教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

「なめらかな社会」という新しい社会構想 貨幣を超えて

2013-03-21 08:56:31 | 
なめらかな社会とその敵
クリエーター情報なし
勁草書房


☆カール・ポパーが「開かれた社会とその敵」で

☆批判した啓蒙思想の系譜。つまり≪私学の系譜≫が復活。

☆ポパーの想定した「開かれた社会」が

☆近代国家の正当化論にすぎず、

☆近代国家の国家、組織、個人という

☆3つの壁を乗り越えられない、

☆つまり身近なレベルから国際レベルまでの戦争状態が継続し、

☆どのレベルも克服できないでいる≪官学の系譜≫の構造であることを見通して、

☆「なめらかな社会」という

☆プロセスフォリオを

☆信用経済、投票、法のシステムに

☆徹底的に流し込むことで、

☆構成的社会契約論ベースの社会を提案している。

☆それを可能にするのは、

☆情報革命によって誕生したデジタルデータでありながら

☆アナログ分析で読み解く

☆ログライフのビッグデータを蓄積し、活用できるからだという。

☆開かれた社会の敵は閉じられた社会という幻想

☆ではなく、

☆実はなめらかな社会だったのである。

☆市場の原理を、ポートフォリオではなく

☆プロセスフォリオに貫徹することで、

☆社会的貢献度のログライフを計算でき、

☆その計算結果が貨幣に反映していく。

☆善なる動きをすれば、それが投資活動として

☆経済にフィードバックされる。

☆善なる活動と経済とそしてその信頼性を

☆保障する法システムが可能となるということ。

☆なんというサンデル教授の思想のスーパー具体化。

☆すごいチームと優れたアイデアが

☆経済と法システムで保障される世界が拓かれる。