Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

趣味のお値段

2022年08月30日 | 家庭

夫が突然、クローゼットの整理をする!と言い出しました。
奥に眠っている段ボールの中身を処分するのだと。
そこにあったのは、古いレコード(LP)、そして切手のストックブックが入った大きな箱2個。
大体レコードのプレーヤーは随分前に処分してしまって、LPだけあっても仕方ないじゃないの、と私は前から言っていたのですが(人のことは言える)、音楽好きな夫は、ジャズのレコードなどこれだけはというものを手放さないでいたのでした。
同じのをCDで持っているのに。



そして切手。
ギッシリ詰まったストックブックが10冊ほどもある。
小中高の頃、大事に集めたものらしい。
記念切手、趣味週間の切手、そして義父が海外に仕事や旅行で行った際に買ったらしい海外の切手。
只でさえ我家のクローゼットはモノで溢れていて、そこに近年私が実家から持って来た着物類の箪笥に入らない分が溢れていて、悲惨な状態。
喜んで大手二社に査定を頼んだのでした。


やってきたのは福ちゃん、そしてその翌日にバイセル。
どちらも若い好青年で、腰も低く非常に感じよい。
丁寧にクーリングオフの仕方などを説明してくれ、そして査定に。
スマホでブツの写真を撮って本社に送り、その返事が来て、2時間ほどで査定終わり。


結果は…
LPレコード61枚で、なんと千円。
切手は、福ちゃんが8万6千円、バイセルは10万円。
査定表を見ると、切手の数も書かれてないのがちょっと気になりましたが、あまりにも膨大な数なので、我々も数えていないのです。
まあいいか。
多分メルカリなどに出したらもっといい値段で売れるのでしょうが、確実に売れるかどうかも分からないし、その手間が面倒。
という訳で、軟弱夫婦はバイセルにお買取り頂いたのでした。



折角来て貰ったのだからと、昔の黒ミンクのコートも見て貰いました。
私が若い頃、要らない!と言うのに母が買ってくれたものです。
特別なミンクを使ったとかで100万円だったと。
今時こんなの着たら環境団体から石投げられそうで、着ることもできない。




結果は…
千円。
やめました。


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「戦禍のアフガニスタンを犬と歩く」

2022年08月29日 | 

この過酷で壮大な旅行記を、私の拙い文章で何処まで簡潔に(長々とは書きたくない)ご紹介できるか甚だ自信がないのですが、民族問題や政治問題など難しい部分はすっ飛ばして、根幹的な部分だけ書いてみます。
「王立文学協会賞」「スコットランド芸術協会賞」受賞作。

29歳のスコットランド人ローリー・スチュワートは、アフガニスタンの西部ヘラートから東部カブールまで歩き通す旅に出る。
時は2002年、同時多発テロの報復としてアメリカが、その首謀者をかくまったアフガニスタンのタリバンを攻撃し、タリバンが撤退した直後の混迷の頃。
ローリーはオックスフォード大を出た元外交官であり、ペルシャ語とインドネシア語を話し、イスラム圏の文化にも通じている。
しかし、零下40℃、積雪3m標高4千mの山岳地帯、しかも内戦が続くアフガニスタンを歩き通すとは。

イスラム圏では、有力者の紹介状を持っている客人は最大限にもてなし、食事と寝床を提供するという習慣があるのだそうです。
しかし実際には、タリバンが暴挙を尽くした後のアフガニスタンの村は殆どを焼き払われ、男は殺され、客人をもてなす余裕など何処にもない。
扉を叩いても居留守を決め込んだり、ようやく開けてもモスクへ行かせたり。
パンのかけらと薄いスープ、或いは腐った肉を提供するのがやっと。
ローリーは降りしきる雪の中で方向を誤ったり、凍った川の中に落ちたり、地雷が爆発するすぐ横を歩いたり、赤痢を患ったり、オベイ村の司令官から銃撃されたり、カリリ州知事の兵士から殴られたりと、文字通り命からがらの旅をするのです。

