Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

釣りの名人エリック

2006-04-16 22:33:26 | 私の住む街とフランスの紹介
今日は日曜日。それも復活祭のバカンスの始まりです。義妹の家族の訪れで今週は遊んでしまいそう。今日は昨日の記事に関して昨年フランス語版プログに書いた記事載せてみます。同じような表現交差しますが宜しかったら読んでください。



Carrelet(キャルレ)とは大西洋岸やや北から当地を通過少々南に下りボルドー近く 牡蠣でも知られたアルカッションまでの海沿いに個性的な景観添えています。陸より張り出したデッキその上の小さな小屋。 四角い網を満潮時に下ろし漁するものです。どうしてこの辺というのは? 遠浅。網が地に付くように海岸線近くは平らでなくてはいけないのです。我が家の前にも。ムッシューフプラゾータ現在89歳 活き活き毎日何かしら働いている私達の大好きなお隣さん。1999年 フランス全土激しい嵐に襲われた時この地方も例外なく。ことにこの周辺の海沿い地区中心に被害ありました。我が家も随分壊れました。彼のキャルレは全壊 失ってしまいました。一人住まいの彼 老いたその犬と満潮時の午後デッキで 陽だまりの中で 長い時の止まるような時間過ごしている風景目にし私幸せだったのに。現在他の人が権利を買って彼のものではなくなりました。私達も権利あったのですが誰か海洋省にコネのある人が購入したようです。


キャルレで取れるのは主に Mulet (鰡 ぼら)。泥の中に 食べ物を求めているのでおなか開けると泥が出てきます。一寸独特な香りがするので余り上等な魚の類ではありませんが。でもパリの Université 通りに大きなレストランを持つお魚料理で有名な Jacques le Divellec (ジャック ル ディブレック)は他の大シェフの如く数々大シェフの下で修行後の独立 初めてのビストロをラロシェルの港に面する通りに開いたのが彼の第一歩です。その彼いわく 皆 Bar(鱸 すずき)を高級魚として持て囃すけれど料理方法でぼらは素晴らしく美味しく鱸に負けないものだ。
隣人のエリック。背の高いスポーティなハンサムな人。私達の友達です。奥さんも背の高い金髪美人 パスカル。二人の間に女の子マノンちゃん。パスカルは幼稚園の先生ですが乗馬に長い年月凝っていてプロ。もちろん愛馬も持っているし週末は乗馬に出かけてしまいます。彼は釣りの名人。パスカルのお父さんが漁夫で鍛えられたから。彼小型船も持っています。干満の激しい週末には大きな網を抱え家の脇の海への道通ります。いつも誘ってくれて明日も又行くから用意しておいて。と。彼は海老だけでなく沖でその大きい網で腰まで使ってぼらとか運が良いと舌平目釣るのです。私一度長女と二人でいって海の偉大さと波に引き込まれるような眩暈を覚えとても怖い経験したので今まで彼と行った事ありません。おぼれかけた経験があるので水は怖いです。長女は魚釣り好きでその彼女が彼と学びました。一回ではなく幼い時から長年にもかけてです。次女も始めは。でもだんだん興味薄れ。彼女はそれより海が満ちてくると海が呼んでいるから泳いでくると言う方です。
スポーツの好きな方は競争心が強いですね。彼も同様。まあ沢山釣るのです。でもそれはスポーツの楽しさで自分は2匹 私達には 6匹程残して後は逃がしてしまい海の中でおなかを開いて海水の中で洗って私が庭から合図すると楽しそうに帰宅。海老も採ってきてくれます。プラゾータおじさんにはいつも二匹程おすそ分け。いつもすごく喜んでくれます。昔は自分で釣れたのでしょうが。
今朝市場でぼら見つけ購入しました。塩焼きにしても良いけれど私はおなかに臭み消しに少々ケーパをいれフェンネルの香りつけでパピヨット仕立てオーブンで焼きました。フェンネルの茎を又少々のトマトを入れて蒸し煮の付け合せ。でも新しい時は三枚におろし熱湯を皮側に注ぎ即凍り水の中にいれ身と皮の間の脂くささ除いた後たたき風にしても美味しいですよ。身はこりこりしています。
エリック新しく不動産の事務所開き忙しいのか今年は余り顔見かけません。今になって私も手ほどきして欲しいと思っているのに.



ブログランキング・にほんブログ村へ


海の風景と魚釣りの家。

2006-04-15 17:36:47 | 私の住む街とフランスの紹介





家の前の風景です。この海岸線の特殊な風景。海にはみ出した橋と小さな小屋 。潮の満ちてくる加減を見計らって網をおろし釣るもの。小屋はキャルレといいます。干満の多い海。昔はたくさん採れたそう。でも最近は。我が家の隣の私の父親のような優しいおじいさん。現在90歳 (私は早く父亡くしました。)このキャルレ所有し夏の長い午後彼の老犬と過ごしていました。時の止まったような風景。幸せに眺めていた私 。1999年のこの海岸を襲った大嵐で破壊。他の方の所有に。悲しい物語です。
天候の良いときには太陽のおかげで海はブルーに でも 複雑 牡蠣の育つ底の泥の海 潮の動きの加減で色が変化します。今日は透明ではなく。
海の表情の移り変わりは様々。見飽きません。潮の引いた時のセピアの海ははっとする美しさです。青い海の写真近くお届けします。







