教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

橋下知事 教職員は職員

2008-03-08 10:42:49 | 文化・芸術
橋下知事、教職員らに謝罪 「全職員にメール」抗議受け訂正(産経新聞) - goo ニュースによると、

橋下徹知事が5日付のメールマガジンのコラムの中で、「全職員に直接メールをしました」と書いたところ、メールを受け取っていない教職員や府警職員から「職員と思われていないのでは」との抗議のメールが寄せられていたことが7日、分かった。橋下知事は同日、訂正のメールマガジンを発行し、「教職員や警察官のみなさんが大阪府の職員ではないという趣旨では決してありません。このような誤解を生じさせることになってしまい、すぐに訂正することとしました」などと謝罪した。

☆改めて巨大な組織だということが浮き彫りになる。この組織は税金で運営されているのだ。

☆やはり、良し悪しは別にして、民営化できるところはして、税金のかからないシステム設計が必要なのは言うまでもない。

☆橋下知事は、そこにメスを入れられるだろうか・・・。


勤労・勤勉主義と怠け者主義の間

2008-03-08 08:38:23 | 文化・芸術
脳梗塞で倒れたマクドナルド元店長、長時間残業などで労災認定(読売新聞) - goo ニュースによると、

愛知県豊田市内の日本マクドナルドの店舗で店長を務めていた男性(51)が脳 梗塞 ( こうそく ) などで倒れたのは、長時間の残業など過重な労働が原因だったとして、豊田労働基準監督署が労災と認定していたことが7日、わかった。

☆新聞記事だけでは、なんともいえないが、同世代がゆえに他人ごとでは済まない。私自身は、勤労・勤勉のときもあるし、思いきり怠け者のときもある。

☆ヘルマン・ヘッセのような人生に憧れつつも、働かざる者食うべからずという公式に従って生きている。もちろん、ヘッセが働いてこなかったわけではない。ヘッセに限らず芸術家はみな作品が売れれば売れたで、編集者やエージェントに仕事を山ほど積まれる。つまりお金だが。

☆超リッチも決して有閑階級を気取ってはいられない。人任せにしていたら、財産を失ってしまう。

☆働くって何だろう?情報産業で働けば、フレックスで24時間体制で思考と論理と発想が炸裂している。それは働いているのだろうか、それとも芸術しているのだろうか。

☆ウェーバーのプロテスタンティズムを信じて勤労・勤勉主義にでもなろうなら、オーバーワークも天職であるということになる。

☆昔から日曜日生まれの人生がある。スラッカー主義は、常にある。ヘッセの「荒野の狼」は、アメリカのロッカーやヒッピーに影響を与えたとか・・・。

☆ワークバランスとは、本当は勤労主義とスラッカー主義の間をいかにとるかの問題だったのだ。そんなことを真剣に考える市民たちのつどいは重要だと、思いつつ集いとなると勤労主義になるから、これも困る。常にパラドックスの輪ができる。

☆そのつど逃走できるか。あるいは闘争できるか・・・。マクドナルドの元店長は闘争したのである。私は逃走するしかできない。だから同世代としては頭が下がる。