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昨日早くも小澤征爾「奇蹟のニューヨーク・ライヴ」と題し昨年12月14日にカーネギー・ホールで行われた「世界のオザワ」とサイトウ・キネン・オーケストラによる「ブラームス/交響曲第1番」のCDが発売された。(写真/ユニバーサル/UCCD-9802)早速、期待を持って聴いてみた。
予想どおりマエストロ小澤、入魂のブラームスである。もとより彼が得意とする作品だけにその演奏の質の高さはことさら察知するまでもない。それはつまりこのオーケストラの特質でもある個々のパートの技量の素晴らしさを小澤の感性により見事に導いたまさに「渾身」の力をふりしぼった「ブラームス第1番」と言えると思う。特にフィナーレ「第4楽章」のコーダに至る盛り上げ方はまさに圧巻である。ニューヨークの聴衆をこれほどまでに興奮させ演奏が終わるや否や息をつく間もなくブラボーの嵐を呼ぶところにも「マエストロ小澤」のカリスマ性と魔力が感じられる。まさにこの録音は演奏史に残るライヴ盤になるであろう。できればぜひ映像でもじっくりと鑑賞してみたい。
年末のNHKテレビでちらっと見たこの演奏会の第4楽章の例の主題に体の震える思いでした。全曲を通して聴けばその感動もさぞ計り知れないと思います。名演あまたあるブラ1ですが、新たな名盤の誕生を喜びたいですね。そして小澤先生の健康とすばらしい仕事をこれからも祈りたいですね。
早速のコメントありがとうございます。やはり期待どおりの凄い演奏でしたね。
小澤先生のこのたびの「水戸室内管弦楽団」の出演は残念ながら腰痛悪化のためキャンセルになりましたが速い回復と指揮台への復帰を祈ることにしましょう。