しかも途中から、大きな犬がお供となる。
実は私は、表題の「犬と歩く」に惹かれてこの本を読んだのですが、私が思い描いたような、犬と人間が信頼し合い、助け合いながら旅するような話ではまるでありませんでした。
65㎏もある大きなアフガン・マスティフ、人間に耳を切り落とされ、歯を叩き割られた用済みの老いぼれ犬。
ある村でこの犬と出会ったローリーは見捨てることもできず引き取り、15世紀末にアフガン一帯を征服した皇帝バーブルから名前をつけるのです。
このムガール帝国を築いた皇帝バーブルの回想記が、この本には度々引用されています。

イスラム圏では犬は不浄のものとされ、忌み嫌われている。
生まれて以来、可愛がってもらったことも肉を与えられたこともないバーブルはローリーに懐くこともなく、歩くのも時に嫌がる。
65㎏の大型犬を引きずらなければならず、犬が一緒ということで宿泊を断られたりと、ローリーにとっては文字通りお荷物でしかないのです。
大体、自分の食料でさえ覚束ないのに、65㎏の大型犬の食料をどうしたのだろう?と心配になる。
それでもローリーはこの犬と共に、下痢でズボンを汚しながら歩き続けるのです。

旅のお終いの頃のローリーの状態。
”私の腹は完全に行かれてしまい、激しい空咳にも苦しんでいた。ジャケットのファスナーは引っかかり、片方の靴の紐はちぎれ、リュックに被せていたビニールのコメ袋はぼろぼろになっていた。南京虫に喰われ、汗疹ができ、爪は伸び、髪は4ヶ月も切っていなかった。ダハニ・シアル・サンダの司令官の家の玄関で、できそこないの顎髭と殴られて痣になった目と水ぶくれのできた唇と皮の剥けた鼻を汚い手で撫で、三週間も洗っていない自分の服を見た。なぜ司令官がすぐには自分の家の床で私を眠らせたくなかったかは、理解できた。”

そして400ページ近い本書の、最後の1ページで私は落涙する。
アフガニスタンの徒歩旅行記を読む人がそうそういるとは思えないのでネタバレします。


一足先に故郷に戻ったローリーは、バーブルが飛行機に乗る予定の前日に死んだという電話を受け取るのです。
生まれてこの方パンだけを食べて来たバーブルは、誰かに与えられたあばら肉を喜んで食べ、骨の尖ったかけらに胃を切り裂かれて死んだのだと。
ようやくローリーの前で、腹をくすぐって貰おうと仰向けに寝転ぶようになったバーブルが。
そしてこの本は、バーブルの為に書かれたのだということが、悲しいほどに伝わりました。
原題は「The Places in Between」。

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ピンクのイルカ

2022年08月28日 | 家庭

富山県高岡市で2歳の男の子の行方が分からなくなってから、もう9日。
警察や消防、住民やボランティアも加わっての捜索が続いているということですが、未だに行方は分からず。
腕白息子を育てた者としては、もう昔のこととはいえ、決して他人事ではない。
とにかく子供というのは、予測不能の動きをするのです。
ウチの息子たちが幼少の頃、ショッピングモールやスーパー、百貨店、大型公園、大きな駅などでどれだけ迷子になったことか。
しっかりと手を掴んでいても、その手を振り切って、奴らはいなくなってしまうのです。
必死に探し回って、鼻水と涙を垂らして疲労困憊している親の前に、本人は平気な顔でひょっこり現れたりする。
高岡のこの子は、自分で鍵を開けて出て行ってしまったのだとか。
早く見つかって欲しいと願うばかりです。


その点、女の子はおとなしい。
今こんな風に言ったら差別発言と非難されそうだし、無論女の子にも色々あるでしょうが、少なくとも我家のチビ姫は、息子たちに比べると驚く位、おとなしいのです。
ケタケタとよく笑いもしましたが、シャッターチャンスが中々掴めなくて残念でした。
昨日は暑かったので、プールでタロウと水遊びを。
次男の海遊館のお土産のピンクのイルカに大喜び。

  

とりあえず冷たいオカズだけ撮りました。
メインの冷やシャブの下には、ナスが5本。
ナスのヘタを取って縦に半分に切ったのをラップで包んで、レンジで5分程チン!
それを指で縦に裂くだけです。
ネギ、ニンニク、ショウガの微塵切り、醤油、酢、砂糖、ゴマ油を混ぜたタレで頂きました。
この後、ゴーヤーチャンプルーを炒め、御飯、味噌汁、各種漬物出しましたが、ノンベイたちの食卓はもうゴチャゴチャ…


