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私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

ワルター、 「トスカニーニ追悼演奏会」ライヴ盤 - ベートーヴェン「エロイカ」

2010-04-22 02:16:44 | 歴史的コンサート・ライヴ
 今日取り上げるLPレコードはブルーノ・ワルター(Bruno Walter/1876~1962)が1957年2月3日ニューヨーク、カーネギー・ホールにおける「トスカニーニ追悼演奏会」ライヴ盤、ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調「エロイカ」である。(写真/THE BRUNO WALTER SOCIETY-日本コロムビア/OZ7509-BS/モノラル)管弦楽は「シンフォニー・オフ・ジ・エアー/Symphony Of The Air」その前身はトスカニーニのために設立されたNBC交響楽団である。昭和30年(1955年)5月に戦後最初に来日した海外オーケストラでもある。
 ワルターは確かこのライヴ盤以外に「エロイカ」をモノラルでニューヨーク・フィルと2回(1941年・49年)、ステレオでコロムビア交響楽団で1回(1958年)計3回のスタジオ録音があるが筆者個人的にはこの1957年のライヴ盤の演奏が一番好きである。録音状態も大変良好で全体的に厚みのあるスケール感で力みもなく見事にオーケストラをドライヴしている。第1楽章から切れの良いテンポで始まり思わず興奮してしまう。特に第3楽章「スケルツォ」、トリオのホルンが素晴らしい。そしてフィナーレを飾る第4楽章コーダの演奏は見事でこの大曲「エロイカ」を締めくくっている。演奏終了後の聴衆の拍手が中途半端にチョコット申し訳程度に収録されているのが残念な気がする。もっと会場の雰囲気をだすためにも拍手はたっぷりと収録してもよかったのではないかと改めて感じた。
 余白には1951年収録の同楽団(正確にはこちらはNBC交響楽団)とのモーツアルト歌劇「フィガロの結婚」序曲(ライヴ)も収録されている。

 

”バーンスタイン イン ロシア” (1959)

2009-12-28 01:27:05 | 歴史的コンサート・ライヴ
 ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任して2年目の若きレナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein/1918~1990)が1959年8月に初のロシア公演を行った際のライヴがかつてCD化されたことがある。今から約10数年前のことだがスゥエーデンの「Jimmy Classic」というレーベルである。(写真/OM03-131)収録内容はベートーヴェン「エグモント」序曲作品84、ブラームス交響曲第1番ハ短調作品68(以上 1959年8月28日レニングラード・フィルハーモニー大ホール収録)、ラヴェル「ラ・ヴァルス」(1959年8月24日モスクワ音楽院大ホール収録)の3曲である。音源は当時のロシア国営レコード会社「Melodiya」からの復刻で時代からして録音は当然モノラルだが音質はそれほど悪くない。演奏は若いエネルギッシュなバーンスタインの迫力ある演奏が聴ける貴重なものだ。
 たとえばブラームス第1番の演奏だが彼が晩年にウィーン・フィルと録音した(ドイツ・グラモフオン盤)演奏スタイルとは一味違う。因みにこのロシア・ライヴでは第1楽章提示部の繰り返しは実行していない。またラヴェルの「ラ・ヴァルス」も彼らしいリズム感あふれる快演である。

「ヴィースバーデンのフルトヴェングラー」

2009-12-07 03:24:12 | 歴史的コンサート・ライヴ
 今日は久しぶりに私がよく針をおろすフトヴェングラーのLP盤から「ヴィースバーデンのフルトヴェングラー」と題するコンサート・ライヴ盤を取り上げてみたい。(写真/日キングーセブンシーズKIJC2017~8)この2枚組みLPはフルトヴェングラーとベルリン・フィルが1949年6月に約2週間のドイツ国内演奏旅行中にライン河を臨む保養地としても知られたヴィースバーデン(Wiesbaden)国立劇場で6月10日に行ったコンサートをそっくり収録したライヴ盤である。このLPの発売以前にもかつて「日本コロムビア」からもリリースされていたことがあった。
 私が特にこのレコードで注目したのはハンス・プフィッツナー(Hans Pfitzner/1869~1949)の作品が含まれていることだった。プフィッツナーはR.シュトラウスと並ぶ後期ロマン派風の作品を数多く遺した作曲家だが日本ではあまりコンサートで取り上げられる機会が少ないのが残念である。このLPには彼のオペラの代表作でもある「パレストリーナ」から「3つの前奏曲」が収録されている。フルトヴェングラーのオペラ指揮者としての巧さが聴ける演奏だ。この他にモーツアルト交響曲第40番ト短調K.550とプログラムの最後を飾ったブラームス交響曲第4番ホ短調作品98もなかなかの好演である。フルトヴェングラーの数あるライヴ盤の中でも一聴に値する1枚ではないかと思う。

