クラシック 名盤探訪

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とっておきの名盤 その47 J.S.バッハ チエロとチェンバロのためのソナタ全集

2006年10月14日 | とっておきの名盤「室内楽曲」
「チエロのプリンス」と呼ばれたフルニエの、気品に溢れた精神性の深い演奏にまず惹かれる。
フランスを代表するチエリストで1953年には、レジョン・ドヌール勲章を受けている。
バッハは彼の得意とする分野で、「無伴奏チエロ組曲」をはじめとして、どれも一級の演奏を残している。
チェコ生まれの女流奏者ルージィチコヴァも、バッハの名手だけあってフルニエとの息の合った演奏は素晴らしい。
この盤に含まれる曲は、どれも夜更けの静かなひと時に耳を傾けて欲しい、とっておきの癒しの名品といってよい。
とにかく何度聴いても飽きが来ない、お勧めの一枚だ。
次点として、ヴィオラ・ダ・ガンバによる名演奏を挙げておく。
・ピエール・フルニエ<チエロ>、スザナ・ルージィチコヴァ<チェンバロ> <ERART>
・ヴィーラント・クイケン<ヴィオラ・ダ・ガンバ>、グスタフ・レオンハルト<チェンバロ> <EMI>