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ガン見犬

2022年08月26日 | 社会

発売されたのはもう大分前ですが…
よくこんなアイスクリーム思いつくよねえ!?
ハーゲンダッツ「華もち・香ばしみたらし胡桃」。
甘じょっぱいみたらしのたれにとろけるもち、ローストした胡桃が入ったアイス。
食後のカップを舐めさせて貰うのが至上の喜びのタロウ、ガン見しています。

 

渋谷パルコにこんな屋上があったなんて。
例のアメリカでのFGM(女性器割礼)のこと、アメリカに住んでいたトルコ人の友人に聞いたら、とんでもない!ということでした。
(写真はその友人とパルコの屋上で)
在米が長い日本人の友人二人からも、あれはあり得ないというコメントが寄せられました。

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「わたしは最悪。」

2022年08月25日 | 映画

デンマーク生まれノルウェー在住のヨアキム・トリアーが監督。
2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、女優賞を受賞。
30歳という節目を迎えたユリヤの、恋に仕事に迷走する日常が描かれる。
成績優秀だからという理由でオスロの医大に進むが、自分に合わないと心理学部に変更、
それも合わないと辞め、本屋でバイトしながら写真家を目指す。
年上のコミック作家アクセルと同棲を始めるが、四十代のアクセルは次第に身を固めたくなり、ユリヤに妻として母として求めるようになる。
彼女はそれを窮屈に感じ、若い男性アイヴィンに乗り換えるが、計算外の妊娠をしてしまい…



自分の本当にしたいことが見つからない。
まだ本気を出してないだけ、本当はもっと何かできる筈。
そんな風に思う人は、世の中に多いのでしょう。
現に私など、そう思いながら一生を終えそうな気がします。
その点は深く同調しますが、彼女の男性との関り方にはどうにも納得できない。
アクセルとあんなに酷い別れ方をしておいて、子供を望まないアイヴィンとの間で妊娠してしまうと、病床のアクセルの元に走って、「君は母親に向いていると言ってよ」なんて。
ベッドシーンがやたら多くて、人生を模索中とはいえ、あなたの恋愛は単なる性愛じゃないの?と言いたくなるくらい。
彼女の思惑にはもっと様々な要素が絡まっていて、そんな単純なものではないのでしょうが…



珍しいノルウェー映画、しかも映画評論家のみならず、現役の監督たちからも絶賛されているというので期待していたのですが。
更に今年のアカデミー賞の国際長編映画賞と脚本賞の2部門にノミネートされたという、本作品。
残念ながら、私はあまり入り込めませんでした。
ただ、ユリヤが新しい恋人アイヴィンのもとに駆け出すところ、世界のすべてが制止して自分たちが動いている、その演出は楽しかったです。
恋の始まりのワクワク感が見事に出ていました。
オスロの緑多い街並みも美しい。
2時間余ずっと迷い、ブレている展開に多少イライラもしましたが、終章、彼女がようやく自分の仕事を見つけて打ち込んでいる姿はすがすがしいものでした。

公式HP 

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「とめどなく囁く」「日本人に知ってほしいイスラムのこと」

2022年08月23日 | 


「とめどなく囁く」桐野夏生著

41歳の早樹は8年前に夫が行方不明となり、父親程の歳の資産家の塩崎と再婚して、相模湾を見下ろす邸宅で穏やかに暮らしている。
突然の病気で前妻を亡くした塩崎との結婚生活は、それぞれの悔恨と思いやりが入り混じったものだった。
8年後、前夫の姿があちこちで目撃され、無言電話がかかってくるようになる。
前夫は生きているのか…?
これだけの頁数を費やして、これだけの結末に向かっていたのかと、ちょっとがっかり。
分かってみれば、あちこちに伏線が張り巡らしてあったのですが。
なんといっても早樹がかつての結婚生活を、楽しいものと捉えられなかったことが鍵でしょう。