「ムラヴィンスキー イン プラハ」(1955-1967)

2009-12-02 03:53:26 | 歴史的コンサート・ライヴ
 今日はちょっとレアなCD4枚組みBOXセット「エフゲニー・ムラヴィンスキー イン プラハ(Evgeny Mravinsky in Prague)」と銘打った写真のCDを紹介したいと思う。このセットCDは今から10年ほど前ドイツの「ハルモニア・ムンディ・インターナショナル(Harmonia Mundi International)を通じて「PRAGA」レーベルでCD化された(国内盤未発売)ものである。内容はムラヴィンスキー/レニングラード・フィルとのプラハでのコンサート・ライヴが中心だが一部ショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」(ヴァイオリン/ダヴィッド・オイストラフ)は地元のチェコ・フィルハーモニー管弦楽団に客演した1957年の超貴重ライヴである。また全ての音源は「チェコ・ラジオ放送録音」で録音年代により一部モノラル録音が含まれる。各CDの収録曲目の詳細は次の通りである。
  
   ●CD 1
     ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調作品47
     バルトーク :弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽
              (以上 1967年録音・ステレオ)

   ●CD 2
     ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調作品54
              (1955年5月21日、モノラル録音)
               交響曲第12番ニ短調作品112「1917年」
              (1962年1月6日、モノラル録音)

   ●CD 3
     ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調「1905年」作品103
              (1967年、ステレオ録音)

   ●CD 4
     ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品77
               (Vn.ダイヴィッド・オイストラフ)
               (1957録音、モノラル)
     プロコフィエフ :交響曲第6番変ホ短調作品111
               (1967年録音、ステレオ)
                (PRAGA/PR256016.19 HM57X4)
 
 いすれも聴き応えのある名演であるがとりわけショスタコーヴィチの交響曲4作品の演奏はすばらしい。ムラヴィンスキーの魅力はやはり「ライヴ録音」にあることを改めて感じさせてくれるCDでもあるが現在ではちょっと入手困難かも知れない。




ミュンシュ/日本フィル伝説のライヴー(2)

2009-11-22 02:53:22 | 歴史的コンサート・ライヴ
 昨日の続きになるがシャルル・ミュンシュの1962年12月日本フィル客演指揮ライヴ盤のまとめとしてもう1枚紹介しておきたいと思う。写真のCDは「PLATZ」レーベルから1990年3月に再リリースされた(初出は「第9」と同様学研から1987年に32GD175805で発売)ものである。(PLAZ-P23G-541)収録曲目は1)ブラームス:「ハイドンの主題による変奏曲」作品56a、2)ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲、3)ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲の3曲が収録されている。
 因みに1)は「第9特別演奏会」の最初に演奏されたものでこのCDには12月25日(初日)演奏のもの、2)は12月20日第55回定期公演、3)は12月28日、第54回定期公演のプログラムの最後を飾って演奏された。第55回と第54回の定期公演の日付が逆になっているのはミュンシュが来日中急病のため当初15日に行われる予定だった第54回定期が「第9特別公演」の後の28日(ミュンシュ帰国日)に延期されたことによる。
 いずれも貴重な日本フィルとのライヴ録音には違いないが特にブラームスの「ハイドン・バリエーション」はミュンシュにとってこの演奏が唯一の録音と思われる。彼はこの後も1966年「フランス国立放送管弦楽団」と3回目の来日を果たし名演を聴かせてくれたが筆者にとってはこの日本フィルとの公演が一番強く印象に残っている。 

ミュンシュ/日本フィル、伝説のライヴー「ベートーヴェン交響曲第9番」

2009-11-21 05:45:25 | 歴史的コンサート・ライヴ
 フランスの巨匠シャルル・ミュンシュ(Chrles Munch/1891~1968)が日本フィルに客演指揮のため単身来日したのは1962年12月のことだった。この時の「想い出」は以前にも紹介したことがあるが(2009/2/17-「想い出の演奏会」参照)今日はその来日の折、恒例の年末「第9特別演奏会」を振った「伝説のライヴCD」を紹介してみたい。(写真/学研32GD174947)
 このCDは「学研}から「Kapelle Immortal Live Series(不滅のライヴ・シリーズ)」として今から20年余り前にリリースされたが諸般の事情から発売後まもなく「お蔵入り」になったものである。現在のところ再発売の見込みもないようなのでミュンシュ・ファンにとっては「幻のCD」になっている。
 当時を振り返えるとミュンシュは2回の定期演奏会(12/20・28/東京文化会館)と12/25・26・27の「第9特別演奏会(日比谷公会堂)」を指揮、定期公演の一部はフジTV(JOCX)のアーカイヴスからDVD化もされている。(EXTON-OVBC00016/17)筆者は12/20の定期公演でブラームス交響曲第1番の名演を生で聴いたがこの「第9公演」には足を運ばなかったことが悔やまれる。このCDは最終日12月27日の公演を収録したもので音質も良好でミュンシュの熱演が充分にうかがえるまさにこのCDタイトルの通り「不滅のライヴ」と言えるであろう。近い将来多くの「ミュンシュ・ファン」のためにも復活することを望みたい。



