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シノーポリ/ドレスデン国立管のブルックナー交響曲第4番

2010-04-25 08:48:45 | 交響曲
 ジョゼッペ・シノーポリ(Giuseppe Sinopoli/1946~2001)がベルリン・ドイツ・オペラでヴェルディの「アイーダ」を指揮中に倒れ帰らぬ人になって早や10年近くの歳月が過ぎた。彼は当時ドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者を務めておりブルックナーの交響曲全曲録音に取り組み中の最中でもあった。その第1弾が今日紹介する「第4番」である。この「第4番」が録音された1987年当時は東西ベルリンが統一前でこの録音制作も西側の「ドイツ・グラモフォン」と東独の「ドイツ・シャルプラッテン」との共同で行われた。写真のCDは当時の東独側の「エテルナ(ETERNA)盤」であるが国内盤は「ドイツ・グラモフォン」よりリリースされている。
 彼はこの後「第3番」・「第7番」・「第8番」・「第9番」と1997年まで録音を進めたが全集の完結には至らなかった。しかしこれらの録音は現在もブルックナー交響曲の名盤として輝いており特に彼のこの「第4番」はとりわけ筆者が好きな演奏である。シノポーリにとってこの録音は初のブルックナーであったためかその意気込みと熱意が伝わる気迫に満ちた演奏になっている。


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