デリカテッセン レアールシェフからコメント頂きました。石川県にもこのような小屋存在 ぼら待ちやかた と言うそうです。確かにぼら(Mulet)が主に採れます。ぼらは近海の泥地の海のプランクトンを食料としているので。此処では小さな蟹も。
レアールシェフさんはいつも心暖かいコメントを残してくださいます。発泡スチロールを利用 包丁のみで彫刻家の如くの芸術作品作成。是非御鑑賞して下さい。シェフさんの作られたお料理いつか是非食べてみたいと思っています。
下の写真は娘が海で捕らえたぼらです。長女は御近所の魚獲りの名人に仕込まれ上手なのです。私は水が怖いから駄目。






ブログランキング・にほんブログ村へ




春を呼ぶほうれん草と白身魚のパイ

2006-04-14 11:32:03 | 魚貝料理 poissons












復活際も間近。何となくパイのようなものが作りたくなりました。パイシートを利用。(パットブリゼと異なりパットフイユテは時間がかかるので市販の丸いパイ側使用。)外側は切り落とし正方形に近付け中にほうれん草とマッシュルームを玉葱にんにくを加えバターで水気の出ないようにバターで炒め生クリームでつなぎエストラゴンも微塵切り 塩 胡椒で味付けたもの2/3をパイ皮に敷き白身の魚のムニエルをかさね残りのほうれん草の具を載せ包んだものに卵の黄身を刷毛で塗り200度のオーブンで25分ほど焼いた簡単なものです。切り落としたパイシートで飾りをつけて。今日はバスに乗り遅れると騒ぐ娘にいらいらして適当になりました。赤ピーマンあったので焼いている時に同時にオーブンに。(少量のオリーブオイルをふります)私はいつもこのようにオーブンの空間が残っているともったいないと思い何か焼きたい野菜入れてしまうのです。)ピーマンの薄皮は消化に良くないし焼いて薄皮取り除いたものとろける如くそれは美味なのです。バルザミコを使ったドレッシング。上に一寸中近東風にクミンを振りました。良く合うのですよ。クミンと良く合う庭のミントのはを添えてバラの花のイメージに。写真で中身が良く見えるように花の位置一寸遠いですね。ご家庭ではもっと近寄せてください。
本格的にパイを作る時水気が怖いという時はパイの上に薄いクレープを引くこともあります。

ブログランキング・にほんブログ村へ


娘のチョコレートケーキと復活祭

2006-04-13 14:45:10 | チョコレート菓子 chocolat


Parfait au chocolat et pépites de meringue


 Meringue のはいつた完璧なチョコレートが直訳です。
長女が作りました。御菓子食べたいものがあると喜んで作るのです。私より上手なのですよ。白身が良く混ざらなかったのかとは思わないで下さい。白い部分はメレンゲです。本当にチョコレートの濃い味。チョコレートのテリーヌと言う感じです。でも甘くはない。大人の味です。

 材料
チョコレート 150g
バター 150g
砂糖60g
卵2
メレンゲ 100g[お菓子屋さんで購入しました)
甘くないココアの粉大1

 作り方
1 チョコレートを湯煎で溶かしバターを加えます。
2 卵は白身と黄身に分けます。
3 黄身にカカオの粉と1を加え滑らかになるまで。
4 メレンゲを小さく砕きます。
5 白身を固く泡立て。
6 5を3に4を加え白身壊さないように混ぜます。
7 ケーキ型に流し冷蔵庫で約時間冷やします。

復活祭(日曜日の16日))を控えて街中チョコレートの装飾で埋まっています。
チョコレート屋さんではない私の村のパン屋さんの装飾ご覧になってください。もちろん皆自家製のチョコレートですよ。フランスの復活祭の雰囲気が伝わるとよいのですが。







ブログランキング・にほんブログ村へ



今年初めてのアスパラガス

2006-04-12 14:42:34 | 野菜 ベジタリアン料理 Légumes






今朝は普段のマルシェ。水曜と土曜日は街の中 露天のお百姓さん達で一杯です。特に土曜日は。今週の週末はパーク(復活祭を控えているからかなりにぎあうことでしょう。)
アスパラガス。私の大それも大好物。既に何週間も前からマルシェに出ていたけれど高価で余り美味しそうでもないので我慢して。でも今日は。どうしても食べたい。値段もお手頃。アスパラガス盛りになっても値段は余りは下がらないものだし。此処から遠くない Blaye(ブライ)の物は美味と有名です。そのワインと共に。ジロンド河のRive droit(右岸)。ルイ14世の建築家ボーバンの建築した城砦がまるで海のように豊かなジロンド川の河口を見下だし。向こう岸Rive gauche (左岸)にはメドック ポイヤック マルゴー等々のボルドーワインの宝庫が貴方を待っています。
アスパラガスの季節最初から最後まで食べています。白くて太いものが好みです。今日のものには一寸がっかりしました。新しい事は新しかったのですが独特の甘みとほろ苦さの調和に欠けていると思いました。
もう少し待った方が良いのかも。ポワンといってアスパラガスの先端は一番美味しいと言いそれのみのも売っていますよ。お値段はもちろん上がります。でも新しいアスパラガスは殆ど無駄なく食べられます。私はそのほうが好み。繊細な味からしっかりした軸までの味全部楽しめるから。塩と酢を入れた湯で湯がき熱いうちをビネグレットソースで食べる簡単な食べ方が最高です。
苺もフランス産の小さめのジューシー甘みと酸味の醍醐味のガリゲットが顔出してきました。でもまだ本当の味には一寸。
もう少し。もう一月経つとフランスのマルシェに出かけると苺のその甘酸っぱい薫りで酔ってしまいすよ。 今日マルシェでの野菜果物の春への衣替えの動き見てうれしく思いました。 春と言っても朝晩まだ肌寒いです。日中も陽だまりを去ると。春爛漫の日の到来心からお願い。

ブログランキング・にほんブログ村へ