教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

北朝鮮 再びミサイル発射準備

2009-06-17 11:37:56 | グローバリゼーション
北朝鮮が北西部のミサイル基地に加え、北東部の基地でも長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることが16日、分かった。2発ともテポドン2号かその改良型とみられる。南東部では中距離弾道ミサイルの発射準備が進み、防衛省は近く新型の短距離弾道ミサイルが発射されるとも分析。自衛隊のレーダーによる警戒を強化するとともに、事態が切迫してくれば迎撃態勢に入る方針を固め、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の首都圏と関西への展開を検討している。(産経新聞090617)

☆マズイし、ヤバイ。カントによると、軍隊はいつでも武装して出撃する準備をしていると、平和のほうが、短期の戦争よりも重荷になるから、要するに金がかかるから、この重荷を逃れるために、先制攻撃にシフトするものなのだと。

☆北朝鮮の状況はまさにそういう事態ではないか。

☆さらにカントは、戦争の脅威をあおるものは軍事力だけではなく、同盟力と金力。北朝鮮を制するどころか、戦争を起こすトリガーをすべて国連および日本は持っている。

☆中国とロシアの役割は大きい。孤立化はとにかくマズイ・・・のではないだろうか。


BRICsユニオン構想???

2009-06-17 10:39:41 | グローバリゼーション
新興4カ国「BRICs」(ブラジル、ロシア、インド、中国)による初の公式首脳会議が16日、ロシア中部のエカテリンブルクで行われ、「世界経済の変化を反映した国際金融制度の改革を進める」ことを柱とする共同声明を採択した。世界経済の15%、人口の42%を占める新勢力として、経済分野での国際的な発言力を高める姿勢を誇示した形だ。ただ、4カ国の経済構造・規模は大きく異なる上にBRICsやドル基軸体制をめぐる温度差も色濃く、この枠組みの将来像はいまだ不透明でもある。(産経新聞090617

☆枠組みが不透明?初の公式首脳会議がはじまったばかりだから、当然ではないだろうか。

☆アメリカ同盟のドル。EUのユーロ。BRICsは?自前の準備通貨が持てたなら、アメリカのように借金してもある程度大丈夫。

☆BRICs経済圏はEUのようにBRICs合衆国となる動きを見せているということだろう。がはたして、各国の文化や宗教性が違いすぎる・・・。

☆むしろ日本のADB(アジア開発銀行)の位置づけの方が小回りが利くし、マイクロファイナンスもマクロファイナンスもできるのではないか。

☆ミクロとマクロの市場にお金が循環し、両方の市場が結び付くことが大事。それには、市場形成者の自立こそがポイント。

☆EUはやはり政治的動きに過ぎるし、アメリカは経済的動きに過ぎる。いずれも座礁するポイントにぶち当たる。

☆世界国家構想はそういう意味ではうまくいかないだろう。共和国連合もうまっくいかないだろう。いくつかのパートナー連合の拮抗しかないのか。

☆いやこれらは租税国家観がベースである。国連も結局は会員国から徴収している。世界市民による第三者支援株式会社のほうがよほどうまくいくのではないだろうか。