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LPジャケットの魅力(4)

2009-09-14 02:15:18 | LPジャケット
 一昔前の日本のクラシック・レコードのカップリングでベートーヴェン交響曲第5番ハ短調「運命」とシューベルト交響曲第8番「未完成」という組み合わせは一つの定番であった。最もベートーヴェンの第5交響曲を「運命」という副題で呼ぶのはそもそも日本のみで世界的には交響曲第5番ハ短調作品67で統一されている。またシューベルトの交響曲第8番は現在では作曲年代順に整理され「第7番」と表記されることが一般的になった。
 写真の3枚のLPはそれぞれ定評ある不滅の名盤である。左からアンドレ・クリュイタンス/ベルリン・フィル盤(東芝/ASC5118/1957-78年録音)、ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル盤(日本グラモフォン/SLGM1270/1962年/64年録音)、レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック盤(日本CBS・ソニー/SONC10207/1961年録音)である。筆者が最初に求めたのはクリュイタンス盤で中学時代だったからおそらくもう45年以上昔のことになる。レコード番号も「ASC」と後の「AA」で始まる番号より以前のものでジャケット・デザインもその歴史を感じさせる。中央のカラヤン盤はこの組み合わせのLPでは発売当時からヴィヴァルディの「四季」と並びベスト・セラーを長年続けた名盤中の名盤でもあった。後に見開きジャケットになりレコード番号もSMG2001→MG2001と変わっていった。なおこの組み合わせで発売されたのは日本のみで本国のドイツ盤では第5番単独での発売となっている。左のバーンスタイン盤はコロンビアからCBS・ソニーへ発売が移籍した当時のもので1970年初回プレス盤にはボーナス盤として「ニューヨーク・フィルの歴史」と題したメンゲルベルク、トスカニーニを始めとするニューヨーク・フィルの名指揮者の演奏を収録したLPが添付されていた。



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1 コメント

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運命と未完成 (オレゴンローズ)
2009-09-15 02:48:38
大変ご無沙汰をしています、此方相変わらす"貧乏暇なし"の生活です。
さて私にとってベートーベンの"運命”もシューベルトの"未完成"も大好きな曲のひとつです。
これらの曲を聴くと勇気と力がわいてきます。
所で、音楽の無い生活を想像されたことがありますか?
秋も深まってきました、お元気で。。
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