昨日紹介したセル/アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団と同様に隠れたシベリウス交響曲第2番の隠れた名盤をもう1枚あげておきたい。それはサー・ジョン・バルビローリ(Sir John Barbirolli/1899~1970)がロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を振ったレコードである。(写真/米Chesky Records-CR3/ステレオ)録音年代は1960年ごろと推定される。彼はその後桂冠指揮者を務めたマンチェスターの名門オーケストラ、ハレ管弦楽団と誉れの高いシベリウス交響曲全集録音(EMI)を完成させているがこの「第2番」に限って言えばこの「ロイヤル・フィル盤」はその上を行く演奏かも知れない。実に清楚でその上ずっしりとした深みのある演奏を聴かせている。録音もかなり良好なのもありがたい。現在はもちろんCD化されている。
バルビローリは1970年8月ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(現、フィルハーモニア管弦楽団)と共に来日公演をする予定であった。この年は大阪で「万国博覧会」が開催されておりカラヤン/ベルリン・フィルを始めとして海外の名門オーケストラが数多く来日した年でもあった。筆者もバルビローリの初来日を楽しみにしていたが来日直前の7月に帰らぬ人になったため来日が幻に終わってしまった。非常に残念であったが急遽、代役としてジョン・プリッチャード(Johon Pritchard/1921~1989)の演奏でこの「第2番」聴いた想い出がある。
バルビローリは1970年8月ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(現、フィルハーモニア管弦楽団)と共に来日公演をする予定であった。この年は大阪で「万国博覧会」が開催されておりカラヤン/ベルリン・フィルを始めとして海外の名門オーケストラが数多く来日した年でもあった。筆者もバルビローリの初来日を楽しみにしていたが来日直前の7月に帰らぬ人になったため来日が幻に終わってしまった。非常に残念であったが急遽、代役としてジョン・プリッチャード(Johon Pritchard/1921~1989)の演奏でこの「第2番」聴いた想い出がある。
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