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カラヤン/BPO、モーツアルト「戴冠式ミサ曲」&ブルックナー「テ・デウム」(1975年録音)

2011-07-11 12:48:59 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

 (ドイツ・グラモフォン国内盤LPーMG1041)
 カラヤンはベルリン・フィルとの1975年9月定期公演でモーツアルトの「戴冠式ミサ曲K.317」とブルックナー「テ・デウム」をプログラムにとりあげた。この公演と並行して同一メンバーでセッション録音されたのが本日紹介する写真のLPである。定期演奏会は9月29日・30日の両日に「フィルハーモニー」で行われたがこのセッションは同会場で26日と29日にされている。この公演のためにウィーンよりカラヤンとは切っても切れない間柄の「ウィーン楽友協会合唱団」を呼び寄せ同時にレコード製作のためのセッション・レコーディングもやってしまうという実にカラヤンらしい無駄のない行動がうかがえる。
 その演奏は「カラヤン・ファン」ならずとも独唱陣からして有無を言わせず納得がいくものではないだろうか。当時カラヤンとの信頼も厚かったアンナ・トモワ=シントゥ(ソプラノ)、アグネス・バルツァ(アルト)、ホセ・ヴァン・ダム(バス)らの習熟した旨さも光ることは言うまでもない。また前者の「戴冠式ミサ」には以前紹介済みの1985年6月29日に教皇ヨハネ・パウロⅡ世により挙行されたヴァチカン、「サン・ピエトロ大聖堂」における「ウィーン・フィル」とのライヴ盤も忘れることができない。

 
 


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