NYで人気の北欧料理店アクアビットが東京に上陸した、と聞いたのは
一年くらい前のことだったか。
場所は青山、銀杏並木が見事な神宮外苑のすぐ隣!
これは是非、銀杏の時期に行かなくちゃと機を伺っていたのです。
北欧に行ったのはもう20年ほども前。
小さな息子を連れて、半月ほどかけてスゥエーデンとデンマークを
個人で廻りました。
とても楽しい思い出がいっぱいの印象深い旅でした。
その時食べた北欧料理、日本ではまだそれほど一般的ではない素朴な味を
久しぶりに堪能したかったのです。
青山通り沿い、レクサスの新しいビルの中を入っていくと、
石畳の奥に小さな美術館のような流線型のモダンな建物が。
入口入って左がウエィティング・バー、右がガラス越しに陽光溢れるダイニング。
インテリアは、すっきりとシンプルながら暖かみのある北欧デザイン。
前菜 ピックルド・ヘリング(ニシンの酢漬け)(写真)
シュリンプのデンマーク風オープンサンド
ポーチド・コッド ポッシェしたタラをシュリンプ、卵とバターと共に
デザート チョコレートケーキ、コーヒー
ニシンの酢漬けというのは、向うでは随分ポピュラーな料理のようで
到る所で微妙に味付けを変えながら出てきました。
スモーガスボード(北欧風ビッフェ・スタイルの朝食のこと)となると
ニシンの酢漬けだけで数種類は出ていた気がする。
デンマーク人の友人宅に泊めてもらったときも、
やはり色々な味付けの酢漬けが出てきて驚いたものです。
どれも美味しく頂きましたが、現地の料理と比べて
どうもお洒落で繊細すぎる。
例えばニシンの酢漬けなんてどう頑張ってもサカナの酢漬けで
少なくとも見た目は決してお洒落ではないのに
ここのは、緑のキュウリやハーブやピンクのダイコンで美しく彩られている。
シュリンプのオープンサンドだって
あちらのはただ、パンの上にシュリンプがてんこ盛りに載ってただけなのに。
そう思って、帰宅してからネットで調べてみたら…
日経オンライン・レストランによると
”世界的なスターシェフ、マーカス・サミュエルソン氏による
北欧スタイルのフランス料理”なのだそうです。
道理で…(;´д`)ゞ
アクアビット http://www.aquavit-japan.com/