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FMエア・チェック、オープン・テープ・コレクション~「ハイティンク/マーラー交響曲第3番」

2010-07-21 08:08:54 | FMエア・チェック
 今年2010年は後期ロマン派の大作曲家グスタフ・マーラー(Gustav Mahler/1860~1911)も生誕150年の記念の年にあたりさらに来年は没後100年の年となり「マーラー・イヤー」が続くことになる。そこで節目の年に過去のマーラーのコンサート・ライヴを収録した「FMエア・チェク・テープ」を整理してみることにした。そのほとんどが「NHK・FM」で放送されたものだが今日はオランダの巨匠ベルナルト・ハイティンク(Bernard Haitink/1929~ )た大曲「交響曲第3番」を取り上げてみたい。この演奏はまだ彼がこの楽団の芸術監督を務めていた時代1982年秋の「ベルリン芸術週間」におけるライヴ録音(1982年9月13日、ベルリン・フィルハーモニー・ザール)で放送は翌年1983年8月3日にNHKFMでされている。
 ところでハイティンクの同楽団とのこの交響曲の演奏については過去にも彼が最初にレコーディングした(1966年録音)したLP盤(フィリップス)を紹介したことがあるがこの演奏もその延長線上にある言って良いと思う。アルト独唱はオルトルン・ヴェンケル、合唱は「コンセルトヘボウ女声合唱団」によるものである。演奏はやはりライヴならではの各楽章間の緊張感ある対比が見事である。ハイティンクも当時まだ50代前半でその溌剌としたたくましさのある演奏はことさら魅力を感じさせている。