「日本人に知ってほしいイスラムのこと」フィフィ著

エジプト出身でイスラム教徒である著者が書いた、易しいイスラム文化入門書。
英語でイスラム教徒のことをmuslimというので、私もその言葉をよく使っていたのですが(あの映画の主人公はムスリムで、といった具合)、アラビア語では、イスラム教徒の男性のことをムスリム、女性のことをムスリマと言うのだそうです。
ハラールのこと、ラマダンのこと、メッカ巡礼のこと、服装のこと、一夫多妻制のこと、分かりやすく解説してくれるのはありがたいのですが、割礼についての章でビックリ。
アフリカの一部の国などで行われている女性割礼は、女性の性欲をコントロールする為に行われる野蛮なもので、イスラムが強制しているものではないのにそう誤解されているようで残念だと。
それは知っていましたが
”アメリカの農村部でも、1950年代まで人種に関係なく女性への割礼が行われていました”(P167)

???
その出典も論拠も何も書いてないのです。
そんなことアメリカ人からは聞いたことがないし、検索してみても見つかりませんでした。
どなたかお詳しい方、お教えください。


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閉め出された女

2022年08月21日 | 家庭

柵越えの武勇伝についてSNSで語ったら意外に受けたので、自分でもしみじみと思い出してみました。

時は30年ほど前、場所は郊外のファミリー型マンション。
長男を幼稚園バスに送り届けて次男と家に戻り、5階のベランダで洗濯物を干していたら、次男が部屋の中から掃き出し窓の鍵をかけてしまったのです。
長男が5歳、次男が2歳くらいの頃か。
身振り手振りで鍵を開けるように言っても駄目、怒鳴っても駄目、泣き落としても駄目。
そのうち次男は、自分が一人でいることに気がついてワンワン泣き出す始末。

(見出し写真は北の玄関側の5階の廊下、この反対の南のリビング側で事件は起きた)

途方に暮れてベランダに佇んでいたのですが、季節が良い頃だったせいかお隣がリビングの窓を開け放していたので、在宅であることが分かったのです。
ベランダの手摺から顔を隣に向かって突き出して叫び、手摺超しに隣のベランダに入れて貰い、隣の玄関から出て、我家の玄関から無事に戻れたのでした。


(このリビングの窓でした)

今思うと、若かったからできたのだなあと。
お隣も専業主婦だったことも、私が玄関に鍵をかけてなかったことも幸いでした。
その私を閉め出した次男が、数年前から一人暮らしをしていて、先週コロナに感染したのです。
幸い初日に38℃台の熱が出ただけ、後はごく軽症のようです。
毎日Lineで、どう?熱は?体調は?と聞いていたら、最近ではもう、返事もして来なくなりました。
これで後遺症もなく終わったら、ありがたい限りです。

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増殖争い

2022年08月20日 | 社会

先日の情報番組でやっていた実験が中々面白かったので、備忘録として書き留めます。
口をつけたペットボトル飲料(水、緑茶、麦茶、スポーツドリンク、オレンジジュース)を30℃で一日保存して、どれだけ菌が増えるかというもの。
かねがね、飲みかけのペットボトル飲料はどれくらい大丈夫なのだろう?と思っていましたので。


水や麦茶は栄養がなさそうだから、結構大丈夫じゃないのかな。
緑茶はカテキンに殺菌作用があるというので持つのかな。
スポーツ飲料は糖分たっぷりなので、あまり持たないのじゃないかなどと思っていましたが…


結果は、あっとびっくり。
なんと麦茶が断トツ一位で菌増殖。
麦茶の原料は大麦なので、炭水化物が雑菌の栄養になり増殖しやすいのですって。
緑茶のカテキンは確かに殺菌作用があるが、茶葉の栄養にやはり増殖。
スポーツ飲料はなんと菌が減少、これは酸性だからなのだそうです。
オレンジジュースが意外に増殖しないのも、同じく酸性だからということ。



解決法としては、直接口をつけずコップを使って飲むのが一番だと。
でも、外出先ではそんな訳にもいかないものねえ。
昔、ドラマ「ロングバケーション」の中で、キムタクが冷蔵庫の1ℓ牛乳パックに口をつけて飲むシーンがあって仰天したものですが、やはりあれは論外だったのね。
番組では他にも、味噌汁やカレーを鍋に入れたまま室温に放置したらどうなるかなどもやっていました。
これはもう、主婦として経験的に駄目だと分かっていましたが、やはり。
天文学的な数字に、菌は増殖するのだそうです。
私が子供の頃は、実家で夜作った味噌汁をそのまま置いても翌朝大丈夫だったように思いますが、温暖化で気温が変わったこと、一戸建とマンションの室温の違いもあるのでしょうね。


