で中止になったものもあったようで心配していましたが、なんとか無事に聴かせてくれて、感謝するばかりです。
これからもどうぞご活躍下さい。



夕食は隣の中華街の重慶飯店で。
甕から注いでいるのは、甕出し紹興酒(私は舐めただけ)。
久しぶりに行った中華街、コロナで一時は死に絶えた街とまで言われたのに、人で溢れていました。



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「ユーミン・コンサート」涙腺を刺激するもの

2023年11月18日 | 劇、オペラ、コンサート

上野の美術館を楽しんだ後、原宿で別の友人と待ち合わせ。
「50th Anniversary 松任谷由実コンサート」の会場、代々木体育館へと向いました。
このチケットは友人が取ってくれたのですが、予約開始になった途端、即時に売り切れてしまうらしい。
友人に感謝です。


ユーミンのコンサートは、随分昔、武道館に、そして2014年に国際フォーラムに行っています。
今回、座席に5cm四方くらいの、Iwatchを大きくしたような白い物が置いてありました。
フリフラ(Free Flow)といって、腕に付けるフラッシュライトであるらしい。
コンサートも進化してるのねえ。



会場の真ん中には巨大な船のようなものが作ってあり、華やかな照明と共に、船長の恰好をしたユーミンが登場。
今回のコンサートのテーマは「The Journey」で、船長のユーミンが我々を世界の海へ連れて行ってくれるということらしい。
全国で54回の公演、今年は後10公演が残っているということでした。



舞台の上で所狭しと跳ね回り、歌い踊るユーミン、69歳とは信じられない。
イルカが会場の空を泳ぎ回り、巨大な竜が出現し、ステージが焔に包まれ、そして観客の腕のフリフラが曲に合わせて赤、青、黄色などに変化するという、見事なエンターティメント・ショーでした。
(撮影禁止だったので、写真はネットから頂きました)



50周年記念コンサートであるせいか、特にアンコール曲は懐かしいものばかり。
「あの日にかえりたい」「守ってあげたい」「やさしさに包まれたい」など、十代の頃にどれだけ聴いたことか。
平凡な私の人生にもそれなりに色々なことが起こり、特に今年は母が亡くなり、タロウが認知症になった。
何も知らない十代の頃の方がよかったなどとは思いませんが、生きていれば楽しいことばかりではない。
懐かしい曲を聴きながら、自然と涙が出て来ました。
代々木体育館に集まった1万4千人の人たちが、それぞれの思いを抱えて聴いていたのでしょうね。

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