先頃、待望のサー・アンドリュー・デイヴィス指揮フィルハーモニア管弦楽団によるエルガーの交響曲第1番・第2番他のライヴ盤がイギリスの「シグナム・クラシックス(Signum Classics)」よりリリースされた。(写真/SIGCD179-2CD)デイヴィスはイギリス音楽のスペシャリストの一人であり特にエルガーを得意としており過去にもBBC交響楽団とスタジオ録音していた。今回のライヴ録音は2007年のエドワード・エルガー(Edward Elgar/1857~1934)生誕150年を記念するコンサート・ライヴで4月12日(演奏会用序曲「フロワッサール」・交響曲第1番)、5月20日(交響曲第2番)が収録されている。
日本においてエルガーの作品は一部を除いて馴染みが薄いものが多いが本国イギリスでは人気が高い作曲家である。彼が完成したこの2つの交響曲は演奏時間約60分弱を要する大曲で英国近代音楽を代表する躍動感みなぎる雄大な作品になっている。このライヴ盤は聴衆の会場での熱気も伝わり指揮者デイヴィスのエネルギッシュでダイナミックなエルガー・サウンドが充分に堪能できる。CD1の冒頭に収録されている演奏会用序曲「フロワッサール作品19」はエルガーが1890年の「ウースター合唱フェスティヴァル」のために書いた作品で彼の最初期の本格的管弦楽作品でもある。タイトルの「フロワッサール」とは中世のフランスの詩人ジャン・フロワッサール(Jean Froissart)を指している。
日本においてエルガーの作品は一部を除いて馴染みが薄いものが多いが本国イギリスでは人気が高い作曲家である。彼が完成したこの2つの交響曲は演奏時間約60分弱を要する大曲で英国近代音楽を代表する躍動感みなぎる雄大な作品になっている。このライヴ盤は聴衆の会場での熱気も伝わり指揮者デイヴィスのエネルギッシュでダイナミックなエルガー・サウンドが充分に堪能できる。CD1の冒頭に収録されている演奏会用序曲「フロワッサール作品19」はエルガーが1890年の「ウースター合唱フェスティヴァル」のために書いた作品で彼の最初期の本格的管弦楽作品でもある。タイトルの「フロワッサール」とは中世のフランスの詩人ジャン・フロワッサール(Jean Froissart)を指している。