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クロエ・ハンスリップの最新録音ー「フバイ/ヴァイオリン協奏曲」

2010-07-22 01:42:31 | 協奏曲
 先日紹介したイギリスの美人名ヴァイオリニスト、クロエ・ハンスリップのナクソス最新録音ーイェネー・フバイ(1858~1937)のヴァイオリン協奏曲第1番・第2番ほかを収録した写真のCD(NAXOS8 572078)を手に入れ聴いてみた。
 このCDは彼女が現在欧米で活躍中の指揮者アンドリュー・モグレリアとボーンマス交響楽団をバックに2008年6月にレコーディングしたものである。フバイ(Hubay)は日本国内での知名度はまだ低いと思われるがハンガリー出身のヴァイオリニスト・作曲家で家系はユダヤ系ドイツ人の血を引き本名をオイゲン・フーベルと名乗っていた人でもある。彼のヴァイオリン協奏曲は全部で4作品あるが日本ではほんとんど演奏されることはない。しかし今回、彼女がひくこのCDを聴きハンガリー・ジプシー風の香りが漂う民俗色豊かな美しい協奏曲を再認識させられた。彼の師はヨーゼフ・ヨアヒムでありまたベルギーのヴュータンとも親交を持ちブリュッセル音楽院のヴァイオリン科の主任教授を務めるなど活働の幅も広かった。またこのCDにはヴァイオリンと管弦楽による小品「チャールダッシュの情景」から第3番「マロシュ川」作品18と第4番「おいでよ、カティ」の2曲が収録されておりここでのハンスリップのテクニックも聴きものである。