クリュイタンス/フランス国立放送局管弦楽団、モスクワ公演ライヴ盤 (1959)

2009-11-17 04:22:13 | 歴史的コンサート・ライヴ
 今日は近代フランス音楽を得意とした名指揮者アンドレ・クリュイタンス(Andé Cluytens/1905~1967)/フランス国立放送局管弦楽団、現在、フランス国立管弦楽団(L'Orchestre National de France)が1959年に当時のソヴィエトを初訪問した際の「モスクワ音楽院大ホール」での貴重なライヴ盤(写真)を紹介したい。このLPレコードは1980年に当時のソヴィエト国営レーベル「メロディア(Melodiya)」から2LPセット(M-42879)としてリリースされたものである。録音はモノラルだが音質的にはまずまずである。
 収録曲目は彼が得意とするフランスものとロシアの作品が収められており参考までに全収録曲目を下記にあげておきたい。

   (LP第1面)
     ビゼー   :交響曲ハ長調
   (LP第2面)
     ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
     ラヴェル  :「スペイン狂詩曲」
   (LP第3面)
     ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
      同     :歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲「モスクワ河の夜明け」
   (LP第4面)
     ストラヴィンスキー:舞踊組曲「火の鳥」(1919年版)
 
 以上であるがどれも素晴らしい演奏であるが特に第4面に収録された「火の鳥」は圧巻である。彼が持つエレガントで繊細な音の色彩感覚が充分に堪能できる演奏でもあり貴重な「歴史的コンサート・ライヴ」と言える思う。筆者の知る限るではまだ未CD化と思われるので今後のCD化を望みたいところである。
 ところでクリュイタンスと言えばつい先ごろ筆者もお世話になっている茨城県竜ヶ崎市のクラシック音楽愛好会「ゲヴァントハウス」(このクラブは毎月2回無料CDコンサートを開催、詳細については筆者のブログ「余暇文化活動」の項目を参照いただきたい)のテープ・ライヴラリーから彼がパリ音楽院管弦楽団を率いて1964年に来日した際の貴重なステレオ・ライヴ・テープが発見され(当時NHKFMの「立体音楽堂」の時間のオン・エアされたもの)このたび「Altus」レーベルより以前発売されていた「モノラル録音」と合わせて2CDセットでリリースされたことも記憶に新しいところである。



      

     
    
  


「ミュンシュへのオマージュ」ーコンサート・ライヴCD BOXから(2)

2009-07-14 01:43:45 | 歴史的コンサート・ライヴ
 昨日に引き続き「シャルル・ミュンシュへのオマージュ」コンサート・ライヴCD・BOXの中味についてもう少し詳しく紹介してみたいと思う。各CDの収録内容は下記の通りである。
  
