カラヤンのヴェルディ歌劇「アイーダ」全曲盤は新旧の2種類ある。旧盤は彼がウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任した直後の1959年録音、アイーダにレナータ・テバルディをはじめとした当時のイタリア・オペラの名歌手たちを起用したイギリス・デッカ盤、そして今回取り上げる1980年度レコード・アカデミー賞を受賞した1979年録音、まさにカラヤン71歳円熟期の当盤である。どちらも甲乙つげがたい名盤であるが後者はアイーダ・トランペットをヤマハに特注したことでも当時話題になったもので、彼が1980年夏のザルツブルク音楽祭の舞台にかける前の録音であった。管弦楽、合唱団は新旧盤ともウィーン・フィル、ウィーン楽友協会合唱団だが歌手陣にアイーダ:ミレッラ・フレーニ、ラダメス:ホセ・カレーラス、アムネリス:アグネス・バルツァ等、新カラヤン組で構成されさらに抒情性を増した感がある。現在でも私の手元にある発売当時のEMI宣伝パンフレットも4面見開きのオール・カラーの豪華版でこの全曲盤の販売に力を入れていたのが理解できる。カラヤンの不滅の名演盤には違いない。
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貴重なコメントいつもありがとうございます。小生はこの放送を録り損ね大変悔しい思いをしました。今でも機会があればぜひ聴いてみたいと思っております。
録り損なった貴殿にこんなこと言うのは失礼なのですが臨場感豊かないい音で録れています
これに関する記事を拙ブログでも取り上げていました
http://blogs.yahoo.co.jp/grand361k612/16694917.html