今日取り上げるLPレコードはブルーノ・ワルター(Bruno Walter/1876~1962)が1957年2月3日ニューヨーク、カーネギー・ホールにおける「トスカニーニ追悼演奏会」ライヴ盤、ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調「エロイカ」である。(写真/THE BRUNO WALTER SOCIETY-日本コロムビア/OZ7509-BS/モノラル)管弦楽は「シンフォニー・オフ・ジ・エアー/Symphony Of The Air」その前身はトスカニーニのために設立されたNBC交響楽団である。昭和30年(1955年)5月に戦後最初に来日した海外オーケストラでもある。
ワルターは確かこのライヴ盤以外に「エロイカ」をモノラルでニューヨーク・フィルと2回(1941年・49年)、ステレオでコロムビア交響楽団で1回(1958年)計3回のスタジオ録音があるが筆者個人的にはこの1957年のライヴ盤の演奏が一番好きである。録音状態も大変良好で全体的に厚みのあるスケール感で力みもなく見事にオーケストラをドライヴしている。第1楽章から切れの良いテンポで始まり思わず興奮してしまう。特に第3楽章「スケルツォ」、トリオのホルンが素晴らしい。そしてフィナーレを飾る第4楽章コーダの演奏は見事でこの大曲「エロイカ」を締めくくっている。演奏終了後の聴衆の拍手が中途半端にチョコット申し訳程度に収録されているのが残念な気がする。もっと会場の雰囲気をだすためにも拍手はたっぷりと収録してもよかったのではないかと改めて感じた。
余白には1951年収録の同楽団(正確にはこちらはNBC交響楽団)とのモーツアルト歌劇「フィガロの結婚」序曲(ライヴ)も収録されている。
ワルターは確かこのライヴ盤以外に「エロイカ」をモノラルでニューヨーク・フィルと2回(1941年・49年)、ステレオでコロムビア交響楽団で1回(1958年)計3回のスタジオ録音があるが筆者個人的にはこの1957年のライヴ盤の演奏が一番好きである。録音状態も大変良好で全体的に厚みのあるスケール感で力みもなく見事にオーケストラをドライヴしている。第1楽章から切れの良いテンポで始まり思わず興奮してしまう。特に第3楽章「スケルツォ」、トリオのホルンが素晴らしい。そしてフィナーレを飾る第4楽章コーダの演奏は見事でこの大曲「エロイカ」を締めくくっている。演奏終了後の聴衆の拍手が中途半端にチョコット申し訳程度に収録されているのが残念な気がする。もっと会場の雰囲気をだすためにも拍手はたっぷりと収録してもよかったのではないかと改めて感じた。
余白には1951年収録の同楽団(正確にはこちらはNBC交響楽団)とのモーツアルト歌劇「フィガロの結婚」序曲(ライヴ)も収録されている。
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