    ●CD1 ベートーヴェン:「献堂式」序曲・交響曲第7番・第4番
      「献堂式」・第7番:「メゾン・ド・ラ・ラジオ」落成記念コンサート・ライヴ(1963/12月、パリ)
       第4番:1964年8月、ストックホルム、コンサート・ライヴ)
    ●CD2 ベルリオーズ:「幻想交響曲」(1963年6月リスボン、ライヴ)
       「海賊」序曲(1967年9月、モントリオール(カナダ)ライヴ
       「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲(1966年9月、ブサンソン、市立劇場コンサート・ライヴ)
    ●CD3 ブラームス:交響曲第2番(1965年11月、シャンゼリゼ劇場・パリ、コンサート、ライヴ)
         シューマン:交響曲第4番(1966年シュトゥットガルト(ドイツ)コンサート・ライヴ)
    ●CD4 ドビュッシー:「映像」からイベリア・「ピアノと管弦楽のための幻想曲」
    (ピアノ:ニコル・アンリオ)・交響詩「海」(以上、ドビュッシー・フェスティバル1962年5月8日、ライヴ)
    ●CD5 フランク:交響曲ニ短調(1967年9月、モントリオール(カナダ)ライヴ
         フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲(1966年10月来日公演ライヴ)
    ●CD6 オネゲル:交響曲第1番、デュティーユ:交響曲第2番(1962年6月5日、ライヴ)
    ●CD7 オネゲル:「ニガモンの歌」(1962年6月、シャンゼリゼ劇場 ライヴ)
                「夏の牧歌」(1962年6月、バーゼル(スイス)ライヴ)  
                交響曲第2番(1964年9月、サン・セバスチャン(スペイン)ライヴ)
                交響曲第5番「3つのレ」(1964年6月、ヘルシンキ(フィンランド)ライヴ)
    ●CD8 ルーセル:交響曲第3番(1964年8月、エジンバラ・フェスティバル・コンサート・ライヴ/スコットランド)
            交響曲第4番(1966年9月、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ)
              「バッカスとアリアーヌ」第2組曲(収録日時不明)
    ●CD9(ボーナスCD)シベリウス「トゥオネラの白鳥」・「レンミンカイネンの帰郷」(1964年6月、スカンジナビア・フェスティバル、ヘルシンキ、ライヴ)
       ※オーケストラは全てフランス国立管弦楽団
  
 以上がこのCDBOXの全容である。どれをとっても貴重なミュンシュのライヴ音源であるが最後のボーナスCDは昨日もふれたように現在では入手困難な1枚である。ミュンシュのシベリウスの録音は他には見当たらないのでミュンシュ・ファンにとっては興味がつきないものであろう。余談ながら各ジャケットに使用されているミュンシュの写真もなかなかのものだ。
                        

    

「ミュンシュへのオマージュ」ーコンサート・ライヴCD BOXから(1)

2009-07-13 06:24:33 | 歴史的コンサート・ライヴ
 今から約10年くらい前のことになるがフランスの「AUVIDIS VALOIS」というレーベルから「シャルル・ミュンシュへのオマージュ(Hommage à Charles Munch)」と題したCDBOX(8CD+1ボーナスCD)がリリースされた。(写真/V4822)
 このCDセットはミュンシュ/フランス国立管弦楽団との晩年(1962年~1967年)のコンサート・ライヴを集めた貴重なものである。いずれもフランス国内で行われたコンサートはもちろんのことこの楽団とのヨーロッパ・ツアー公演及びカナダ(モントリオール)公演、1966年来日公演(東京)も含まれている。またボーナスCDにはミュンシュのレパートリーとしれは大変珍しいシベリウスの作品「4つの伝説から」ー「トゥオネラの白鳥」・「レンミンカイネンの帰郷」の2作品が収録されている。(1964年6月スカジナビア・フェスティバル/ヘルシンキ、ライヴ)これは注目に値する超貴重盤である。いずれのCDもミュンシュのライヴ録音ならではの魅力をたっぷりと楽しむことができるが特に私が気にいっている演奏は1964年8月ストックホルムでのベートーヴェン交響曲第4番とその前年1963年12月パリ(Maison de la Radio)で収録された収録された同第7番のコンサート・ライヴである。これこそミュンシュ得意のベートーヴェン交響曲の真髄がここにありと思えるほど素晴らしい名演にしあがっている。特に第7番のフィナーレの気迫に満ちた大迫力には圧倒させられる。
次回に続く


ヴァン・クライバーン凱旋帰国直後の白熱のライヴ!ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番

2009-06-23 20:57:51 | 歴史的コンサート・ライヴ
 ヴァン・クライバーン(Van Cliburn/1934~ )が1958年チャイコフスキー国際コンクールーピアノ部門で優勝、凱旋帰国直後の演奏会で披露した曲がこのラフマニノフ第3番の協奏曲であった。コンサートは5月19日、カーネギー・ホールで開催され指揮はコンクール本選の指揮を務めたキリル・コンドラシン、管弦楽は「シンフォニー・オブ・ジ・エアー」である。幸いこの模様はライヴ収録されRCAより当時レコード化された。(写真)
 当時23歳の若いクライバーンがこの難曲を素晴らしいテクニックでエネルギッシュに弾きこなしているところが魅力的だ。同時期にスタジオ録音されベスト・セラーになったチャイコフスキー第1番の協奏曲(以前のブログで紹介)と並ぶ名演である。演奏後の聴衆の熱狂的拍手からもその光景が目に浮かぶ。また指揮者のコンドラシンが巧みにオーケストラをドライヴしておりクライバーンとの息もピッタリと合っている。このコンサートから半世紀余りたった現在、まさに歴史的コンサート・ライブの不滅の名盤と言っても過言ではないだろう。