昨日に続き「コンドラシン&モスクワ・フィル」によるショスコーヴィチの交響曲全集録音からもう1枚筆者が好きな演奏、「第8番ハ短調」を紹介したい。写真は昨日と同様ロシア・メロディア原盤LP(CM-03583-4)である。記録によれば1967年のステレオ録音である。この「第8番」は前作「第7番<レニングラード>」に続き戦争の苦難を乗り越へ勝利の道に前進する姿を描いた重量感ある作品でコンドラシンの実にパワーのある演奏が魅力的だ。
因みにこの「第8番」の世界初演は1943年、モスクワで作曲者と親交も厚かったムラヴィンスキーの指揮で行われており作品も彼に献呈されている。