用事があって横浜に行ったので、久しぶりに中華街でランチ。
景珍楼のブタの角煮炒飯、台湾かき氷、マンゴータピオカ。


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「アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台」

2022年08月18日 | 映画

スウェーデンでの実話を基にして作られたフランス映画。
売れない役者のエチエンヌ(カド・メラッド)は、刑務所の囚人たちの更生プログラムとしての演技指導を頼まれる。
殺人、窃盗、麻薬密売など様々な罪を犯した受刑者たちは、文盲、ムスリム、アフリカ、ロシア出身者もいたりとてんでバラバラ。
エチエンヌは「見かけないけど、あんた売れてる役者?」「売れてたらこんなとこ来ねえよな」などとバカにされる始末。



彼が選んだ演劇は、不条理劇として名高い、ベケットの「ゴドーを待ちながら」。
難しい演目だが、常に不条理な環境にいて、常に何かを待っている囚人たちに合うと考えたのです。
全くまとまりのない、自分勝手な囚人たちに手を焼きながら、発声からの指導を始める。
そして彼らの演劇は徐々に認められ、地方公演の誘いがかかるようになるのです。
制限付きとはいえ、塀の外に出られるというので彼らは大喜び。
遂にはパリのオデオン座での公演が決定するのです。
その日のオデオン座の観客席には、刑務所所長、判事や法務大臣まで臨席。
満を持して幕が上がるが…



バラバラだった囚人たちが、一つの目標に向かって力を合わせる。
売れない俳優で人生にも行き詰っていたエチエンヌが、囚人に指導することで演劇の素晴らしさを再認識する。
いつしか彼らの間に友情が生まれて…という、成長と再生の物語かと思いきや、最後にあっと足を掬われるのです。
いや、これはないでしょう!?と叫びたくなる。
あのラストにアプローズ(拍手喝采)を贈るフランス人の感覚は、日本人の私にはちょっと理解できないと思ってしまいました。
原題は「Un Triomphe」、ある勝利といった意味のようです。

公式HP 

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帰省にまつわるてんやわんや

2022年08月16日 | 家庭

週末帰省していた岐阜から昨夜、戻りました。
高齢の母の為に、例によって近所でPCR検査を受けたのですが、先月までは直前に予約できたのに
今回は一週間くらい前から予約でギッシリ!
感染者激増につき発熱外来や検査場が大変というニュースを聞いて、もしやと思って、早目に予約状況を確認してよかった。
なんとかギリギリ予約が取れて、「検出なし」という結果をゲット。
(検出なしというのは陰性を意味するようです)

今回は夫と一緒に帰省する予定で、いつものようにタロウの世話を次男に頼んでいたのでした。
そうしたら土曜の早朝、次男からLineがあり、発熱したから無理だと。
この時期に発熱ってもしや?
タロウの世話どころじゃないし、万が一コロナだったら、一人暮らしの次男の所に飲食物など届けてやりたい。
という訳で夫は急遽取りやめ、後ろ髪引かれる思いで私だけ行くことにしたのですが、新横浜駅に着いたら沢山の人でごった返していました(見出し写真)。
静岡の豪雨のせいで、新幹線は大幅遅れとのこと。
コロナ以降ずっと閑散とした駅を見てきたので、こんなに混雑した駅は久しぶりでした。
40分程遅れて来た新幹線に何とか乗ったものの、静岡付近はまだ豪雨、高圧洗浄機の中を進むよう。
名古屋に着いてみたら、からりと晴れて快晴酷暑。
どちらにしても暑いことには変わりないのですが…


(実家の裏庭から採れたイチジク)

その夜、次男から連絡あり、やはり陽性だったと。
最近、私の周りの友人知人から感染者が続々出て、いつ自分が罹ってもおかしくないと思っていましたが、家族に来たか。
幸い38℃台が一日出ただけ、後は微熱で軽症のようです。
なんとかこのまま収まりますように。

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